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【全賃連載】SNS集客、中小企業に勝機

物件登録と広告出稿

不動産DXで実現する「顧客ファースト」第3回


当社常務庭山が全国賃貸住宅新聞に寄稿している連載記事です。
提供元: 全国賃貸住宅新聞社

テレビがキングオブメディアの時代は終わった。平成の時代では「顧客はマスメディアで認知し、インターネットで検索し、来店して購入する」と言われていた。不動産会社もまた、テレビコマーシャルで知名度があり、SEO(検索エンジン)にも強いポータルサイトに掲載することが王道だった時代だ。

レコメンド時代へ

しかし令和は違う。30代以下の層がネットを利用する時間はテレビの2~4倍になった。ネットの中でも、特に若年層が好むSNSでは、人によってカスタマイズされた情報が表示されることが特徴的だ。例えば「ユーチューブ」で車の動画を見たら、車の動画がお勧めされるようになる。

賃貸住宅のメインターゲットとなる若年層は「おすすめで商品を認知し、そのまま問合せや契約に至る」のだ。これを私は「レコメンド(お勧め、推奨)時代への変化」と称している。

実はレコメンド時代は、中小企業が希望を持てる時代である。高い広告費を払わずとも、SNSを使いこなせれば勝機があるのだ。

インスタ、難易度低

「今からSNSと言われてもどれが良いか分からない」という声も多い。今からSNSを始めるなら、「インスタグラム」がおすすめだ。「ユーチューブ」、「ティックトック」もできるに越したことはないが、動画投稿は難易度が高く挫折する人も多いため、画像だけでも投稿できるインスタグラムが始めやすいだろう。なお2023年に当社が実施した調査では「今後住まい探しに使いたいSNS」はインスタグラムが54.2%で1位であり、顧客ニーズも高い。

まず、アカウント開設時に重要なことは、「名前に検索対策ワードを入れること」だ。インスタグラムで「新宿 1人暮らし」と検索した時に表示されるのは、名前にそのワードが入ったアカウントに限られる。不自然にならない範囲で、ターゲットが検索しそうな単語をなるべく多く含む名前が良い。

また、プロアカウントへの切り替え設定も行ってほしい。無料で閲覧数や年齢・性別などのデータ分析が可能になる。

無料で画像加工

画像を作成するからといって、いきなりプロ級の機材・編集ツールをそろえる必要はない。機材への慣れが必要で投稿のハードルが上がるからだ。撮影にはiPhone12以降のモデルなら十分だ。会社で用意するとしても、中古なら1台5万円前後で購入できる。

撮影後はデザインツール「Canva(キャンバ)」などを使えば無料でデザインが可能だ。「不動産」と検索すれば、物件紹介や見学会案内のテンプレートが複数見つかる。画像と文言を差し替えれば、統一感のあるコンテンツを作成可能だ。できるだけ手間を減らし継続可能な運用にすることも、SNS活用ではとても重要だ。

今回は主に準備すべきことをお伝えしてきたので、次回は具体的な投稿内容に話を進めたい。目指すべきはターゲットとする顧客の好みに合わせた「ショーウィンドウのような世界観」だ。投稿から来店につなげるために、撮影や画像作成のノウハウをご紹介する。

いえらぶGROUP 共同創業者・常務取締役 庭山健一


マンションデベロッパーでの経験を生かして、2008年にいえらぶGROUPを設立。不動産業務支援システム事業、受託開発事業など営業人を統率。14年に常務取締役に就任。

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