全宅?全日?ハトとウサギの違いはなんだ?
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ハトとウサギは協会のシンボル!
不動産業に携わっている方々であれば“ハトマーク”や“ウサギマーク”といった言葉をよく耳にするかと思います。
どの不動産業者も“ハトマーク”と”ウサギマーク“をシンボルマークに掲げた保証協会のいずれかに加入している、と言ってもよいでしょう。
今回はそんな“ハト”と“ウサギ”の違いを知りましょう。
そもそも保証協会って?
さて、ハトとウサギですが、こちらはそれぞれ全国宅地建物取引業保証協会(通称:全宅)と全日本不動産保証協会(通称:全日)のシンボルマークになります。
保証協会には、宅建業法で定められているやらなければいけない業務があります。
苦情解決業務、弁済業務、研修業務などなどありますが…実は不動産会社がこれを知る必要はあまりありません。
保証協会に入会すると、いろいろなメリットがあるんだな、ということを知っていれば十分でしょう。
宅建業を始めるコストが大幅に抑えられる
不動産業を始める際、宅建業免許を取得したのちに供託する必要があります。
これは営業する上での保証金を納めるということなのですが、もし協会に入っていない場合、法務局に1000万円を預ける必要があります。
なかなか大きな額ですよね。
これが協会に入会している場合は、協会に60万円を預けるだけでいいのです!
これだけで、協会に入る大きなメリットがあると言っていいですね。
https://ielove-cloud.jp/blog/entry-04201/
情報の要、レインズを使える
保証協会に入るもう一つの大きなメリットは、レインズを使えるようになることですね。
どの不動産会社もレインズを必ず利用している、と言っても過言ではないかもしれません!
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営している、不動産業界全体の不動産情報が集約されたコンピューターネットワークです。
不動産の取引をする際、まず参考にするのがこのレインズなのです。
二つの協会のどちらに加入したとしてもレインズが使えます。

ハトとウサギは何が違うの?
ほとんどの不動産会社が保証協会に入っているのは、こういったメリットがあったからであることがわかりましたね。
それでは、このハトとウサギの違いについて見ていきましょう。
規模が違う
規模に関して言うと、ハトマークの全宅の方が大きくなっています。
ハトマークの全宅は全国の不動産会社のうち8割が入会していると謳っているほどで、とてつもなく大規模な組織となっていることが分かります。
では、
「多くの不動産会社が利用しているから、ハトマークの全宅が絶対に良い!」
ということなのかというと、必ずしもそういうわけではありません。
続きを見ていきましょう。
歴史が違う
歴史に関して言うと、ウサギマークの全日の方が古くからの歴史を持っています。
ウサギマークの全日は1952年に設立された、不動産業界最古の歴史を誇った組織になります。
2019年現在、67年という古くからの歴史があるということは、全宅との大きな違いと言えるかもしれません。
では、
「最古の歴史に裏打ちされた、信頼が厚く・ノウハウがたまっているであろうウサギマークの全日が絶対に良い!」
ということなのかというと、やはりそういうわけではありません。
入会費用が違う
入会費用に関して言うと、こちらはウサギマークの全日の方が少し安くなっています。
例えば、東京都で入会する場合、ハトマークの全宅の方は入会費に約160万円かかりますが、ウサギマークの全日の場合だと約140万円で済みます。
少しだけウサギマークの方が安いですね。
こちらは時期やタイミングによって入会費の変動はあれど、基本的には全日の方が安く済むようです。

まとめ
ここまでハトとウサギの違いを見てきましたが、実は本質的な違いというのはありません。どちらに入会しても、大きなメリットを得られることは、ほとんどの不動産会社が入会していることが証明していると言えるでしょう。
大事なのは、それぞれの会社が自分に適している協会をしっかりと調べて選ぶことです。
先ほども少し述べましたが、時期によって入会金が異なったり、キャンペーンを行なっていることもありえます。入会を考えている際は、事前の調査を怠らないようにしましょう。
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