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不動産会社がLINEを有効活用するコツとは?利用の流れやできることを解説

▼LINE公式アカウントの開設・活用方法が分かる!
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日常生活では、すっかり利用が定着したLINEですが、ビジネスツールとしても活用できることをご存知でしょうか?実際に不動産業の現場でも利用されて、効果を発揮しています。

今回は、不動産でLINEを活用するメリットや活用開始までの流れ、できることなどを解説します。

今日は何時に帰れる?

LINEを活用するなら公式アカウントがおすすめ

不動産会社がお客様との連絡手段としてLINEを使う際には、LINE公式アカウントを設定するのがおすすめです。

LINE公式アカウントは、企業やブランドが顧客と直接コミュニケーションを取るためのプラットフォームです。通常の個人アカウントとは異なり、ビジネスに特化した機能が豊富に用意されています。

また、公式アカウントは企業としての信頼性を高めます。そのため、個人アカウントよりも顧客が連絡先を教えることのハードルが下がるでしょう。

不動産会社が公式アカウントを活用することで、顧客との信頼関係を築き、効率的な情報発信を行うことができます。

公式アカウントの主な特徴は以下の通りです。

機能 説明
メッセージ配信 リストを作成し、一斉配信できます。新着物件の紹介や、キャンペーン告知に適しています。
リッチメッセージ 画像やリンクを含むリッチメッセージを送ることで、視覚的に訴える広告を配信できます。
自動応答 FAQや簡単な問い合わせに対して、自動応答機能を設定することで、24時間体制で顧客対応ができます。
データ分析 メッセージの開封率やクリック率などのデータ分析が可能です。
LINE広告との連携 公式アカウントはLINE広告と連携することで、ターゲットユーザーへのリーチを最大化することができます。広告から公式アカウントへの誘導もスムーズに行えます。
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不動産会社がLINEを活用すべき理由

不動産業で一体どのようにLINEを活用するのでしょうか?

LINEは国内人口の約8割がよく使っている

LINEが今までの通信手段に比較してすぐれている点は、以下のように数多くあります。

LINEは、日本国内において圧倒的なシェアを誇るメッセージングアプリです。LINE公式サイトによると、2024年3月時点での月間アクティブユーザー数は9,700万人です。日本の総人口が約1億2,500万人なので、約8割の日本人がLINEを活用している計算になります。

これだけ多くの人々が利用しているプラットフォームを活用することは、不動産仲介会社にとって大きなメリットがあります。

まず、LINEを通じて情報を発信することで、より多くの潜在顧客にリーチすることができます。特に若年層から中高年層まで幅広い年齢層が利用しているため、多様なターゲット層に対して効果的なアプローチが可能です。

さらに、LINE公式アカウントを利用することで、メッセージの配信やクーポンの提供、チャットでの問い合わせ対応など、多岐にわたるコミュニケーション手段を使うことができます。
参考:LINEをビジネスで活用するには - LINEキャンパス

LINEでのやりとりは顧客に求められている

現代の顧客は、迅速かつ手軽なコミュニケーションを求めています。

不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC) の調査では、顧客が不動参会社に問い合わせて満足したことの第1位は「問い合わせに対するレスポンスが早かった」ことです。

また、第3位には「物件の提案や追加の連絡などをしてくれた」がランクインしています。このことからも、顧客は丁寧でスピーディーなコミュニケーションを求めていることが分かります。

LINEでのやりとりは、電話やメールよりも気軽に行えるため、顧客からの問い合わせや相談に対して迅速に対応することが可能です。物件の詳細情報や内覧の予約、契約に関する質問など、迅速な対応が求められる場面が多い不動産会社に適したツールと言えるでしょう。
参考:不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC) 2022年10月次

利用する際の注意点

これらの利便性の反面、注意すべき点もあります。

まず、何でも送ってはいけないということです。自分に関連性の薄い情報も含めて、何度も繰り返し情報が送られてくると、お客様はそのアカウントをブロックしてしまいます。

ブロックの理由は「発信回数が多すぎる」「自分に関係ない」「もう利用しない」などが多く、ブロックされたアカウントの情報は見てもらえなくなります。これを防ぐために、発信する情報の内容と頻度をよく検討するのが重要です。

また、発信内容の公私混同にも注意が必要です。追客や契約の打ち合わせのつもりが、私的な内容に偏りすぎていて、お客様から嫌がられてしまうこともあります。

また、LINEのやりとりは社内のスタッフで共有するのに難点があります。

管理者アカウントでチャットの内容を見られますが、そのお客様と自社の顧客データベースの情報が一致させられず、追客などの際に効率が悪い場合があるのです。

この問題を解決する方法は後述します。

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不動産会社がLINEを有効活用する方法

では実際に、LINEを業務に活用する方法と流れをご紹介しましょう。

LINEのビジネス活用準備

まず、LINEをビジネスに活用するための準備は以下です。

・自社のLINE 公式アカウントを開設する
・LINEの管理画面からアカウント認証の申請をする
・QRコード読み取りなどで、テスト追加をしてみる
・追加した人のトークに通知が来ればOK

認証済みアカウントは、LINEの審査を通過したアカウントのことで、お客様がアカウントを見つけやすくなるなど、いくつかのメリットがあります。

ここまで完了したら、ホームページなどでLINEアカウントを宣伝し、お客様に友達登録をしてもらいましょう。

友達追加の導線を作る

友達追加の導線を作ることは、LINE公式アカウントを効果的に運用するための重要なステップです。

せっかく公式LINEを作っても、来店時にしか案内できないと効果は半減してしまいます。不動産仲介業であれば、自社ホームページやポータルサイト、マイソク、メールなど、顧客が物件を探すときに目に留まりそうな場所に友達追加の導線を作っておくと、反響が来た段階からLINEでのスムーズなやり取りをできるようになります。

それぞれの導線の作り方は、下記の資料で説明しています。

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自動応答を設定する

自動応答機能を設定することで、顧客からの問い合わせに迅速に対応することができます。特に不動産仲介業では、物件情報や内覧予約、契約に関する質問が多く寄せられるため、自動応答機能を活用することで顧客満足度を向上させることができます。

定型文の設定:
よくある質問や基本的な情報については、定型文を設定して自動で返信できるようにします。これにより、顧客が必要な情報をすぐに得られるようになります。

チャットボットの導入:
より高度な対応が必要な場合には、チャットボットを導入することも検討しましょう。チャットボットはAIを活用して、複雑な問い合わせにも対応できるため、顧客対応の効率化が図れます。

こちらも具体的な設定方法は資料で解説しています。

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リッチメニューを設定する

リッチメニューを設定することで、顧客が必要な情報やサービスに簡単にアクセスできるようになります。リッチメニューは、LINE公式アカウントのチャット画面下部に表示されるメニューで、タップするだけで各種コンテンツにアクセスできるため、顧客の利便性を大幅に向上させることができます。

メニュー項目の設定:
物件情報、内覧予約、キャンペーン情報、問い合わせなど、顧客がよく利用する機能をメニューに設定します。

ビジュアルデザイン:
リッチメニューのデザインにも工夫を凝らし、視覚的に魅力的なものにすることで、顧客の利用意欲を高めることができます。

定期的な更新:
リッチメニューの内容は定期的に更新し、最新の情報やキャンペーンを反映させるようにしましょう。これにより、顧客が常に最新の情報を得られるようになります。

このようにLINE公式アカウントを有効に活用することで、顧客とのコミュニケーションを強化し、来店率や成約率を向上させることができます。適切な準備と導線の設置、自動応答やリッチメニューの活用を通じて、顧客満足度の向上を目指しましょう。

事例:LINE連携を活用して成約率を2倍に、来店キャンセル率は3割削減!

Q. LINE連携を導入した後の効果を教えてください。

現在は約7割のお客様とLINEでやり取りをしています。成約率は2倍以上になっていますね。10件のお問い合わせがあった場合、以前は1~2件しか成約になっていませんでした。しかし、今では10件のお問い合わせのうち、3~4件は成約になっています。

来店率も結構改善していて、いえらぶCLOUD導入前は30%だったのが、今は50%くらいまで上がっています。

やはり、LINEで気軽にやり取りできるのが大きいと思っています。

またLINEだとレスポンスが早くなるので、来店のキャンセル率が下がりました。やり取りのペースが遅いと、突然返事が返ってこなくなり、そのままキャンセルになるお客様がいるんです。その点、LINEではすぐに返事ができますし、気軽に質問をしてもらえるので、連絡が途絶えてしまうことが減りました。3割くらいは減りましたね。

https://ielove-cloud.jp/case/detail87/

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不動産のLINE活用なら「いえらぶCLOUD」が効果的

LINEを活用していくうえでは、顧客情報を管理するデータベースとLINEが連動しているのが理想ですが、それを実現したのが不動産専門の業務支援システム「いえらぶCLOUD」です。

自社ホームページとLINEの連動が可能

いえらぶが提供する不動産向けテンプレートホームページを導入すると、自社ホームページから手軽にLINE集客できるオプションが無料でついてきます。

250種以上の豊富なデザインテンプレートから制作するオリジナル性の高いホームページで、LINEからのお問い合わせを簡単に受け付けられます。

詳細は以下をご覧ください。https://ielove-cloud.jp/news/entry-460/

顧客管理システム(CRM)とLINEの連動も可能

顧客管理システム(CRM)とは、顧客情報の管理、追客を効率化することで、より手厚い顧客対応をおこなうための機能です。

「LINEの友だち連携」を設定すると、友だち追加された顧客は「いえらぶCLOUD」に自動登録され、顧客管理システム(CRM)によって、より効果的な追客とCX向上が実現します。

以上のように自社ホームページと顧客管理システム(CRM)がLINEと連動することによって、LINEを通した反響登録から追客までをいえらぶCLOUD上で一気通貫でおこなうことが可能になります。

もうLINEの履歴を、毎回データベースに手入力する必要はありません。さらにこの機能を活用すれば、LINEと連携した自動物件提案も可能です。

>>いえらぶCLOUD  顧客管理機能(CRM)とLINEが連動

いえらぶCLOUDは、顧客管理システム(CRM)のほか売買、賃貸のあらゆる業務に対応し、充実した機能をそなえたオールインワンパッケージです。

導入予算を軽減できるIT導入補助金申請のお手伝いもおこなっていますので、ぜひ一度チェックしてみてください。

まとめ

本記事では、不動産会社がLINEを活用するメリットや利用の流れ、できることを解説しました。

今お客様にもっとも届くメディアであるLINEをフル活用するためにも、ぜひいえらぶCLOUDの利用をご検討ください。

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いえらぶCLOUD紹介資料

株式会社いえらぶGROUP

この記事を書いた人いえらぶ編集部

全国15,000社の不動産会社の業務効率化や売上アップをサポートする中で得たノウハウを日々発信中。SNS集客やBPOサービスなど、最新の情報もどんどん発信していきます。

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