ITシステムを導入して賃貸契約をオンラインで完結するには?
目次
不動産会社を経営している事業者なら、賃貸契約をオンラインでおこない効率的にしたいと検討してる方もいるでしょう。
オンライン上で賃貸契約をすることが可能になれば、オンライン内見やIT重説、電子契約などが可能になりますので、大幅な業務の効率化が見込めます。
賃貸契約をオンラインでおこなうことの特徴や方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
賃貸の内見業務にオンラインを導入するメリット・デメリット
不動産会社にとって賃貸業務で重要な内見ですが、以前まではお客さまと一緒に物件を確認する業務が必須でした。
しかし、昨今はオンラインでの内見を実施して、オンライン上で契約までおこなう方も増加しています。
<オンライン内見とはなにか>
オンライン内見とは、パソコンやスマホを使用してオンライン上で内見や内覧をおこなうことで、実際の物件を確認する時間や手間を省ける特徴があります。
従来の内見は、実際に物件の確認や内見をおこなうことが一般的でしたが、現在はオンライン上で手軽に可能になったことから、オンライン内見を導入する不動産会社が増加しています。
<オンライン内見のメリット・デメリット>
オンライン内見の最大のメリットは「時間を効率的に使うことが可能で、遠方のお客さまへも詳細の情報を伝えることができる」ことです。
さらに、オンライン内見を導入することで、時間の関係で店舗に足を運べないお客さまへも提案が可能な点から、見込み客の増加を図ることが可能です。
不動産会社の全体的な業務効率が上がることから、オンライン内見を導入するメリットは非常に高いでしょう。
一方、オンライン上になりますので、通信状況が1番のデメリットになることが考えられることから、不動産会社の通信状況が良好でも、お客さまの通信状況が悪ければオンライン内見で支障が出る可能性が高くなります。
通信状況の対策は必須になるので、事前にお客さまへ通知をするなどの工夫が必要になるでしょう。
また、オンライン上での内見になりますので、物件情報を詳細までお客さまへ伝えることが重要になります。
具体的には、物件の広さをオンラインの内見者へわかりやすくするためにメジャーを活用したり、一般的なベットの大きさにカットした段ボールを置くなどです。
ほかにも、お客さまと中継でオンライン内見をおこなう場合は、実際に周辺も歩いてみると、地域の雰囲気が伝わりやすくなるのでおすすめです。
<アンケート結果でオンライン内見を希望するお客さまが約8割>
昨今はコロナウイルスの影響により、オンライン内見を実施したいと考える方も多く、内見希望者だけではなく不動産業者の間でも需要が高くなっています。
全国宅地建物取引業協会連合会と公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会が一般消費者を対象にアンケートを実施した「住居の居住志向及び購買等に関する意識調査」の結果によると、約78%以上のお客さまがオンライン内見を希望していることがわかります。
このように、オンライン内見を求めてる方は年々増加しているのです。
以下の記事では、オンライン内見の成約事例についてもご紹介しています。
>>オンライン内見はメリットがいっぱい!導入方法や注意ポイントをご案内
賃貸業務のオンライン化を加速!IT重説のメリット・デメリット
従来の契約業務では、契約書の作成や重要事項説明を対面でおこなう必要がありましたが、IT重説でこれまでよりも効率的に業務を遂行することができます。
IT重説を不動産会社が取り入れるメリットやデメリットを解説しますので、参考にしてください。
<IT重説とはなにか>
IT重説は、オンラインでおこなう重要事項説明のこと。
そもそも、重要事項説明は宅地建物取引士の資格を保有する資格者でしか、重要項目を直接お客様へ説明することができません。
従来の業務では、契約時に宅地建物取引士が直接お客さまへ説明していましたが、ITの技術が向上した影響でオンラインでおこなうことが可能になりました。
>>徹底解説重要事項説明とは?抜け漏れを排除して契約後のトラブルを防ごう
<IT重説の注意点とメリット・デメリット>
オンラインで重要事項説明をするメリットは、遠方にいるお客さまへも手軽に説明をすることが可能なため、移動時間の短縮や日程調整の手軽さによって業務の効率を向上させることです。
また、IT重説は録画をすることで記録が残りますので、トラブルを避けるためにも活躍するでしょう。
デメリットは、不動産会社の環境を整えて、しっかり個人情報を漏洩させないためのセキュリティ対策の設備が求められます。
<IT重説を今後も利用したい方が約半数>
国土交通省が実施したアンケート調査「説明の相手方向けアンケート集計概要」によると、約半数のお客さまが「今後もIT重説を利用したい」と答えています。
その理由としては、「店舗に出向く負担がなくなるから」「重説の内容のほうがわかりやすいから」「やりとりが録音・録画されやすいから」などがあります。
一方利用したくないと答えた割合は7.1%のみなので、今後もIT重説の活用は広がっていくと予想されます。
賃貸業務の電子契約をオンラインでおこなうメリット・デメリット
電子契約は法改正がおこなわれたことにより、これから完全に施行されることになっています。
電子契約を導入するメリットやデメリットを解説しますので、参考にすることで業務の効率化をすることができるでしょう。
<電子契約の概要と現状について>
電子契約とは、電子署名や電子文書を使って締結する契約のこと。
現在は、一部の契約がまだ書面での交付が義務付けられていますが、2022年5月には解禁されて全面的な電子契約が可能になる予定です。
https://ielove-cloud.jp/blog/entry-04269/
<電子契約の注意点やメリット・デメリット>
電子契約のメリットは、契約書類を発行する時間や手間と契約書面を保管するスペースがなくなり、業務の効率化を期待できる点があります。
さらに、コスト削減も可能になることから電子契約を導入することで大幅に不動産会社の経費を削減できますので、電子契約の導入はおすすめです。
デメリットは、セキュリティ上のことが懸念されますので、しっかりとしたセキュリティ対策が必要なことです。
<アンケートでは賃貸入居の契約時に「電子契約を選択したい」方が約7割>
2021年6月に賃貸契約をしたお客様に賃貸契約についてのアンケートを実施したところ、約70%以上が電子契約をしたいと回答しています。
また不動産会社を対象とした電子契約を導入するアンケート結果も、80%以上が導入したいと回答していることから、電子契約はお客さまと不動産会社にとって需要が高まっているといえます。
<電子契約を導入するならいえらぶCLOUDがおすすめ>
電子契約を導入するならサービスを検討すると思いますが、いえらぶCLOUDの電子契約ならオンライン上で契約業務を完結することが可能です。
また、オンラインでの内見業務や、IT重説も可能なため、電子契約を導入する場合も業務効率が全体的に向上することが期待できるでしょう。
さらに、いえらぶCLOUDなら豊富なサービスが豊富でVRコンテンツ作成機能、WEB接客、電子契約などサービスが充実しています。
賃貸契約をオンラインでしたいと検討しているなら、いえらぶCLOUDを導入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
賃貸契約は、オンラインでも可能です。
オンライン内見やIT重説、電子契約を導入して、業務の効率化をめざしましょう。
いえらぶCLOUDは豊富なサービスにより、不動産業務を全般的に楽にすることが可能です。
ぜひ、いえらぶCLOUDの導入をご検討ください。
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