【不動産会社の経営者】年収やメリット・デメリット、成功の秘訣を解説!

目次
▼【失敗を防ぐ】不動産開業に向けた準備を徹底解説!
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昨今の不動産業界は、「既存住宅の流通市場について、指定流通機構レインズにおける令和2年度の成約件数が増加傾向にある」ことからも消費者のニーズが高まっていることがわかります。年々、業界全体の市場規模が上昇傾向にあるので、興味をお持ちの方も多いでしょう。
本記事は、不動産会社を開業して経営者を目指す方へ年収を上げるポイントや、経営者になるメリットとデメリットを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

不動産会社の経営者の年収と給与所得との比較
現在、会社員の方が本記事を見ている可能性が高いと思いますが、不動産会社の経営者になった場合は年収がどの程度になるのか、会社員の給与所得と経営者の事業所得(役員報酬)の違いを知りたい方も多いと思いますので、比較検証します。
不動産会社経営者を目指されている方は参考にしてください。
不動産会社経営者の年収が高くなる理由
2021年に開催された東京オリンピックの影響もあり、不動産の価値が高まっています。不動産は長期的な資産運用を目的とした高額投資する消費者も増えているため、投資家が多く参入する業界でもあります。
さらに、コロナウイルスの影響もありましたが、不動産業界は安定した市場であるため、人気が上昇しています。世界的に深刻な事態でも、長期的に安定した収益が見込める不動産のニーズが高まっているため、不動産会社経営者の年収は高くなる傾向にあります。
開業するまでの手順はシンプルです。不動産会社の経営者を目指すなら、一通りの理解と把握をしておきましょう。
不動産会社の経営者と会社員の年収に大きな違いがある理由
世間のイメージとして「経営者の年収は高い」というイメージがあることから、誰でも経営者に憧れたことがあるでしょう。
経営者と会社員では根本的な違いがあります。経営者は会社の売り上げが増加する毎に経営者の年収(役員報酬)も増加するのに対し、会社員は会社の売り上げの増加に関係なく、会社の売り上げの一部を給与として受け取ります。
納税方法も異なり、会社員は「源泉徴収」、経営者は「確定申告」で納税するため、会社員は毎月の税金を差し引かれた後の給与を受け取りますが、経営者は確定申告までに使用した会社の経費を差し引いた金額を納税するため、後から返ってくる金額が多くなります。
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不動産会社の経営者を目指すための方法
不動産会社の経営にあたって手順を一通り把握しておきましょう。開業の手順は意外とシンプルです。開業は決して難しいわけではありません。
開業までの手順は以下の通りです。しっかりポイントをおさえましょう。
①業務形態の選択
不動産業での開業を決めても、さまざまな業態が存在します。
主な業態は次の3種類です。
・賃貸仲介
・売買仲介
・賃貸管理
新規参入であれば、賃貸仲介か売買仲介で開業するケースがほとんどです。賃貸仲介であれば初期費用を比較的安くすることができます。
②事務所の選定
事務所として使用する物件を探さなければなりません。
立地や家賃など希望に合う物件を探すのに、1ヶ月程度を想定しておきましょう。いくつかの候補物件の中から、開業の準備を開始してから2ヶ月目の初週あたりを目安に決定するとよいでしょう。
物件が決定してから、内装や外装の工事を行う必要があります。不動産屋は、比較的シンプルな内外装になることが多いですが、それでも1ヶ月半ほどかかるでしょう。2ヶ月目に着工すれば、完成は3ヶ月目の半ばあたりになるでしょう。
自宅を事務所にすることもできます。開業するにあたって、自宅の間取りや設備に基準が設けられているので注意が必要です。しかし、自宅を事務所として開業した場合、大幅なコストカットに繋がります。是非、一度ご検討ください。
工事が完了したら、複合機やPCをはじめとする、事務所内備品の準備が必要になります。
以下の記事を読んで、不動産事務所のチェックポイントを押さえましょう!不動産業事務所の設置要件とは?開業時審査のチェックポイントを紹介!
③会社設立
不動産業は、個人事業主として開業することもできますが、法人として開業することを強くおすすめします。社会的信用に大きな差が出るためです。顧客獲得にも金融機関から融資を受ける際も有利でしょう。税金の面でも、一定の利益や規模が確保できれば、法人の方が優遇されます。
将来的な事業規模拡大を視野に入れても、開業時から法人として設立することをおすすめします。
④宅建資格と宅建免許の取得
宅地建物取引士(宅建資格保有者)は、個人事業主か法人であるか関係なく必要です。
事務所には、5人につき1人の宅地建物取引士が必要です。5人未満で開業する際も、1人の宅建士が必要です。代表者自ら、宅建士を担うことも可能です。宅建士がいない場合は、資格を取得するか宅建士を外部から採用する必要があります。
宅建士が用意できたら、宅建免許を行政庁から取得しましょう。
以下の記事では、宅建士資格についてさらに詳しく紹介しています。参考にしてみてください。宅地建物取引士の資格は不動産開業に必須?難易度や受験概要と取得のメリットを解説
⑤保証協会への加入
不動産業では、万が一、顧客との間で取引上のトラブルが発生した際の損害賠償として、開業時に営業保証金として1,000万円を法務局に供託することが義務付けられています。
しかし、保証協会に加入し、弁済業務保証分担金60万円を納付すれば、営業保証金1,000万円の供託が免除されます。
営業保証金の負担は新規開業者にとって、大きな負担になるでしょう。保証協会への加入は、必須ではありませんが、負担を大幅に軽減するために加入しておいた方がよいでしょう。
保証協会も主に2つの協会があります。以下の記事ではそれぞれの特徴や違いを解説しています。参考にしてみてください。【不動産の保証協会】全宅?全日?ハトとウサギの違いはなんだ?
⑥開業
上記5ステップの開業準備には、4ヶ月程度かかることが想定されます。現代の不動産業界を勝ち抜くためには、Web上での集客も必須です。自社ホームページ制作も開業準備1ヶ月目から始めておく必要があります。
アクシデントも考慮し、余裕を持ったスケジュールで開業準備にあたりましょう!
また、開業直後は売上が不安定になることが想定されます。繁忙期前に店舗をオープンするようにしましょう。不動産業界の繁忙期は1月から3月。秋辺りに開業準備に取り掛かることをおすすめします!
開業までの手順はシンプルです。不動産会社の経営者を目指すなら把握しておきましょう。個人事業開業の流れや問題の解決方法について解説します!

不動産会社の経営者になるメリット・デメリット
不動産会社の経営者になる前にメリット・デメリットやリスクを事前に知っておくことで、しっかりと対策ができるので、きちんと把握しておくことが大切です。
そこで、不動産会社の経営者を目指す前に知っておきたいことをまとめますので、参考にしてください。
不動産会社の経営者になるメリット
不動産会社最大のメリットは「成約した際、取引のリターンが大きい」ことです。
不動産業界は高単価な案件に関わることが非常に多く、1億円を超えるマンション1棟の不動産売買や、小さな金額の案件でもワンルームマンションの売買で数千万円と、基本的に取引額が高い案件に関わります。
そのため、利益を確保しやすく、会社の売り上げも増加しやすいのです。会社の増収増益は、経営者の収入も増加することに繋がり、年収が高額になります。
業態や開業する地域によって、個人差はありますが、開業当初の年収は平均600万円と言われています。
取り扱う商材が不動産であることから、1案件で動く額が高額である印象があるかもしれません。しかし開業当初は、新規顧客の獲得、お客様との信頼関係の構築等で多くの時間が必要になります。
一般的に不動産会社としての収入が安定するまで5年ほど必要であると言われています。はじめの目標として、不動産業界の平均年収446万円を目指しましょう。
不動産業界は、実務経験を積めば大きな年収アップを見込める業界です。時間をかけて、地道に高めていきましょう。
不動産会社の経営者になるデメリット
デメリットは成約が決まらない場合、売り上げに繋がらず倒産する可能性があります。会社は収入がないと、資金繰りで会社経営の継続が困難になります。成約しなければ会社の売り上げに繋がることもなく、経営者の年収も上がらないので、「成約ができる戦略を組むこと」がカギになります。
また、成約に繋がる集客がうまくできないと経営者の年収も上がらず、ランニングコストの負担が大きくなるリスクがあります。
そのため、独自の集客戦略について、開業前にしっかり考えておく必要があります。
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不動産会社の経営者で稼ぐには?
不動産会社を開業して大きく稼ぐためには、ポイントがいくつかあります。「年収を上げる」ポイントを知ることは、年収を上げるヒントにもなるでしょう。ここからの内容は、不動産会社を設立して稼ぎたい方にとって必見です。
不動産の経営者で稼ぐポイント①初期費用を抑える
不動産会社の経営者として稼ぐために、開業時の初期費用は必ず抑える必要があります。開業資金の負担は仕方ないことですが、事務所の設置費用やランニングコスト(通信費や家賃など)を抑えることで初期費用を抑えることが可能です。
また、初期費用で浮いた分を他の必要経費に回すことで効率よく業務を遂行することができます。
以下の記事では、具体的に必要な開業資金の額から、調達方法を解説しています。不動産開業・独立の資金はいくら必要か?資金の準備と行うことを解説!
不動産の経営者で稼ぐポイント②集客を効率よくおこなう
不動産会社が売り上げを増加させ、経営者の年収を上げる方法において、「集客」は必ず必要になるポイントです。集客がうまくいかなければ、会社の売り上げを増加させることができません。最終的に、倒産に追い込まれてしまいます。
集客が効率良くできるなら、会社の売り上げも増加し経営者の年収も比例して増加するので、集客は不動産会社にとって生命線とも言える非常に大切な業務です。
そこで、不動産業界で定番の集客方法をいくつか紹介します。
自社ホームページ
自社ホームページを訪れるお客様は、最も成約率の高いお客様です。
確実に成約率に繋げる為には、お客様にホームページを見つけてもらうためのSEO/LPO施策が重要になります。
サイトに訪れていただいた後も、UI/UX施策で、訪問者に満足してもらう場を整備する必要があります。
自社ホームページはポータルサイトとは異なり、掲載料がかからないため、コストパフォーマンスが最も高い集客方法です。
ポータルサイト
オンラインで不動産を探している人が最も多く集まる場がポータルサイトです。
そのため、物件情報の出稿は欠かせません。
しかし、ポータルサイトでは同じ物件でも、ネームバリューが高い大手不動産会社が有利になります。また、複数ポータルサイトにいちいち物件情報を入稿する必要があるため、多くのヒューマンリソースを費やす必要があります。
ポスティング
ポスティングとは、物件情報が多く掲載されたチラシ(マイソク)をポストに投函する集客方法を指します。
特徴として、地域や顧客層などターゲティングしやすく、オンライン集客とは異なり、触れた人の目に留まりやすいです。
チラシの印刷品質にこだわらなければ、A4チラシ1種類3〜4万円に費用を抑えることができます。
以下の記事では、より多くの集客方法をご紹介しています。【不動産の集客方法14選】集客に欠かせないポイントを紹介
不動産の経営者で稼ぐポイント③不動産テックの導入
不動産テックとは、不動産で用いられるITテクノロジーのことです。ITシステムを不動産会社に導入すれば、非常に効率よく不動産会社経営者の年収増加が可能になります。
そこで、ITシステムを導入するなら「いえらぶCLOUD」がおすすめです。
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不動産会社経営を目指すなら、いえらぶCLOUDを導入するメリットはたくさんあるので、ぜひ検討してみてください。
以下の記事では、「不動産テックとは何か」から導入メリットや具体的なサービス内容まで詳しく解説しています。不動産テックとは?活用するメリットやサービス内容をわかりやすく解説
以下の記事は、開業当初から「いえらぶCLOUD」を導入していただいた「落合不動産」さまの導入事例です。開業時からの導入で掴んだ全国トップクラスの反響率・反響数― 落合不動産株式会社様

まとめ
今回は不動産会社の経営者を目指す方へ、会社員の「給与所得」と経営者の「事業所得」の違い、不動産事業開業の流れなどを徹底解説しました。
本記事で紹介した、事業を成功させるためのポイントを押さえた上で、不動産業務のすべてを網羅しているオールインワンシステム「いえらぶCLOUD」の導入をぜひ、ご検討ください。
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