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全体最適化するための不動産IT戦略

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「全体最適化」という言葉をご存知でしょうか。

言葉を耳にしたことがなくても、経営者の皆様ならば取り組んでいることだと思います。

「全体最適化」とは、経営上の課題となる生産性の向上やコストの削減などの課題解決、経営改革を行い、企業や組織、システムが最適化された状態を指す経営用語です。

最近、特に耳にするようになった「全体最適化」、その背景には何があり、言葉の意味やどんな効果が期待されるのか、ご説明いたします。

全体最適化は不動産業界にも新しい風を吹かせます。

特に不動産業界は労働生産性が低いことが大きな問題となっています。

今後の少子高齢化を見据えると、従来のスタイルでは安定した収益があげられなくなるのではないかと、懸念されています。

そこで注目されているのは不動産テックの導入です。これまで労働コストがかかっていた作業を効率化するには最適なスタイルです。

それを踏まえて、全体最適化について触れていきましょう。


全体最適化とはなにか?

一個人や一団体だけではなく、社会全体で取り組むべき課題

現代日本の目標に「働き方改革」があります。

一億総活躍社会を実現するための改革とも言われ、少子高齢化が進み労働人口が減少する中でも一億人以上の人口を維持し、職場、地域、家庭で誰しもが活躍できる社会を作ろう、という目標です。

国家規模で目指す改革はもちろん、会社単位にも求められる改革です。近い将来、働く人口が減るため、ただでさえ働き方の効率化が求められます。

しかし社員に「改革をするから頑張れ」と言ったところで何の解決にもいたらず、会社組織やシステム全体で取り組まなければ改革できません。

ここで言う改革は最適化と読み替えてもほぼ同じ意味となり、全体の改革、つまり「全体最適化」となるわけです。

こういった背景があるために近年「全体最適化」が話題となっているのです。

全体最適化と部分最適化

一部に注力することで全体の効率を下げる部分最適化

「全体最適化」を目指す場合、必ず同時に検討されるのが「部分最適化」です。

例えば「営業部門の成績を底上げするために物件情報数を増やしたい、業者訪問と同時に行っていた、不動産の市況調査は企画部門に任せよう」という指示が出たとします。

営業の業者訪問の目的が物件情報の収集のみとなり、情報数は増えました。

しかしその反面、企画部門も市況調査のために業者訪問をしなくてはならず、時間を取られるようになってしまいました。

また、営業が収集してきた情報は市況を無視したものも集めるようになり、その処理に手間取ってしまい全体としての生産性が落ちてしまいました。

このように部分最適化を目指すことで物件情報数は増えましたが、その他の負担が増えて会社全体の生産性が落ちてしまうこともあります。

これが「部分最適化」です。

全体最適化の問題点

全体最適化の実施は、特定の部署でプラスがあっても、別の部署にはマイナスになってしまうこともあります。

全体的な売上は向上しましたが、必ずどこか、しわ寄せがくる部署が出てくるでしょう。

また、大きな会社組織ほど、経営資源が大きいことから、全体最適化の導入には長い時間を要するでしょう。

そして、既存のシステムを新しいシステムに入れ替える場合、既存システムとの整合性が取れない場合もあります。

既存システムに慣れ親しんだ人からしても、新しいシステムに対応しきれないという問題もあり、効率化のための導入が逆効果に働くこともあります。

IT化により全体最適化戦略が取りやすくなった

企業戦略として、全体最適化は良いことしかないように見えます。

それならば今になってなぜ全体最適化が騒がれるようになったのでしょうか。

全体最適化への課題がシステムにより視覚化した

理由のひとつは先述したとおり「働き方改革」が求められる社会情勢がありますが、理由のもうひとつにIT化により経営者が会社全体の状況を把握しやすくなったことがあります。

CRM(顧客管理)システムの導入や、WEB上で行えるスケジュール・タスク管理、単純なメールのやり取りについてもITリテラシーの向上により、社員全員が使いこなしています。

それにより業務の見える化が進み、経営者の判断材料も増えることにより全体最適化戦略を取りやすくなりました。

複雑な顧客情報や追客業務を効率よく管理する

顧客管理機能(CRM)」は

自動化・見える化することでより楽に、手厚い追客を実現し売上アップとコストカットを図ります。

この機会にシステム導入はいかがでしょうか。

不動産テックによる全体最適化も進んでいる

また、不動産テック(不動産+テクノロジー)の導入により、AI化も進んでいます。

物件の査定も、必要項目を入力すればある程度自動で計算してくれるシステムなどもあるので、労力を削減できるようにもなりました。

これまで、不動産業界の主なコミュニケーションは電話やFAXが主流でした。

契約の際には顧客に対して、直接対面して重要事項説明書を読み合わせたり、書類の発送など手間ひまかかるものでした。

しかし、最近では「全体最適化」が法律をも変化させようとしています。

この重要事項説明書をテレビ電話や電子署名で完結させる動きがみられています。

遠方に住む顧客に対しても、このためだけに不動産屋さんへ向かう手間や

お金も省くことができます。

そのほかにも、管理会社や仲介会社が手入力で行っていたデータの管理をすべて自動化することによって、時間も労働力もコストカットされ、別の仕事に注力できるようになりました。

その結果、従業員にゆとりが生まれ改革を進める余裕が出来たために、全体最適化戦略を取りやすくなったという背景もあります。

IT化の恩恵はこういったところにも出ているのです。

不動産業者の全体最適化

仕事の取捨選択を行う

全体最適化とは生産性を向上させ、コストを削減し、問題を解決します。

平たく言い換えると無駄な仕事を組織全体として減らし、有益な仕事に力を入れて生産性をあげます。

有益な仕事、無駄な仕事のジャッジが的確に出来て生産性を上げているということは、要は徹底的なマーケティングを行って取捨選択が出来ているとも言い換えられます。

ホームページ活用が全体最適化に繋がる

不動産業者がそれを考えた時に、コストがかかり配布に上限が決まっている新聞広告などに力を入れるのではなく、コストも安価で閲覧人数に上限がない自社ホームページ強化に力を入れることが、最大効率にて生産性を上げることができるのです。

ホームページに乗せる内容や情報量が、全体最適化により行われたマーケティングによりニーズに合致したものになり、そこから反響を得てより多くの収益に繋げられます。

つまり全体最適化戦略により、ホームページが強化されるのです。

自社ホームページを持っていないという経営者さま向けに、弊社いえらぶCLOUDの「ホームページ制作」で全体最適化を行ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

全体最適化になっているか部分最適化になっているか見極める

全体最適化戦略に取り組むことは、沢山の恩恵を受けることができます。

一見して会社に対してプラス材料しかもたらさないように見えますが、全体最適化なのか、部分最適化なのかを間違いなく判断することが必要です。

また、全体最適化に見えたとしても一部従業員に負担が集中し、その従業員が潰れることで瓦解してしまう危うい組織になることもあります。

そんな状況を作らない全体最適化を目指すなら、徹底した自社分析をしなくてはなりません。

自社を分析することが全体最適化の第一歩

孫子の兵法にも書かれている「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」ですね。

「相手を知って自分を知れば百回戦っても負けない」という意味です。

マーケティングにより市況を知った上で徹底した自社分析により己を知る、それが全体最適化につながるでしょう。

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この記事を書いた人いえらぶコラム編集部

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某IT企業でSEOのノウハウを学び、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産や税金、車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。

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