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不動産のフランチャイズとは?加盟のメリットや注意点を比較して解説

街中で見慣れた看板やテレビCMが、お客さまに安心感をもたらすフランチャイズの不動産店舗ですが、開業サポートやノウハウの提供も受けられるようです。

しかしある調査結果では「不動産仲介業をフランチャイズでやってみたい」と答えた人が14%程度となっており、意外に多くはない印象ですね。

今回は、不動産のフランチャイズとはどういうシステムか、加盟のメリットや注意点などを比較して解説します。

不動産のフランチャイズとは?

オーナーが看板やノウハウ、商品の提供を受けてお店を運営するフランチャイズですが、不動産業の場合すこし異質な部分があります。

不動産のフランチャイズとは?

<不動産のフランチャイズはどんなもの?>

フランチャイズ形式で店舗展開をおこない、ノウハウやブランド、商品のネットワークを提供する企業は多く、不動産業界にもフランチャイズ企業が存在します。

しかし不動産物件はすべての商品が唯一のものであるため、ほかの業種と異なりフランチャイズ加盟店舗すべてが同じ商品を提供することはできません。

つまり、「同じものを仕入れて売るのではない」以上、商品への目利きや、商品の特徴を発信できる力は必要になってくることになります。

しかしお客さまは「大手の一定の基準で運営されていて、安心できる店舗」であるという印象を持ちますし、サービスとしては均質化したものの提供が可能となる面もあるでしょう。

<フランチャイズが未経験の開業に向いている理由>

フランチャイズ加盟をして開業をすることによって、不動産経験が浅い、店舗運営のノウハウがない人であっても比較的開業しやすくなります。

ノウハウの研修制度、ブランド、業務システムや物件情報流通メディアの提供、関連業者の紹介など、これらを受けられることは、開業サポート要素として大きいと言えます。

もちろんフランチャイズですので、加盟料やロイヤリティを支払う必要があります。

<フランチャイズ加盟で得られるメリット>

改めてフランチャイズ加盟のメリットを整理すると以下のようになります。

●ブランドイメージが確立されている
●加盟店のネットワークに加入できる
●フランチャイズの研修を受けられる
●提携関連業者の割引の恩恵がある

提携関連業者の割引の恩恵がある

これらの項目は、新規開業時にすべてゼロから決めたり構築していくものばかりなので、これらが「最初からある」というのは非常に心強いと言えるでしょう。

※すべてのフランチャイズで上記のサービス提供があるとは限りませんので、ご承知おきください。

<フランチャイズ加盟の注意点>

反面、以下の点については、注意が必要となります。

●加盟料やロイヤリティの費用がかかる
●開業場所を制限される可能性がある
●ブランドイメージがリスクになることも

費用面がもっとも重要な点ですが、そのほかに開業場所の制限などは加盟店が近接しすぎない配慮のためですので、費用面とともに希望にかなうか事前に確認ができます。

選ばずに済むということは、選択の余地がないということにもなるため、事前によく比較をするのがよいでしょう。

ブランドイメージのリスクは、どこかの加盟店、あるいはチェーン本部で不祥事などがあってそれが報道された場合、チェーン全体に影響が及ぶ可能性があるということです。

また、宅建士の確保ほかの法令に沿った開業準備や、エリア内での人脈形成は、フランチャイズ加盟をしても必要となります。

不動産フランチャイズの比較ポイント

それでは、大手フランチャイズチェーンの事例もまじえて、不動産フランチャイズの比較ポイントをご案内します。

不動産フランチャイズの比較ポイント

<ジャンル>

チェーンによって売買仲介専門であったり、賃貸仲介が専門であったりと、それぞれに取扱いジャンルが異なるため、事前に確認をおすすめします。

不動産のフランチャイズは賃貸仲介が、物件情報の流通が豊富で有利な点から人気があり、賃貸の仲介をメインに考える方は、選択肢になりやすいです。

<加盟店数>

加盟店数で上位のチェーンは、

●アパマンショップ:約1100店舗
●センチュリー21:約950店舗
●ハウスドゥ:約650店舗
●ピタットハウス:約600店舗

などです。

加盟店数はブランド力に比例し、店舗ネットワークの力にもなりますが、同一エリア内の出店数は限られる点、改めて要注意です。

<加盟条件>

フランチャイズ契約を締結する場合の、契約期間、保証期間、解約条件、加盟金や保証金の返還有無、違約金の有無などの条件は事前に確認の上、比較検討要素としましょう。

一度加盟して、自由な経営判断に支障が出ると思われるような項目には、しっかり確認が必要です。

<コスト~加盟料とロイヤリティ~>

ロイヤリティは、フランチャイズ加盟店がフランチャイズ本部に毎月支払うお金で、加盟店がフランチャイズのサービスを利用する対価として設定されます。

ロイヤリティには「粗利分配方式」「売上歩合方式」「定額方式」の3つの算出方法があり、どの方式で契約するのか、月額の見積もりはどのくらいとなるかの試算が必要です。

<サポート体制>

どのようなサポートがあるか、サポート人員の体制が充実していると言えるか、本部研修やITシステムが充実しているかなどの点を確認しましょう。

加盟したものの、充分なサポートを受けられない状況では安定した経営が難しくなってしまいますので、この点は事前にすでに事業中の加盟店などを通じて確認できるのが理想です。

フランチャイズ以外の開業支援、業務支援

不動産業を開業するにあたって、フランチャイズ以外に支援を受ける選択肢はないのでしょうか?

フランチャイズ以外の開業支援、業務支援

<宅建協会の開業支援>

全国宅地建物取引業保証協会(通称:全宅)もしくは、全日本不動産保証協会(通称:全日)は、営業保証金を預けたり、レインズの利用目的で、開業時からかかわりを持ちます。

この全宅や全日が開業支援のためにおすすめできるサービスをおこなっていることは、意外に知られていません。

開業支援セミナーや開業支援センターの個別経営相談で、物件情報収集、宣伝広告のノウハウ、経営実務など、宅建業のノウハウなどの詳しい解説を受けられます。

<ITシステムの業務支援>

ITシステムは業務の効率化や、反響、成約のアップをサポートし、顧客サービス向上や売り上げアップをはかるのが目的ですが、開業支援にもおすすめするサービスが数多くあります。

不動産テックに精通したスタッフが、エリア特性や自社の特性に合わせた広告宣伝展開や集客をサポートし、反響・売上分析などもおこなえるケースです。

そのほか、自社の情報発信のためのホームページやブログの制作と運営を通じて、お客さまの「この店に行こう」という意識の形成にも貢献します。

<ITシステムで未経験でも好発進!~いえらぶCLOUD~>

新規開業に適したITシステムとして、上記にご紹介した不動産業務支援の機能をすべて含んで、導入実績12,000社の支持をいただく「いえらぶCLOUDをおすすめします。

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まとめ

不動産のフランチャイズとはどういうシステムか、加盟のメリットや注意点などを比較して解説しました。

どんな事業展開を希望されるか、将来を含めたヴィジョンに合わせて、開業サポートを比較、ご検討ください!

この記事を書いた人いえらぶコラム編集部

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