賃貸管理

スズメバチが巣を作った!どうしたらいいの?

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ある日入居者から一本の電話がかかってきました。

要件は「マンションの入り口のすぐそばでスズメバチが巣をつくったからどうにかしてほしい」というものでした。

この場合、だれが駆除の費用を負担するのでしょう?

複雑な管理業務手間もリスクも減らしたい

スズメバチの巣が出たと入居者から連絡が入ったら

あなたの管理会社で管理している物件にハチが巣をつくってしまうことは、絶対にないとは言い切れないでしょう。

ここ最近は、異常気象が起こる等、これまでの日本では考えられなかったような自然現象が起こることも珍しくはありません。

入居者からハチの巣ができていると連絡が入った場合は急いで状況の確認をしに行くようにしましょう。

管理会社で対応できるような案件ではないことは間違いはありませんが、入居者の方がけがをしていないか、状況はどの程度のものなのかご自身の目で確認しておくことも重要です。

マンションの場合は、他にも住民はいます。

管理会社に連絡後、ハチによる事故が起こった場合は、住民全体からの信用を失い、家主からの信用も失ってしまうかもしれません。

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入居者がハチの巣の存在を認識していながら放置していた場合

ハチの巣はいきなり大きくなるものではありません。

ですので、巣の作りはじめの時に気付いていなかったのかどうかは入居者へ聞いてください。

気付いていたのであれば、入居者の善管注意義務違反になります。

巣の除去にかかる費用の負担にも関わるので、入居者が巣の存在を認識していたかどうかは確認するようにしましょう。

巣ができていることを早めに知らせなかったために、撤去費用が増加したという判断ができるのであれば、作りはじめの時点で撤去した場合の費用との差額を入居者に求めることもできるでしょう。

先を見据えた対応が重要

このような問い合わせは、対応のスピードももちろんですが、管理会社の信用が失われるようなリスクをできる限り排除することも大切になってきます。

撤去費用の負担をお願いすると、入居者との関係性がかなり悪くなるであろうことが予想される場合は、契約の更新をしてもらえるようにお願いしてみるのもいいかもしれません。

毅然とした態度で入居者からの問い合わせには対応したほうがいいと思いますが、人と人とのやり取りですので、思いやりも忘れてはいけないと思います。

特に金銭の関わるトラブルはもめることもしばしばあるとは思います。

トラブルをこじらせて退去されてしまうよりは、先を見据えた対応で契約の更新をしてもらう方がいい場合もあるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、ハチの巣を例にあげその対応方法と心構えについて紹介しました。

費用負担について考えるのも大事ですが、前入居者に対する配慮を行い、しっかりと対応している姿を入居者の方に見せましょう。

そうすれば、管理会社への信頼も上がりますし、家主からの印象も良くなると思います。

管理会社は様々な問い合わせに対して、家主のため入居者のためを思い最良の対応をしていることと思います。

問い合わせ一つ一つに対して、しっかりと対応しているというところを入居者にも家主にもしっかり分かってもらえるよう、報告書を送ったり、入居者向けに対応報告を掲示板で知らせたりしてみましょう!

対応していることのアピールは管理会社の重要性を伝えるのにとても重要になります!

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株式会社いえらぶGROUP

この記事を書いた人株式会社いえらぶGROUP

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