自社管理している駐車場で事件が起こったらどうしたらいいの?

自社で管理している駐車場で事件が起こったという経験のある管理会社の方もいるかもしれません。

事故や事件の被害者から、管理責任を問われて、賠償してください!と迫られたりしたらどうしたらいいのでしょうか。

今回は、管理している駐車場で事件が起こったら責任はどこにあるのか、賠償金等の費用を支払う責任があるのか説明していきます。


駐車場で起こる事故や事件種類

駐車場で起こりやすい事故や事件は以下の通りになります。

①当て逃げ②置き引き③車上荒らし④窃盗

①の場合は故意でなかったとしても起こってしまうトラブルです。

こういった事件の被害者が、駐車場の管理責任があるので賠償してください!と貸主に言ってくることもしばしばあるようです。

そもそも、駐車場における貸主の義務とはなんなのでしょうか。

駐車場契約の貸主の義務

駐車場の契約において、貸主にはどんな義務があるのでしょうか。

貸主は、借主と「駐車場を月額〇円で貸す」という契約を結んでいます。

ですのでこれは部屋の場合も同じですが、貸主には、その場所を駐車場として利用できるようにするという義務が発生していることになります。

無断駐車のような借主がその場所を駐車場として利用できないような事態になった場合は、それを改善する努力をしなければなりません。

駐車場で起こった事件に対して管理会社は責任をとらなくてはいけないのか?

上記で示したように、駐車場を管理するものには「駐車場利用者が駐車場を利用することができる状態を維持する」責任があります。

となると、事件が起こったときも責任を負わなくてはいけないのかと不安に思われる管理会社の方もいるのではないでしょうか。

駐車場の管理責任を問われるかどうかはなにで決まるのかというと、それはズバリ「駐車場の状態と契約時の内容」です。

契約時に、監視カメラもついていて安全性が高いですよ!防犯設備が整っています!というような内容で借りていた借主ですが、車上荒らしの被害にあい防犯カメラを確認したところ、実はその防犯カメラはダミーだったということがあったとしましょう。

この場合は、管理責任を問われてしまうと思います。

車のカギ等を預かり、車のカギや管理を請け負っていた場合も、管理責任を問われてしまうでしょう。

契約時に駐車場の状態を偽ったり、車の管理を任されていたりする場合は、管理体制に不備や過失があったとみなされ、駐車場内で車上荒らし等の事故があった場合は責任を負わなくてはいけなくなることがあります。

しかし、防犯設備もなく、鍵も預からずに駐車場として開放している場合は、借主との間には賃貸借契約や使用賃借契約が存在するという事実にとどまるため、車という財産を管理する義務は貸主側にはありません。

まとめ

駐車場内で事故が発生し、犯人が捕まればいいのですが捕まらないこともあります。

こんな時、被害にあい、なんとかならないかと貸主に言いたくなってしまう借主の気持ちも分からなくはないですが、契約的にはこちらに責任を負う義務はないということを伝えましょう。

こういったトラブルが起こったときに、責任を負わなくてはいけないような事態にならないよう、駐車場の防犯設備の点検や状態の確認をしっかりするようにしてください!

契約時の内容と現状が異なっていると、責任を負わなくてはいけない可能性が高まります。

この機会に、管理されている駐車場の契約がどうなっているのか、駐車場はどんな状態なのかを確認してみるのもいいかもしれませんね!

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らくちん編集部 まお

この記事を書いた人らくちん編集部 まお

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管理業界を変えたい!そんな思いで業務支援サービスの企画をしている傍ら、管理会社様向けにお役立ち記事の執筆もしています。 実務に沿ったシステムづくりを目指して日々勉強中です。 システムでも記事でも「管理業務を『らくちん』に」をモットーに、管理会社の皆様に寄り添います!

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