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不動産の反響が増えない原因と反響を増やすための対処法

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近年、ポータルサイトだけでなく不動産会社のホームぺージを検索する人が増えています。不動産会社様の中には、自社のホームページを持っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、なかなか反響がとれず困っている方もいるかもしれません。ホームページは一度開設すれば、ネット上で自分の店舗を持てたようなものです。せっかくなら活用して、反響を増やしていきたいですよね。

今回は、反響率の考え方から反響率が低くなってしまう原因や、反響を増やす方法をご紹介します。反響を増やして、売り上げを伸ばしていきましょう!

今よりもっと反響を増やしたい

不動産ホームページの反響率

不動産ホームページの効果を測る指標のひとつが反響率です。反響率の基準となる値を理解しておくと、自社ホームページが現在どの程度の集客力をもっているのかを判断できるようになります。

そもそも「反響率」とは

不動産ホームページにアクセスされた回数に対してお問い合わせがあった割合を意味します。

IT業界では、お問い合わせをコンバージョン(目標となる成果)として、反響率のことをコンバージョンレート(CVR)なんて表現することもあります。

反響率の基準となる値とは?

不動産業界でよく言われるのが0.5%〜1%です。だいたい100〜200アクセスで1件の反響を獲得するぐらいの感覚になります。

まずは自社ホームページや広告の反響率が、この範囲にあるかどうかを確認しましょう。万が一この値よりも低ければ、反響率が低い原因を分析し改善するべきです。

反響の分析には、Googleアナリティクスなどの分析ツールを使用すると効率的です。

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反響率が低い不動産ホームページの特徴

反響率が低い不動産ホームページの特徴

ここからは反響率が低くなってしまう原因を確認していきましょう。

情報量が少ない

近年のユーザーはインターネットを通して有益な情報を探しています。類似の製品やサービスも多くなっているため選択に慎重なのです。そのため、ユーザーにとって物件情報や企業情報を掲載するホームページは欠かせない情報源になるでしょう。

情報量が充実していないと、ユーザーの印象は悪くなり、信頼を損なう可能性があります。特に注意したいのは以下の2点です。

基本的な情報が不足している

ホームページを訪れたユーザーから、信頼できる不動産会社と判断してもらうための情報を掲載する必要があります。最低限、企業ロゴ、店舗写真、会社紹介文の3つは掲載しておきましょう。競合他社のホームページには、基本的にこの3つの情報が記載されています。

これらの情報が足りない不動産ホームページは、ユーザーから信頼に値しないと判断されてしまうリスクが考えられます。個人情報や、お金が発生する取引を行うため、ユーザーは「信頼できると確信がもてない不動産会社は避けたい」と考えているからです。

ホームページ全体をリニューアルする予定がなくとも、更新情報やお知らせなどはこまめに編集しましょう。「本日、新着物件を追加しました」などの報告でも、運営をしている証明になります。加えて、定期的なブログの発信などもユーザーに親近感を与えやすいため、おすすめです。

また、基本的な情報だけでなく、ホームページ内の物件情報の量が少ないと反響率が下がってしまいます。量だけではなく、扱っている物件の範囲が広すぎたり狭すぎたりすると、エンドユーザーは「欲しい情報がなさそう…」と感じます。

求める情報がないホームページならすぐに他のホームページに移動するのはあなただけではなく、ユーザーも同じです。ユーザー視点に立って、実際に欲しい情報があるかどうか考えてみましょう。情報に偏りがないかも確認してみましょう。

ホームページの見た目が悪い

あたりまえですが、ホームページの見た目が悪いとユーザーはそのホームページに良い印象を持ちません。ユーザーがサービスをスムーズに使用できるように、ホームページを設計する必要があります。このことを「UIデザイン」と呼びます。

優れたUIデザインは、ユーザーに考えさせないデザインであること。つまり、ホームページを訪れたユーザーが、感覚的に物件情報を探すことができる設計が重要なのです。関連性の高い情報をまとめたり、情報をルールに沿って整列させたり、UIデザインにはさまざまな方法があります。

また、ユーザー目線のホームページにするために、導線を分かりやすくすることも重要となります。たとえば、問い合わせの方法が分かりにくいと、ユーザーは離脱してしまい、機会損失のおそれも考えられます。せっかく魅力的な物件情報を掲載していても、問い合わせにつながらないのです。

問い合わせフォームへのリンクを分かりやすくしたり、スクロールに合わせて追従するボタンを設置したりするなど、ユーザーが「問い合わせたい」と思った瞬間に、ワンクリックで問い合わせフォームへ移動できるような仕組みが必要です。

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反響が取れる不動産ホームページの作成ポイント

不動産ホームページを作成するときは、顧客の利便性を考慮したデザインや設定を行いましょう。特に意識しておきたいポイントを2つ紹介します。

ヘッダーに顧客の知りたい情報を表示させる

ホームページに訪問してすぐに、欲しい情報が見つからない場合は離脱されやすくなります。とくにヘッダーには注意が必要です。ヘッダーとは、ホームページを一度もスクロールせずに表示される画面のこと。一般的にサイト名やロゴ画像が掲載されています。

ヘッダーを見直し、ユーザーの欲しい情報が、すぐに表示されているかを確認しましょう。扱っているエリアや物件数などの情報を記載しましょう。

ヘッダーの例を以下に添付しておりますので、ぜひ参考になさってください。

反響が取れる不動産ホームページの作成ポイント

スマホに対応した設計にする

近年は、情報収集の手段として、パソコンよりもスマホが主流となりつつあります。スマホなら通勤時間などの合間を使って、手軽に物件探しできるため、幅広い年齢層が活用しています。

ホームページでの反響率を上げるためには、PC用に加えてスマホにも対応したサイト設計が欠かせません。

スマホでもPC用サイトを閲覧できますが、画面の横幅に合わせて自動縮小されるため、全体的に小さく表示されてしまいます。ユーザーは画面を指で拡大しながら閲覧することとなり、ストレスを与えてしまいます。閲覧の妨げになるため、長時間の滞在も反響も望めません。

デザインや文字サイズはもちろん、画面サイズなどホームページをスマホ用に切り替える設定を行いましょう。

また、ユーザーが使用するデバイスに合わせて、画面サイズの表示を最適化するデザインとして、レスポンシブデザインがあげられます。このデザインを適用すれば、PC、スマホ、タブレットの、どのデバイスで閲覧しても、画面が最適化されるようになります。

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不動産ホームページの反響を増やす方法

反響率が低くなる原因と基準値を確認したところで、次は反響数を増やす方法を見ていきましょう。ホームページで反響をとっていくためにやるべきことは主に4つあります。

SEO対策

検索エンジン最適化を意味し、コンテンツ、キーワードなどを選定して検索結果の上位に表示させる施策です。例えば「○○不動産 ホームページ」というように検索したときに広告枠以外で上位に表示させる、というものです。

SEOでは、Googleをはじめとする検索エンジンの基準により、質がいいと判断されたサイトが上位に表示されます。リスティング広告と異なり、費用をかければ上位に表示されるというわけではありません。

また、SEOはどういうサイトが上位に表示されるかという明確な基準がありません。なのでコツコツと質を上げていくことが重要となります。

リスティング広告

検索結果でホームページを上位に表示させ、1クリックごとに料金が発生する広告です。広告の表示順は、事前に決めた1クリックの単価と、広告の質によって決まります。

リスティング広告のメリットは、費用をかければ多くの人に見てもらえるということです。一方で、多くの人に見てもらえる分費用が高くなるというデメリットがあります。

特に、多くの企業が広告を出したいと思うようなキーワードだと1クリックの単価も高くなってしまいます。上手く戦略を立てて実施できなければ、費用対効果が悪くなってしまうでしょう。

リマーケティング広告

商品やサービスに一度、興味を持ちながらも離れてしまったことのある顧客に、再度アプローチをすることができる手法のことです。SNS やニュースサイト、ブログなど全く違うサイトを利用時に、一度離れたサイトの広告が表示されるしくみです。

リマーケティング広告は不動産会社の集客に適しています。なぜなら興味がある人にだけ広告が出せるため、その時点では反響しなかったとしても、家をいざ買いたい・借りたいというときに再びチェックしてくれる可能性があるからです。

また、クリックされない限り広告費がかからないので安心です。

LPO(ランディングページ最適化)対策

LP(ランディングページ)とは、ユーザーが検索結果や広告などを経由して、最初に着地するページのことです。顧客が具体的な消費行動を起こすためのページで、商品の購入につなげます。不動産会社の場合、取り扱う物件情報が商品となるため、それら物件の魅力を顧客に訴求した物件詳細ページが含まれます。

LPO対策とは、LPの導線設計を見直して、ユーザーの消費行動を促せるよう最適な状態に改善することです。ここではLPOのポイントを紹介します。

ファーストビューの改善

ファーストビューとは、Webページにアクセスしたときに最初に表示される範囲のことです。ファーストビューのクオリティが、ユーザーの滞在時間に大きく影響します。一般的にWebページにアクセスしたユーザーは、3秒で求める情報があるかを判断するといわれています。

ファーストビューからの離脱を防ぐには、ファーストビューで以下を押さえておきましょう。

・お問い合わせボタンの配色を変える
・利用価値が分かりやすいメッセージに変える
・ターゲットに応じてデザインを変える

CVポイントの改善

「CV(コンバージョン)ポイント」とは、あらかじめ設定したアクションを顧客にとってもらうためのポイントです。不動産会社の場合「物件のお問い合わせ」や「内覧の予約」などがあてはまり、直接的な反響につながりやすいでしょう。

CV数を向上するためにはCVまでの導線を見直しましょう。例えば以下があげられます。

・ファーストビューに入力フォームを設置する
・CVポイント(お問い合わせボタンなど)の出現回数を増やす
・「まずは見積り」など、行動へのハードルを下げる

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ネット反響を契約につなげるためにやるべき4つのこと

反響営業とは、ポータルサイトやホームページ、SNSなどの媒体を見て興味関心を抱き、問い合わせた見込み顧客に対して営業活動を行うことです。見込み顧客のニーズに寄り添って、条件に合う物件の紹介など、スムーズな対応が求められます。

ここでは、ネット反響を契約につなげるために必要なポイントを解説します。

①反響の価値を意識する

まずはネット反響の価値が実際いくらぐらいになるのか、意識して行動することです。反響1件当たりの価値を意識するだけで、取り組み方の姿勢が変わってきます。

例)

賃貸の場合...
100件の反響がきた内、10件成約したとすると、仲介手数料が1件10万円の場合、反響1件あたり1万円相当の価値がある事になります。

10万円(仲介手数料)×10(成約件数)÷100(反響数)=1万円

売買の場合...
100件の反響が来た内、1件成約したとすると、仲介手数料が1件100万円の場合、反響1件あたり1万円相当の価値がある事になります。

100万円(仲介手数料)×1(成約件数)÷100(反響数)=1万円

②初回の対応は1時間以内に

ホームページやポータルからのお問い合わせがあった際には、できるだけ1時間以内に対応することを心掛けましょう。

1時間以内に対応することでお客様からの返信が約3倍(弊社調べ)になることがわかっています。

③追客メールは4回以上

一度メールを送ったからといって、ユーザーがメールを確認しているとは言い切れません。

何度もメールを送るのは「相手に失礼かな…」と思う気持ちもわかりますが、追客メールは4回以上送ることで、ユーザーから返信をもらえ、実際に訪問してもらえる可能性が高くなります。

追客のポイントについては、以下の記事もあわせてご覧ください。追客とは?不動産営業のメール・LINEの8つのポイントを解説!

④顧客を分類する

顧客の感度は人によって異なります。そのため、来店予約をしてくれた「見込み客」、最近反響を鳴らした「顕在顧客」、今後自社の顧客となりえる「潜在顧客」と大きく3つに分類することができます。各顧客に対して最適なアプローチをすることで、契約につなげられる可能性があがる上に効率もいいといえます。

アプローチ時は、成約までに時間を要するかどうかも考慮した対応が重要です。見込み客や潜在顧客なら一斉メールやステップメールで様子を見たり、顕在顧客なら電話で近況を探ってみたりと、追客手段を使い分けましょう。

ネット反響をなかなか契約につなげられていない方には、自動で顧客のランク分けをし自動で追客してくれるいえらぶCLOUDのCRM機能がおすすめです。

まとめ

今回は、不動産会社のホームページで反響がとれない原因とその改善方法についてまとめました。

インターネットの普及に合わせて不動産会社もホームページを利用して反響を獲得していく必要があります。自社ホームページの反響率を把握し、より反響を獲得するためにやるべきことを見つけていきましょう。

いえらぶのホームページは、SEO対策など集客を強化し反響につなげる仕組みが整っています。それだけでなく、専門知識を持ったスタッフのサポートやブログやコラムなどコンテンツの執筆代行も行っています。

いろいろ試してみたけど効果が出ないという方はぜひ一度ご検討ください。

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いえらぶCLOUD紹介資料

株式会社いえらぶGROUP

この記事を書いた人株式会社いえらぶGROUP

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