賃貸物件の入居率アップの方法は?退去の原因や対策も解説
目次
近年の人口減少やコロナ禍の影響で、住居に対する世間のニーズは変化してきています。
ニーズの変化に伴い、空室が発生した場合でも、極力早く埋める必要がありますよね?
今回は、賃貸物件の入居率アップの方法について、退去の原因や対策を解説します。
入居率がアップできない理由
まず、空室となる原因についてご案内します。
建物や設備の問題
物件は年月とともに老朽化していきますし、設備が古くなって不調になる場合もありますね。
エアコンの温度や運転音、物件の周囲が除草していないなども、引っ越したいという気持ちを潜在的に高める場合があります。
女性にとってはキッチンや水回りが詰まりやすい、匂いが出るなどの不具合も、敏感になる要素です。
共有部分も、通りにくい、暗いなどの問題があれば退去の原因につながることがあります。
物件の立地の問題
当初は納得して入居しても、建物の立地について条件が合わずに退去する例があります。
まず、駅や買い物施設からの距離が遠いなど、利便性の問題が挙げられます。
また、鉄道や幹線道路に近接していて、騒音や排気ガスで窓を開けられないというケースも該当します。
日当りや湿気、風通しなども関係することがあるでしょう。
物件の立地自体は変えようがないのですが、問題を把握しておいて、何かの対策や埋め合わせを考えてみることは必要ですね。
隣人やスタッフの問題
同じ物件の入居者による騒音問題、ごみの捨て方のマナーなどが退去の引き金になるケースもあります。
場合によっては入居者同士のトラブルに発展するケースもありますね。
そのほか、物件オーナーや管理会社のスタッフとのコミュニケーションがうまく行かずに退去するということもあります。
オーナーさんの高圧的な態度や、管理会社スタッフの事務的な対応に不満を覚える方もいるのです。
これら隣人やスタッフの問題は、問題を把握するまえに理由を言わずに退去となるケースも多いです。
入居率アップで空室を出さないための対策とは?
つづいて、空室となることを防ぐ対策の方法です。
設備のメンテナンスや改修
入居率のためとはいえ、対策に多額の予算がかかることは、収支を考えると踏み切れないケースも出てきます。
たとえばバストイレ同室や、玄関即ダイニングなど、構造の改修は簡単に改修は難しいですが、パーテーションやアコーディオンカーテンで対応も可能です。
アコーディオンカーテンで脱衣スペースを設けただけで、すぐ入居が決まった例もあります。
パーテーションは、テレワークのスペースが欲しい人にも効果があります。
エアコンの不調は、クリーニングや室外機、配管の簡単なメンテナンス方法で解決できることも多いです。
共有部分の清掃や除草は、チェックのうえ必要に応じて行いましょう。
また、外壁の再塗装をおこなったら、空室率が下がったというデータもあります。
トラブル時の対応
入居者同士のトラブルは、問題を把握したらポスティングや掲示板で、誰の問題か明示はしないで、注意をうながします。
それから、クレームを言った入居者に、状況が改善されたか必ず確認をおこないましょう。
ここに挙げたトラブルへの対応は、実は普段から入居者さんに様子を聞いたり、コミュニケーションを取りやすい状況づくりによって予防が可能です。
退去が決まった方でも、入居中に何か不備や不満な点がなかったか、アンケートを取って改善の材料にするのも良いでしょう。
入居時の事前対策
入居者が不満に思う要因は、契約の時点で対策することもできます。
賃貸物件の入居マナーやお部屋の使い方については、把握していない人がほとんどです。
賃貸住宅に暮らす際の注意点について、契約時に丁寧に説明をおこなったり、パンフレットを作って渡すなども、退去を減らす対策となります。
夜遅くは静かにすること、湿気やカビは窓開けや掃除で防げることなど、基本的なことを知らない入居者の方を減らします。
また、契約前の審査段階で、行動特性に問題のありそうな方はお断りするというのも、結果として退去を減らすことになる場合もあります。
入居率アップのための方法とは?
空室をいち早く埋めるために、以下の対策を検討されてはいかがでしょう?
物件の価値のアップ
物件価値をアップする方法は、以下のようなものがあります。
●ペット可、DIY可にする
●フリーwi-fiを導入する
●宅配ボックスの増設
●防犯設備の追加
●リフォームやリノベーション
これらのことは大きな予算をかけずとも可能で、フリーwi-fiはすこし課金して設備投資を回収することも可能です。
DIY可は、物件を入居者の好みにアレンジできることで、長く住んでいただくきっかけにすることができます。
また、モニター付インターホン、オートロック、ピッキングしにくい鍵、防犯カメラなど、セキュリティ設備の充実は、集客のうえでニーズが高まっています。
また、物件価値を相対的にアップする方法として、賃料や初期費用を下げたり、フリーレントを付ける方法もあります。
しかし、上記のような方法による価値の追加で、賃料は下げないということもできますね。
賃料を見直す場合は、周囲に新しくできた物件をチェックして、集客の競争力が下がっていると判断してからでも遅くはないです。
集客を強化する
空室となった物件について、今までよりも多くのチャンネルで、より充実した情報を見てもらいましょう。
写真の撮り直しや追加、動画なども物件アピールを工夫し、説明文も増やします。
自社ホームページをはじめ、物件ポータル、YouTubeをはじめとするSNSでよりたくさんの方の目に触れる工夫も大切ですね。
また、検索エンジンへの対策(SEO対策)をおこなって、物件の情報がgoogleなどでよりたくさんの方に検索してもらえるようにすることも必要です。
さらに、お客様の反響は物件の内容だけでなく、このお店に問い合わせしようと思ってもらうことも重要です。
そのために、自社ホームページやブログを充実させ、反響を受けやすくなるような情報発信を心がけましょう!
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空室対策をどうすれば良いかわかってはいても、日常業務の忙しさで、なかなか集中した施策時間をとれないのが現実かと思います。
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自社ホームページの制作、運用
自社ホームページとブログの制作、運用代行を通じて、集客チャンネルの核となる部分の構築と運営のお手伝いをおこないます。
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まとめ
不賃貸物件の入居率アップの方法について、退去の原因や対策を解説しました。
空室を迅速に埋める集客強化のために、いえらぶCLOUDをぜひご活用ください。