不動産会社もSNSをマーケティングに活用!メリットや利用ポイントをご紹介
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SNSという言葉を聞く機会は日に日に増えていますが、コミュニケーションや情報収集のほかに、広告やマーケティングに利用されているのをご存じでしょうか?
最近では不動産業でも、SNSは集客に利用され始めています。
今回は、不動産会社がSNSをマーケティングツールに活用している状況、メリットや活用ポイントをご紹介します。
SNSを利用した不動産会社のマーケティングとは?
では、SNSはどのようなものか、不動産と結びつくことのメリットなどを見てみましょう。
<SNSとは?~利用者の急速な増加~>
SNSはソーシャルネットワークサービスの略で、インターネット上のコミニケーションツールとしてだけでなく、生活などの情報源として欠かせなくなっています。
SNSは複数のサービスの総称なのですが、とくにLINE、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeが大きな割合を占め、さらに近年ではTikTokも大きく注目されています。
SNSの利用者数は成長を続けており、全世界で45.5億人以上、国内の利用者数は7,975万人となり、2022年末には8,241万人まで拡大すると言われています。
不動産会社がSNSを集客に活用中!
SNSは商品やサービスの宣伝にも活用されており、写真やテキスト、映像で伝えるという点では、従来の広告メディアと変わりがありません。
しかし、大きな違いはお客さまからの反応を直接受けられることや、「バズる」と呼ばれる、一気に拡散する現象が起きる点です。
そして不動産業界でも、SNSで物件の特徴やお部屋の内観を紹介してお客さまの反響をとり、成約をされる例が増え始めているのです。
SNSをマーケティングツールとして使用するメリット
不動産会社がSNSを業務に使用していく使用するメリットは、以下の6つです。
●広告としてかかる費用は無料
●お客さまの反応を「いいね」などで直接キャッチ
●発信者が支持を得て、ブランド力を持てる
●発信力のある人にアピールしてもらうこともできる
●自社ホームページに誘導も可能
●有料広告を利用した集客も可能
SNSはお客さまの内見や空き状況のオファーだけでなく、いいね!やフォローなどさまざまな角度からの反応を確認でき、マーケティングの材料となります。
また、SNSで影響力のある発信者をインフルエンサーと言います。
このインフルエンサーになるか、そのような人に依頼をすれば、驚くような集客効果を生みます。
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不動産会社がSNSを利用する方法
それでは、実際にSNSをどのように利用して、マーケティングをおこなっていくのかを見てみましょう。
物件情報の発信
前述のように、写真やテキスト、映像で伝えるという点では従来どおりなのですが、その手法は、今までのホームページやポータルと大きくことなります。
短い時間と、スマートフォンの画面サイズの中で、お客さまに物件の特徴をはっきりと印象づけるよう、内容を工夫する必要があります。
フォロワーの育成とコミュニケーション
興味をひきつけられるような内容を継続的に配信できれば、常時チェックしてくれる「フォロワー」を増やしていくこともできます。
このフォロワーの数を増やし、賃貸物件の予約待ちや、分譲地売り出しイベントへの動員などに利用している会社もふえてきました。
不動産業での具体的な活用事例
TikTokでバーチャル内観紹介
短い動画配信主体で、不動産の情報発信向けでないように思われたTikTokで、軽快でリズミカルな音楽とテンポの良いお部屋紹介をされる動画は、非常に目をひきました。
こちらでは月に50件以上の反響を得るようになり、紹介している若手社員の方は、「この人に部屋探しをお願いしたい!」と人気が出ました。
YouTubeで物件の特徴紹介
YouTubeで物件の内外観から周辺環境までレポート形式で紹介を続けられていました。
あるチャンネルでは今ではチャンネルが固定ファンを獲得し、約1000万回視聴、チャンネル登録者数10,000人を数え、満室が97.2%、人気物件は順番待ちという成果となっています。
Instagramで安定した仲介業
InstagramとTikTokで集客から契約までをおこない、多い時は月に20件ほど契約につなげているというネット専任の仲介業者もいます。
ある不動産会社ではInstagramのフォロワー数は1万人、TikTokは約3,000人と、インフルエンサーとして活動し、管理会社からは仲介手数料とAD相当70%の高い報酬を得られています。
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不動産会社がSNSを利用する際のポイント
では、今まで経験のない不動産会社がSNSでマーケティングをおこなううえで、どういったポイントに注意すべきでしょうか?
メディアの特性を把握する
目的やターゲットに合わせて発信するSNSを選ぶ
たとえばデザイナーズ物件の部屋をアピールしたい場合、写真をおしゃれにきれいに見せるのに適しているInstagramを活用します。
一方で、中高年の富裕層に投資物件をアピールしたい場合はシニアユーザーの多いFacebookから発信することで反響を多く獲得しやすくなります。
ハッシュタグを使いこなす
ハッシュタグは、twitterなどで投稿時に検索語句として設定しておくキーワードで、twitterでは最大30までの指定が可能です。
「戸建て」「建築」「ひとり暮らし」「リノベーション」などに、「東京」「渋谷」「目黒」などの地域名を組み合わせたり、検索されやすいキーワードにする必要があります。
個性的な特徴を持つ物件などの場合、それに合わせてちょっと珍しいキーワードを設定することで、検索されたときに上位に表示されやすくなるテクニックもあります。
SNSの広告も法令遵守を
SNSの配信行為も不動産広告として、「宅地建物取引業法」「不動産の表示に関する公正競争規約」に従う必要があります。
取引態様の表示、成約済み物件のすみやかな削除、建築確認前の広告開始時期の制限、価格や面積、交通アクセスなどの情報の正確さを期すことなどですね。
費用対効果に注意
SNSは、配信コストは無料でもコンテンツ制作のコスト、手間などの人件費やテクニック、撮影機材などは必要となってきます。
ホームページやポータルサイトは物件管理システムからワンクリック連動させて配信や更新が可能ですが、SNSはすべて手作業で入力して配信をしなければなりません。
業務に見合った効果が得られるかの見極めがポイントとなりますね。
フォロワーの維持
発信する物件選びの個性が支持されたり、お客さまが魅力を感じる情報が継続的に発信されなければ、フォロワー数を維持することはできないのも問題です。
コンセプトを決めて、フォロワー獲得をするのでなければ、継続的な効果も見込みづらいことになります。
自社ホームページの重要さ
自社サイトを、検索性を高め、問い合わせをしやすくし、充実したコンテンツをそろえるなど、SNSからの導線を整えるのも、集客のためには必須の要素です。
このホームページを充実させることは、SNS目的以外にSEO(検索エンジン対策)として、反響アップの決め手となります。
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まとめ
不動産会社がSNSをマーケティングツールに活用している状況、メリットや利用ポイントをご紹介しました。
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