ReTechとは?不動産IT化のメリットやできることを解説【仲介・管理】
目次
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みなさんは、ReTech(リーテック)という言葉をご存じでしょうか?
ReTechとはReal Estate Tech(リアルエステートテック)の略で、不動産テックや、Proptech、DX(デジタルトランスフォーメーション)とも呼ばれ、これらは同じ意味の言葉として使われます。
〇〇Techと呼ばれるものでは、金融×ITを意味する「FinTech」や、人材×ITを意味する「HRTech」などはすでに大きな盛り上がりを見せ、多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「ReTech」も、ITの活用で業務を効率化するためのキーワードですが、ここ数年ほどで急速に身近なものになりつつあります。
今回は、不動産業務を変える「ReTech」がもたらすメリットとはどのようなものか、仲介業、管理業それぞれにおいて何ができるのかを解説します。
ReTechとは?~広がりを見せる不動産イノベーション~
この項目は、「リーテックもまだ耳慣れないし、忙しいなかで新しいことを始めるのは気が進まない・・・」という方にこそお読みいただきたい内容です。
ReTechでできること
ReTechを導入することで大きく次の3つの効果を得ることができます。
①反響数と成約率の向上による売上アップ
②顧客サービスの品質向上
③業務の効率化、人手不足解消
複数の技術を組み合わせて利用しながら、これらの目的を実現して成果を挙げていきましょう。
ReTech導入による実際の成果
ReTechの導入は自社に成果をもたらすだけでなく、顧客にも変化をもたらします。
ReTechの成果が挙がった具体的な例としては、
・自社ホームページからの反響数が月50件に達して、成約数も4割増しになり、なお増え続けている
・お客さまの物件選びや契約などに割く時間が大幅に減り、交通費もなくなり喜んでいただけた
・同じ業務量で、全員1日平均の残業時間が2時間以上短縮され、連絡ミスや入力ミスも減った
などがあり、一度軌道に乗ると手放せないくらいの変化が起こります。
また、お客さまからすれば、今後「ReTech対応の不動産屋さんに行きたい」という要望が出てくるのは、容易に予想できるでしょう。
今、ReTechを導入するべき理由
今、ReTechを導入するべき理由は2つあります。
1つ目はここ数年でReTechをめぐる状況にかなりの変化が起きているからです。
2018年のアンケート調査で不動産会社様全体の2割から3割が下記のような回答をしていました。
「新しいシステムを入れて、使いこなせるか不安」「使い方を覚えるまでが大変」「最初は良いが、定着せず元に戻るのでは」「仕事を管理されるのは嫌だ」など。
ところが、技術の進化を背景に操作方法は以前よりも簡単になり、サポートも充実してきて、使いこなすハードルは下がってきています。
また、ペーパーレス化を阻む要因だった宅地建物取引業法上の書面の扱いも改正され、データ化が一気に容易になりました。
さらに、「業務の見える化」では業務が共有することができるため「共有することで助け合い、安心して休みを取ることができる」といった捉え方の変化も見られます。
また、ReTechでは社内での業務の流れにも、変化を起こしました。
営業のフロント業務と管理業主体の事務は、業務分担はあっても実際はかなりの部分で仲介と管理の要素が境目なく進んでいきます。
したがってその業務の一体化、共有も容易になるように進化してきたのです。
今、ReTechを導入する2つ目の理由は、ReTechの導入に「IT導入補助金」を活用できるからです。
ReTechを導入するにあたって、どうしても費用がかかってしまいます。この費用を少しでも抑えて導入したいですよね。
IT導入補助金を活用すれば、最大450万円の導入費用を抑えることができます。
このIT導入補助金は、中小企業が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を経済産業省が補助することで、業務効率化や売り上げアップをサポートするものです。
これを活用して、お得にReTechを導入していきましょう。
※補助額は申請する導入プランによって異なります。
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仲介業務のReTech導入メリット
では仲介業務の側面からの、具体的な導入のメリットを見てみましょう。
反響アップやその他の業務サポート
顧客のニーズに合ったブログ記事などのコンテンツを発信することで、ホームページを利用した集客と反響数アップが期待できます。
さらに、ホームページのUI/UXを洗練されたものにしていくことによって顧客の利便性が向上し、反響数アップに繋がります。
更新内容のコンサルティング、ポータルサイトの管理戦略など、システムの使い方だけでない最新のReTechで、業界内でも優位に立つことができます。
追客業務の改善で来店率向上
ReTechの利用で、お客さまから受けたお問い合わせへの対応状況の共有、物件ごとのアクセス状況やお客さまのご意見をマーケティングに活かすことが容易になります。
追客情報の社内共有は、担当者不在でも対応が継続できて、フォローの漏れを防ぐだけでなく、「安心して休みをとれる」職場環境にも役立ちます。
アクセスログといった具体的なデータを確認して、仕入れやホームページでの発信といった、今後の戦略に役立てましょう。。
このようなデータの収集や分析が反響・追客ともに簡単になり、業務の改善にも役立ちます。つまり使えば使うほど売上アップということです。
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オンラインで接客から契約まで完結できる
来店なしで内見が可能になるオンライン内見やVR内見は、遠隔地のお客さま、時間のないお客さまの物件選びの利便性を大幅に改善し、内見数アップに貢献します。
また、法令改正で全面解禁となったオンラインでの契約や重要事項説明も要注目です。
電子契約では、対面契約の移動時間、スケジュール調整の煩雑さ、書類保管場所、ハンコのやり取り、印紙代などがすべて不要になります。
この接客の変化は、お客さまと自社双方にとって時間とコストの削減が可能となり、業務効率も大幅にアップします。
管理業務のReTech導入メリット
次に、管理業務の側面からのReTechの導入メリットをご確認ください。
情報の一元化=業務効率アップ
入居者さま、物件、関連業者さまの情報を関連付けていつでも確認できる状態をつくり、それを社内の関係スタッフ全員で共有します。
散在していた複数の情報源を「一度直せばすべてに反映され、すぐ全員で共有できる」という形にまとめると、業務時間の短縮やミスの削減が実現します。
「あれはどこだっけ?」と探す時間や、「誰にきけばわかるの?」と悩むことなどがなくなるわけです。
そして、クラウド管理をおこなえばそれだけで、持っているすべてのデータが災害や誤消去、ハッキングなどのリスクに強い情報管理体制ができ上がります。
諸手続きのサポート
契約書類作成、更新や退去などの手続き書類、伝票などの出力も、データ管理ができていれば短時間での処理が可能になります。
この際に、客付け時に入力した情報がそのまま利用できれば、二度手間なく業務を進められますね。
また、仲介業と同様にお客さまとデータで書類をやり取りできれば、来店や郵送代が不要なうえ、手続きが完了するまでの期間短縮もできます。
募集情報作成の効率化
仲介の客付け業務に物件情報を橋渡しするための物件入力、ポータルサイトのワンクリック連動、チラシ作成などを、一元管理したデータベースに基づいておこないます。
このシステムが生む時短効果は残業時間を大幅に減らし、働き方改革や、あらたな仕入れや管理物件の増加を可能にします。
今回ご紹介したようなReTechの機能をすべて満たしたオールインワンシステムとして、いえらぶCLOUDをおすすめします。
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まとめ
不動産業務を変えるReTechがもたらすメリットと、仲介業、管理業それぞれにおいて何が実現できるのかを解説しました。
コロナ禍を背景にした「非接触」ニーズや、借り手、買い手市場への変化、物件ニーズの多様化に対応するうえでも、ReTech導入が役立ちます!
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