不動産業界のRPAの活用事例!導入のメリットやおすすめのRPAは?
目次
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不動産業界では、RPAを活用した定型作業の自動化が進められています。RPAを活用すれば、作業効率が向上するだけでなく、ヒューマンエラーを回避し、顧客満足度を向上する効果も期待できます。
ただ、具体的に不動産業界でどのように活用されているか、活用事例がなければ、イメージしにくいのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産業界においてRPAの活用をおすすめする理由や導入した場合の具体的なメリット、不動産業務支援システム「いえらぶCLOUD」に搭載されている「不動産専門:RPAらくらくロボシリーズ」を例にRPAの特徴を解説します。
不動産業界においてRPAの活用をおすすめする理由
RPA(Robotic Process Automation)とは、人間がPCを通して行う定型作業を自動化できる技術のことです。不動産業界でもRPAの活用の場が広がっており、システムの導入で、大幅な業務の効率化を実現できます。
具体的にRPAがどのように活用されるのか、RPAの活用をおすすめする3つの理由を紹介します。
作業効率が向上する
物件情報の確認や更新作業など定型作業をRPAによって自動化すれば、毎日の作業工数を大幅に圧縮でき生産性の向上につながります。残業時間が減り、従業員の負荷を軽減できるため、空いた時間をより付加価値の高い業務に充てることができます。
結果的に、本来の仕事に集中することができ、従業員のやる気を引き出せるようになります。
ミスを削減できる
紙媒体の問い合わせ情報やFAXで送付されてきた情報を人が処理する場合、入力ミスや転記ミスなどのヒューマンエラーは、どんなに注意しても起こってしまうものです。
RPAを導入すれば、長時間に及ぶ作業や単純作業の繰り返しであってもヒューマンエラーは発生しません。
顧客満足度が向上する
RPAを活用することによって、競合よりも早く物件情報を公開でき、問い合わせ件数の増加につなげられます。問い合わせ対応についても、RPAが自動的に情報を収集しメールを送信するため、顧客を取りこぼす可能性を減らせます。
顧客にとっても、内覧予約やお問い合わせを簡単なフォームへの入力だけで完了できるのが利点です。負担が少ないため、顧客満足度を向上させる効果を見込めます。
ここまで、不動産会社がRPAを活用するメリットについて紹介しました。以下の記事でもRPAの機能やメリットを解説していますので併せてご覧ください。不動産ソフトのRPA機能とは?業務の効率や精度を高める仕組みについて解説
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不動産業界におけるRPAの活用事例
不動産RPAを導入する際は、具体的にどのような作業をさせ、どのような成果を得られるかを確認することが大切です。ここでは、不動産業界で具体的にどのようにRPAが活用されているか、RPAの活用事例を6つ紹介します。
Webサイト上の物件情報の収集
売買価格や賃料の相場を把握するためには、近隣物件の情報収集が不可欠です。駅までの距離や間取り、設備などの検索条件を指定して欲しい情報を抽出しなければなりません。当然、時間も手間もかかります。
RPAを活用すれば、毎日決められた時間に自動アクセスして物件を検索し、情報収集してくれます。情報収集にかかる担当者の時間と負担の削減につながり、データ分析や追客、物件案内などのより重要度の高い業務に時間をかけられます。
自社サイトへの物件情報の登録・更新
物件情報を取得して自社サイトに入力する際は、入力処理ステップが多く担当者に大きな負担がかかります。
RPAにより転記作業を自動化すれば、担当者は最終チェックのみを行えばよいため、ミスを防げるうえに情報提供サービスの質が向上します。日々発生する物件情報の更新作業も自動化でき、賃料や空室数、設備などの更新漏れをなくすことができます。
売上日報や各種帳票の作成
日々の業務では、売上日報や各種帳票を作成するために、一つひとつデータを入力する必要があります。RPAならデータをもとに売上情報を自動的に集計し、売上日報を作成可能です。また各種帳票もフォーマットをもとにデータを収集し、必要な項目に自動出力できます。
反響への自動対応
RPAの活用で、顧客への情報提供を素早く、自動で行えます。RPAをチャットボットやAIと連携すれば、ホームページやポータルサイトからの問い合わせに対し、システム上から検索した顧客の知りたい情報を自動返信することができます。
これにより従業員の手間が減るだけでなく、顧客満足度の向上につながります。
営業活動の効率化
出先で顧客から物件について問い合わせがあったときでも、RPAを活用すれば必要な情報をすぐに収集でき、顧客を待たせることなく回答できます。
また、行動履歴を分析し見込み顧客をスコアリングすれば、購買意欲の高い層にアプローチすることも可能です。成約率が高そうな顧客から営業を行うので、成約率が上がりやすくなります。
紙媒体からシステムへの自動出力
FAXなど紙媒体の文字をデジタル化し、システムへ自動入力することも可能です。イベントなどで取得した顧客アンケートの集計も容易なため、集計作業ではなく集計したデータの分析に時間を費やせます。データ分析から得た情報をもとに新たなアプローチ方法などを模索しやすくなります。
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RPAを導入するならいえらぶCLOUD!
いえらぶCLOUDは、いえらぶGROUPが提供している不動産業務支援システムで、全国12,000社に選ばれています。ここでは大手不動産会社から地域密着型の不動産会社まで幅広く利用できるRPAらくらくロボシリーズを紹介します。
RPAらくらくロボの特徴
いえらぶCLOUDに搭載されているRPAらくらくロボシリーズは、不動産業界に特化したシステムで、不動産のあらゆる業務を自動化できます。
帳簿作成ロボやコメント入力ロボなどの各シナリオは1万円~と低コストで導入でき、オーダーメイドにも対応しています。また保守運用などの手間・管理費がかからない点も特徴です。
RPAらくらくロボでできること
不動産会社は日常でさまざまな定型業務を行っています。RPAらくらくロボは、定型業務を自動化できるシステムで、豊富なラインナップが特徴です。現在提供している7つのシナリオを紹介します。
らくらく物出しロボ
らくらく物出しロボは、手作業で行っていた物件情報の抽出と登録を代行してくれるロボットです。人件費をおさえ、物件情報の質を上げることができます。
らくらくコメント入力ロボ
らくらくコメント入力ロボは、セールスポイントなどを記入できるコメント欄のなかから、未入力の物件を探し出し、最適なコメントを自動生成するロボットです。各ポータルサイト用に調整したコメントを作成することもできます。
らくらくぶっかくロボ
らくらくぶっかくロボは、ワンクリックで物件の掲載確認と空室物件の更新作業を行ってくれるロボットです。物件情報を常に最新の状態にできるだけでなく、誤った情報を掲載するリスクを回避できます。
らくらく画像AI判定ロボ
らくらく画像AI判定ロボは、物件情報のなかから画像カテゴリを登録していない物件を探し出し、「和室」や「キッチン」などのカテゴリをAIが自動で判定するロボットです。物件の画像登録作業を約90%短縮できます。
らくらく広告添削ロボ
らくらく広告添削ロボは、広告の校閲・添削を代行してくれるロボットで、情報の過不足や禁止文字などの不備を修正してくれます。自動的におとり広告を防止できます。
らくらく帳簿作成ロボ
らくらく帳簿作成ロボは、更新案内書や収支報告書など、毎月作成する帳票を自動作成してくれるロボットです。督促状などの帳票作成にも対応でき、ひな形の設定も自由に行えます。帳票が必要なときにはすでに完成しているため、日々の定型業務が楽になります。
らくらくスポット入力ロボ
らくらくスポット入力ロボは、住所から周辺情報を取得し、周辺の施設や店舗の情報を自動登録してくれるロボットです。施設ごとにカテゴリ設定され、物件からの徒歩距離も登録されます。
RPAらくらくロボの活用事例
ここでは、RPAらくらくロボの活用事例を紹介させていただきます。
同社ではいえらぶCLOUDを導入し、システムとRPAを組み合わせたことで業務効率化を実現しています。
主に特定の家主の収支明細作成にRPAを活用しています。これまで担当者が4~5時間かけて行っていた作業を大幅に短縮できました。これにより、システムを導入する前と比較すると、約80%の業務削減に成功しています。
まとめ
いえらぶCLOUDでは、不動産会社の定型作業を自動化できる7つのシナリオをRPAらくらくロボシリーズとして提供しています。いずれも低コストで導入でき、オーダーメイドで会社に合わせたシステムを構築することもできます。
不動産RPAの導入には、システムを取り扱う人員を配置したり、社内研修を実施したりと移行作業が必要です。わからないことは、いえらぶの専門スタッフがすぐに対応しサポートしますので、気になるRPAロボがありましたら、まずは資料請求をしてみてください。
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