不動産仲介業は副業に向いている?副業を始める方法やメリット・デメリットを紹介!
目次
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2019年に働き方改革関連法が改定されてから副業を始める方が増えています。その中でも不動産仲介業の専門的な知識を身につけて、副業をするか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産の仲介を副業で始める方法、また副業で行うことのメリットとデメリットを紹介します。成功させるためのポイントもお伝えしますので、参考にしてみてください。
副業で不動産の仲介を始める方法!
副業で不動産の仲介を始める方法はふたつあります。ひとつは自分一人で行う方法、もうひとつは不動産会社と業務委託契約を結ぶ方法です。
それぞれの特徴を簡単に紹介します。
不動産仲介業を一人で始めるのはハードルが高い
不動産仲介業を自分で始める場合、宅地建物取引士(宅建)の資格を取得する必要があります。
毎年20万人ほどの受験者がいるので比較的挑戦しやすい資格ではあるものの、合格者は毎年3万~4万人程度と全体の15~18%です。つまり、宅地建物取引士は簡単に取得できる資格ではありません。
また、不動産仲介業を始めるには、宅建業を行う事務所の設置も必要です。事務所は独立している必要があり、ほかの事業との共同オフィスは認められません(ただし、条件を満たせば自宅を事務所とすることはできます)。
自分一人で行うことのメリットは、仲介手数料を最大限受け取れることです。しかし、開業する際に手間や時間がかかること、また開業後も宣伝費用やその他経費が必要となるため、コンスタントに収益が得られないと、赤字になる可能性もあります。
不動産会社と業務委託契約を結ぶのが比較的ハードルが低い
副業で不動産の仲介を始めるにあたって、ハードルが低いのが不動産会社と業務委託契約を結ぶ方法です。
この場合、成果を上げれば、契約時に設定したマージン分の報酬を不動産会社から受け取ることができます。事務所を設置する必要がないため、そのための手続きも不要です。
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不動産仲介の副業でよくあるフルコミッションとは
フルコミッションとは、完全歩合制のことです。勤務形態や働く場所などの自由度が高く、ノルマがありませんが、成果が出なければ収入は得られません。そのため、休日などを利用して、コツコツと働いているのに収入がゼロの可能性もあります。
また、契約に至るまでの貢献度も収入に影響します。集客から契約締結までを全部自分一人で担う場合は、受け取る報酬の割合が高くなりやすいです。一方、集客から内見までなど業務の一部を担当する場合は、報酬の割合が低くなります。
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副業で不動産の仲介をするメリットとデメリット
副業で不動産の仲介を行うことを検討しているなら、知っておきたいのがメリットとデメリットです。メリットとデメリットの両方を比較して、副業で行うべきかどうか判断しましょう。
メリット
副業で不動産の仲介をすることには、以下のようなメリットがあります。
週末を有効活用できる
副業は空き時間や休日を利用するなど、自分のライフスタイルに合わせて働けることが前提になります。不動産仲介は、会社員が週末などを利用して働くことができる副業のひとつです。
また、基本的に週末のほうが忙しい仕事なので、週末を中心に働くと成果につながりやすい副業といえます。
成果を上げれば報酬は大きい
1回の契約で得られる報酬が大きいのも不動産仲介のメリットです。
特に売買仲介の場合は宅建業法で上限額が決められているものの報酬が大きく、売買金額が400万円を超える場合は、「(売却価格×3%+6万円)+消費税」が仲介手数料として入ってきます。
たとえば、3,000万円の物件を仲介すると、仲介手数料として105万6,000円が受け取れるということです。この金額が不動産会社に入ると想定します。仮に5割を報酬とする場合は、約50万円がコミッション料となります。
副業でこれだけの報酬を稼げる仕事はほとんどありませんので、ほかの仕事と比べても不動産の仲介は割が良いといえるでしょう。
デメリット
副業で不動産の仲介をするデメリットは以下のとおりです。
収入が安定しない
成果が出ると報酬は大きいものの、成果が出なければ収入が得られないため、収入が安定しません。
物件の問い合わせが頻繁にあるわけではなく、数ヶ月間収入ゼロということもめずらしくないでしょう。コンスタントに収入を得たい方にとっては、思い切った挑戦となる仕事でもあります。
マンパワーが必要
不動産仲介は、事務所で待っているだけでお金が得られる仕事ではありません。マンパワーが求められるハードな仕事です。
売り手や買い手を探す、物件を見せる、契約を締結するといったすべての面において、自分で動く必要があります。
普段からハードなスケジュールをこなしている方にとって、不動産を副業にするのは負担が大きいと感じるかもしれません。
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不動産仲介の副業に資格は必要?
先述のように、事務所を設置して開業するなら宅地建物取引士(宅建)の資格が必要です。不動産仲介業を個人で始めたいと考えているなら、まず資格を取得しましょう。
不動産会社と業務委託契約をする場合、資格は求められません。ただし、資格があるとマージンが上乗せされるケースもあり、収入アップにつながります。 不動産仲介業の開業には「宅地建物取引士」の資格が必要!その理由と他の活用可能な資格
不動産仲介の副業で成功するためのポイント
不動産仲介業は、成果を出せないと収入につながりません。ただし、きちんと成果が出せれば、高額な報酬を得ることができる夢のある仕事です。
不動産仲介の副業で成功するためのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
守秘義務を守る
大前提として不動産会社で副業する際に注意したいのが、守秘義務やコンプライアンスを守ることです。副業だと不動産会社に直接属していないことから、これらへの認識が甘くなる方もいます。
しかし、守秘義務やコンプライアンスに違反すると、不動産会社からの信頼を損ねるだけでなく、大きなトラブルに進展する可能性も否定できません。
特に不動産仲介では、顧客の個人情報を取り扱うシーンが多くあるので注意が必要です。個人情報の漏えいを防ぐために細心の注意を払いましょう。
不動産営業についての知識を身につけておく
不動産営業の流れやポイントを押さえておくと、商談をまとめやすくなります。不動産営業の基本的な流れは以下のとおりです。
1.集客
2.営業
3.内見
4.申し込み
5.重要事項を説明
6.契約締結
7.入金
8.引き渡し
まずは内見までをひとつの目標にできますが、それ以降の働きかけや対応が不十分だと契約には至らないでしょう。内見の後は顧客と細かなコミュニケーションを取り、スピード感をもって対応することが求められます。
また、不動産営業の経験があれば、その経験を活かした副業を始めることもできるでしょう。たとえば、物件の写真撮影や物件案内代行などは、不動産営業の経験を活かしやすい仕事です。
業務をできる限り簡素化する
本業と並行して行うため、体力的、時間的な面で負担が増えます。本業に支障をきたさないよう、また健康を損なわないようにスケジュール管理を徹底しましょう。
不動産仲介の業務は多種多様です。副業で行う場合、効率よく業務をこなさないと、集客や営業などの重要な業務に注力できないこともあります。成功するためにはそれらの業務に注力できる環境をつくることが大切です。
もしも副業として不動産の仲介業を開業するか悩んでいるなら、まずはいえらぶCLOUDにご相談ください。開業支援実績があるため、仲介業を始めるうえでの悩みや相談事に対応できます。
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まとめ
週末を活用して働ける不動産仲介業は、副業にぴったりの仕事です。とはいえ、成果が出ないと収入が得られないので、成果を出すことが求められます。
副業で不動産の仲介を始めるには、事務所を設立して自分一人で行う方法もありますが、まずは不動産会社と契約を結ぶ方法を検討してみるのがおすすめです。そうすれば、宅地建物取引士の資格取得や事務所の設立といった手間を省いて始めることができます。
簡単な副業ではありませんが、成果を上げれば報酬は大きいのが不動産仲介業の魅力です。メリットとデメリットを比較しつつ、開業の可能性について検討してみましょう。
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