不動産会社のLPを作成するポイントを解説!【デザイン事例5選】
目次
▼集客に成功している不動産ホームページの特徴とは?
「運用を工夫するだけ!自社ホームページの育て方」を資料で確認する
最近は不動産会社の運営にも関係のある、IT系の新しい略語がたくさん登場してきました。しかもそれがいつの間にか売り上げに影響を及ぼすようになっているのですから、どのようなものか気になるのではないでしょうか?
今回紹介するLPも、ランディングページを略したITに関する言葉のひとつです。不動産会社にとって大事なLPとは何なのか、作成するうえでのポイントや、LPOやSEOに注力している不動産会社についてご紹介します。
不動産ホームページに欠かせないLPとは?
LPとは、ホームページのなかでお客さまが「具体的に消費につながる行動を起こすためのページ」のことで、不動産では物件詳細ページなどが含まれます。
また、LPの役割はもうひとつあり、1ページで商品の情報をすべて伝え、購入や資料請求(コンバージョンといいます)まで進めます。
具体的には、分譲地や賃貸物件1棟が1ページで独立し、詳細から内見の申し込みや問い合わせまで行うスタイルにあたりますが、これは物件詳細とは少し違います。
では普段のホームページでは、このLPをどのように扱うと効果的なのでしょうか?
LPの作成ポイント!LPO対策が重要
LPを訪れた顧客が離脱してしまうのはもったいないものです。LPの効果を最大限高めるために行うべきなのが、LPO(ランディングページ最適化)です。
自社ホームページを検索エンジンの検索結果において上位表示させるために行うSEOとは異なり、LPOはページを顧客にあわせて最適化することを指します。
的確なLPOが施されたLPなら、内見の申し込みや問い合わせなど、売上に結びつくコンバージョンの目標数値を達成しやすくなります。それでは、LPOとは具体的にどのような対策を行えば良いのでしょうか。
ここでは、不動産業界におけるLPOの手順と方法をまとめています。
LP作成~コンテンツ編~
まずはコンテンツ編から解説をしていきます。
コンテンツ編では、不動産で扱っている商品やサービスの特徴を効果的に伝え、ユーザーが必要とする情報を含んだランディングページ(LP)を作成する方法をお伝えします。
記事を読み進める中でLPの基本的な構成を意識してみると、イメージしやすくなるでしょう。
①ファーストビュー
②商品・サービスの説明
③導入実績・ユーザーの声
④流れ
⑤よくある質問
⑥CVボタン
ペルソナの設定~ユーザー像の見極め~
まずは、ターゲットを明確にするべく、ペルソナの設定を行います。ペルソナが曖昧なまま作成したLPは、集客や実際のコンバージョンにつながりにくいです。 ペルソナ設定には、具体的な情報を挙げましょう。年齢層に性別、家族構成、年収や住まいの状況と悩みなど、その人物が実在するかのように、ターゲットの人物像を練り上げるのです。
ペルソナができれば、そのターゲットは何を求めているか、どんなLPが刺さるのかが見えてきます。
CV(コンバージョン)の獲得~ポイントを押さえる~
CV(コンバージョン)とは、WEBサイトを運営している目的を、ユーザーが行うことです。 例えば、「資料請求」「商品やサービスの購入」「お問い合わせ」が挙げられます。
LPの最大の目的は、CVを獲得することです。
そのためにはまず、LPを制作する目的と、ユーザーにとってほしい行動となる「ゴール」を明確にしましょう。「お問い合わせ」がゴールの場合、これをコンバージョンとして設定してもいいですが、「お問い合わせ」の反響が少ない場合は、逆算して他にコンバージョンになりそうなポイントを考えます。「資料請求」や「無料相談申し込み」など、できるだけハードルを下げ、ユーザーが求めている情報に合わせることも大切です。競合の不動産会社のCVポイントも参考にしながら考えてみましょう。
また、紹介する商品やサービスは1つに絞ることで、より高い効果が期待できます。 複数の商品やテーマが混在すると、ユーザーが混乱しやすく、他の不動産会社のサイトに移ってしまう可能性が高まります。複数のサービスを一度に訴求するよりも、あえて選択肢を絞ることで、見込み客に行動してもらいやすくなるでしょう。
▼集客に成功している不動産ホームページの特徴とは?
「運用を工夫するだけ!自社ホームページの育て方」を資料で確認する
データを使って分析から最適化まで~Googleアナリティクスの活用~
LPの効果を最大限に引き出すためには、データに基づいた分析と最適化が不可欠です。Googleアナリティクスのデータ指標に基づいて、分析・改善・最適化をしていきましょう。
LPの分析には、
①セッション数
②コンバージョン数
③コンバージョン率
④直帰率
が重要になってきます。
これまでに作成したLPを上記の4点をもとに分析することで、どのような物件や情報がユーザーに求められているかを確認することができます。そして、ユーザーの行動や需要を把握し、効果の高いページを参考にして類似ページを作成することで、より多くのユーザーに閲覧してもらうことが可能になります。
競合の不動産会社の戦略も参考にし、差別化を図りながら訴求力のあるLPを制作していきましょう。
手続きの流れを説明~安心につなげる~
引っ越しや物件の購入は、多くの人にとって慣れない経験であり、不安を感じやすいものです。そのため、購入の流れや手続きのタイミング、サポート体制に関する不安を抱える方がほとんどでしょう。
そのため、不動産契約までの過程をステップごとにわかりやすく説明し、手続きの流れを明確にすることで、住まい探しから契約までのプロセスを具体的にイメージしやすくなります。
これにより、ユーザーの不安や疑問が解消され、問い合わせや来店につながる可能性が高まります。専門用語ばかりにならないように注意しながら、ユーザーが不安に感じることや疑問に思う点に着目し、必要な情報を漏れなく掲載しましょう。
自社ならではの強みをアピール~魅力を伝える~
自社ならではの強みをアピールし、魅力を伝えることで、ランディングページの効果を最大限に引き出していきましょう。例えば、「顧客サポート」や、「独自の技術専門知識と経験」、「導入事例や実績」などが挙げられます。
自社を分析し、他の不動産会社との差別化を行うことでより多くのユーザーの関心を引き、信頼を得ることができます。
実際に自社のサービスを利用したユーザーの声を掲載したり、よくある質問(FAQ)の欄を設けるなど、顧客の目線になって考え、自社の魅力を伝えていきましょう。
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LP作成~デザイン編~
ここからは、デザイン編の解説をしていきます。
ターゲットにあったデザインを工夫し、ボタンをクリックしてもらいやすい流れを作るLPを作成しましょう。
デザイン~ターゲットに合わせたカラーを選ぶ~
LPのデザインは、他の不動産会社と差別化できるポイントです。
たとえば、ターゲットの性別や年齢によって色味を変えてみることで、見やすさだけでなくページへの興味も引きやすくなります。ファミリー層向けの場合、優しさを感じる緑や、あたたかみのある暮らしを連想しやすいオレンジを、富裕層向けの場合は高級感を演出しやすい紺や黒を配色したりと、ターゲットの層に合わせてみましょう。他にも、コーポレートカラーを使って認知度向上を図ったりするのも手段のひとつです。
ファーストビューに力を入れる~ヘッドコピーの工夫~
FV(ファーストビュー)とは、WEBサイトを訪れた際に、最初に目に入る部分(ページをスクロールせずに見える部分)のことを指し、LPを作成するうえで重要なポイントになってきます。なぜなら、WEBサイトを訪れた人が、そのWEBサイトに自分の情報が載っているのかを判断する時間は、3秒から5秒だと言われているからです。
LPに関して言えば、WEBサイトに訪れた人のうち、70%以上の閲覧者がファーストビューのみを閲覧してLPを去ってしまいます。そのため、閲覧者にとって魅力を感じるデザインのFV(ファーストビュー)を作成することが、問い合わせに大きく影響するのです。
ファーストビューで離脱されないためには、最初に目に飛び込んでくる情報を魅力的なものにすることが大切です。思わず二度見するヘッドコピーやデザインがそこにあれば、ユーザーは自然とファーストビュー以降へスクロールする可能性が高くなります。
ポイントとしては、LPの目的を厳選することです。限られたページ内に多くの情報がちりばめられていると煩雑な印象になり、ユーザーの混乱を招きます。 問い合わせをしてほしい、物件の査定申し込みをしてほしいなど、目的をひとつに絞れば、それに合うヘッドコピーやデザインも自然に決まってくるでしょう。
UI,UXに基づいた設計~要点を正確に伝える~
LPは、ユーザーがぺージを離れることなく、お問い合わせや商品の購入につなげるためのぺージです。そのため、情報伝達の流れはつねに興味をひきながら順序良く、要点を確実に伝えていくことが求められます。この部分への配慮として、UI(ユーザーインターフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)が重要です。
UIとは、ユーザーの視覚に触れるすべての情報のことを指します。例えば、WEBサイトのデザインやフォント、ボタン位置がUIにあたります。
一方UXとは、閲覧者がサービスを通じて得られる体験や感想のことを指します。例えば、「テキストが読みやすく、情報がすぐに理解できた。」「デザインが美しく、見ているだけで楽しい」といったものは、UXとして認識されます。
これまでに触れてきた「ペルソナの設定」や「ゴールの設定」をもとに、UI・UXを工夫してみましょう。例えば、ボタンの色を目立たせたり、画面の上部や下部にお問合せボタンが固定で表示されるようにすることで、「問い合わせたい」と思ったときにすぐ行動を起こすことができます。
また、フォントのサイズを大きくしてサイトを見やすくしたり、強調したい部分に色をつけてみたりと、工夫次第で反響は大きく変わってきます。
レスポンシブデザインの実装~スマホにも対応させる~
現代は、スマホで気軽に情報を検索できる時代です。LPはPCでもスマホでも見やすい表示になるか意識してデザインしましょう。
レスポンシブデザインにすれば、ユーザーが使用している端末に合わせてデザインが自動的に調整されます。PC、スマホ、タブレットのいずれでも最適な表示にできれば、ユーザーの離脱率を抑えられるでしょう。
また、レスポンシブデザインの実装は容易に行えます。たとえば、Wordpressであれば、レスポンシブデザイン対応のテーマを使用するだけで、レスポンシブデザインを導入できます。
自社ホームページがWordpress以外の場合でも、ページのHTML、CSSにそれぞれ「meta viewportタグ」と「メディアクエリ」を記述するだけで、実装可能です。
▼集客に成功している不動産ホームページの特徴とは?
「運用を工夫するだけ!自社ホームページの育て方」を資料で確認する
デザイン事例LPO・SEOに特化したHP制作の事例5選
いえらぶCLOUDを導入したホームページ制作にあたり、特にLPOやSEOに注力している不動産会社の事例を5社まとめました。それぞれのトピックで、ホームページが確認できるURLを記載しておりますで、自社のホームページやLPを制作する際の参考にしてみてください。
石原不動産株式会社
SEO対策に注力した結果、対象エリアである「太田市 不動産」のキーワードで1位を獲得しています。デザイン検討の際には顧客目線に立ち、顧客にとって見やすいかどうかを一番に考えて制作されました。物件検索や売却査定への導線がシンプルで分かりやすくなっているかと思います。
月あたりの反響も増え、ポータルサイト連動機能もご利用いただき、業務効率化が叶ったとのお声をいただいています。
「お客様目線のホームページ」で月の反響が50本に。業務効率化によりリピーター増。
有限会社アイ・ホーム
ホームページ制作後は1ヶ月で50件の反響があったそうです。デザインのご要望としては、老若男女問わず、幅広い層に見てもらえるホームページ作りたいとのことでした。ポップな印象ですが、文字は大きくて読みやすくなっていますよね。
いえらぶCLOUDの導入により物件の入力がスムーズにできるようになり、掲載物件数を増やせたのも、反響が増えた大きな要因だとおっしゃっています。「反響がほしい!」を自社ホームページで叶える!
ラビットホーム株式会社
導入後は、お問い合わせのうち90%がホームページからになり、ブログからのお問い合わせも増加したそうです。見やすく、きれいなホームページを制作できることに加えて、業務効率化が叶うのが、いえらぶCLOUDの魅力とのお声をいただいています。
色味が統一されてスッキリ見やすいうえに、右下にはお問い合わせBOXが固定されています。
今後も問い合わせのしやすさに着目しながら、ホームページを強化されていきたいとおっしゃっていました。
お問い合わせの90%を「お客様に寄り添ったホームページ」から獲得!
共同土地株式会社
導入後、反響の99%を自社ホームページで獲得できるようになり、会員登録数も月に15-20人ほど増えているそうです。売買物件はポータルサイトから反響を取るのがなかなか難しいため、ホームページで集客ができるようになり助かっているとのお声をいただいています。
お客様に注目してもらいたい箇所に色がついているので、一目で情報が確認しやすく、分かりやすいデザインになっています。UI・UXの工夫が工夫されていますね。
反響の99%を自社ホームページで獲得!月に20件ずつ会員登録者数を増やす秘訣とは?
富田不動産株式会社
ホームページを通じて、月に4~5件程駐車場に関する問い合わせが来るようになったそうです。地域に根差した不動産会社ということで、安心感を与えられるようなホームページを心がけられています。
明るい色味が多く使われており、アットホームな雰囲気のホームページになっていますね。
賃貸管理システムとホームページを連携させ、業務の効率化を実現
いえらぶGROUPのホームページ制作は、不動産業務の総合システム「いえらぶCLOUD」を通じて、4,000サイト以上の受注実績を持ちます。
いえらぶCLOUDを導入している不動産会社、15,000社とのお取引から形成したノウハウで、LPOやSEOなどの対策はもちろん、考え抜かれた内部構造、デザインの提供を行います。
その他導入後のコンサルティング、プロ監修のブログ執筆代行や、エリア内の検索順位アップを目指すローカルSEOにより、ホームぺージの集客をUPします。
まとめ
不動産会社にとって大事なLPとは何なのか、作成するうえでのポイントや、LPO・SEOに注力している不動産会社についてご紹介しました。
自社の特徴、ご要望やエリアの特性を反映しながら最新の技術で、インターネット上でも「強い会社」を構築しましょう!
▼集客に成功している不動産ホームページの特徴とは?
「運用を工夫するだけ!自社ホームページの育て方」を資料で確認する