オンライン内見は不動産会社にもメリットがいっぱい!導入方法や注意ポイントをご案内
目次
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最近、急速に認知と普及が進むオンライン内見。
30代の賃貸マンション引っ越し検討中の方への調査で、95.5%が「オンライン内見に興味がある」という結果が出ています。
今回は、オンライン内見のメリットや注意ポイントから、後半には不動産会社の成約事例や、理想的な導入方法までご紹介します。
現在オンライン内見導入をご検討の不動産会社様方は、ぜひ最後までご覧ください!
オンライン内見とは?
ではまず、不動産のオンライン内見がどのようなものか? 従来の従来の内見とも比較し、メリットとデメリットを整理してみましょう。
オンライン内見とは?
オンライン内見とは、インターネットを通じて内見・内覧をおこなう方法です。
ビデオ通話機能を使い、物件現場の詳細を映像で確認し、スタッフと会話します。
実はオンラインの内見は、お客様にサービスとして提供するだけでなく、不動産会社側にも非常にメリットが大きいのです。
オンライン内見のやり方
まずお客様からWebの予約フォームや電話で、内見スケジュールの打診があります。
日程調整ののち、当日までに物件資料の送付など準備をしておきますが、事前に質問事項、こだわる点などを確認しておくのも良いでしょう。
オンライン接続は、前もって接続アドレスを送付しておき、定時にそのアドレスに接続してもらうという方法が主流です。
当日現場では、事前にこちら側で決めておいた流れで案内をおこない、質問等は随時受けます。
最後にクロージングをおこない、気に入ってもらった場合はその場で今後の流れをお伝えします。
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不動産会社側のオンライン内見のメリットとデメリット
オンライン内見のメリット3選
①時間とコストの節約
従来の内見よりも移動がなく、お客様と不動産会社の双方が、交通費や移動時間などを減らすことが可能で、不動産会社の営業効率アップにもなります。
また、ご夫婦や親子など、複数のお客様が別の場所からでも接続して内見が可能なため、スケジュールを合わせが非常にしやすくなり内見予約をする回数も大幅に減らすことができます。
②遠方でも気軽に内見できる
進学・就職で都市部への引っ越しなどの場合、長距離を移動せずにどこでも気軽に内見ができるため、お客様に非常に便利な上、意外と大変な待ち合わせ場所のすり合わせなどの作業を省くことができます。
③見込み客の増加がはかれる
気軽に内見をいただける分、幅広いエリアから多数の集客が期待でき、見込み客増の効果を生みます。地域に根付いた不動産会社の場合オンライン内見が地元のPRのツールとしても使えます。
その他、非接触でコロナ禍向きである点もメリットですね。
オンライン内見のデメリット3選
①通信状況の影響を受けてしまうこともが良くないと、接客の質の低下にも場合も
物件現場の通信状況が良くない場合も想定する必要があります。
映像や音声が乱れる場合、在宅のお客様が原因の場合は少なく、現場の担当者の通信状況によることが大きいです。
対策としてビデオ通話を接続する場合は、現場の担当者はポケットwi-fiを準備するなどで安定した通信環境が得られ、パケット通信費が高価になることも避けられます。
②「やはり直接見たい」お客様も
最初から従来の現場内見をご希望のお客様や、オンライン内見のあと、「やはり直接見たい」というお客様は一定数おられます。
柔軟に対応をおこなうことで、サービスの良さを感じて頂きましょう。
またオンラインのあと直接内見希望のお客様には、今後の参考に理由をよくうかがっておくと良いです。
③振動や音、特に匂いなど大切な家選びの要素を確認できないことも
振動や音などオンラインだと分かりにくい部分だからこそ窓を開けて外の状況説明だったり、近隣の情報も伝えられるだけ伝えることが大切です。
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オンライン内見の注意ポイント
こちらでは、オンライン内見の特性を活かして成約アップをはかれるポイントや、オンライン内見ならではの成約事例をご紹介します。ご覧ください。
物件の詳細を伝えるための工夫
従来型の内見時にメジャーを持参されるお客様もおられますが、これに対応する情報は必要になります。収納の広さであったり冷蔵庫置場・洗濯機置き場の広さなどの部分も丁寧に説明する必要があります。
家具を配置するための間口サイズをお伝えしたり、冷蔵庫、ダイニングテーブル、洗濯機、ベッドなどの置きどころや寸法もお伝えできると良いです。
また、良い点だけでなくちょっとマイナスな点なども正しくお伝えすることも、成約率や満足度のアップにつながりますね。
知りたいことを引き出すための工夫
オンライン内見では、従来の現場内見よりも体系的で詳細な説明が効果を発揮します。そのため、事前にお客様の要望や状況を事細かく把握する必要があります。
事前に準備しておいた説明のあとも、しっかり質問を受けるという流れが、「聞きもらしが怖い」という不安を取り除き、お客様からの信頼を得るでしょう。
周辺環境なども伝えるための工夫
周辺環境については、利便性とセキュリティの2点がお客様の大きな関心事ですが、場合によっては物件の外へ出て、実際の映像を元に説明をしましょう。
事前に物件のgoogleマップの座標点をお伝えし、最寄駅周辺からの景観などを確認頂くのも、理解を深めて頂くのに効果的でしょう。
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オンライン内見の不動産会社の成約事例
オンライン内見は、以下のようなちょっとした変化球な方法で成約率アップや、業務効率アップに貢献することができます。
A社 問い合せ段階で「オンライン可能」を伝え、来店率が上がった
B社 来店されたお客様に「オンライン内見」をしていただく
C社 来店のお客様との内見で、遠方とオンライン接続する
メールなどでお問い合わせを受けている段階で、「このお部屋はオンライン内見もできます」という点を伝えるだけで、来店されるお客様の数も増えた事例があります。
これはお客様の心理的な問題なのでしょうが、物件がより身近に感じられるのかもしれません。
このケースとは逆に、繁忙期に効果的な手法で来店された方に、別の物件のオンライン内見もしていただくことで営業効率をあげていくことができます。
最近では繁忙期に、学生用物件が集中しているエリアにオンライン内見専任のスタッフを配置する例も増えています。こうすることで、いつでも予約後に管理会社に内見予約が取れれば直ぐにオンライン内見ができることになり、いち早い対応ができます。
そして、現場のお客様は進学するお子様、遠方の方は地元の親御様です。成約のスピードアップとキャンセル予防に有効な方法で、現場内見中の入居者(学生)お客様とスタッフが、遠方の決裁者(親御様)決定権者とオンラインでつながるという手法があります。
もうお分かりと思いますが、現場のお客様は進学するお子様、遠方の方は地元の親御様です。
このようにすれば、親御様は安心でき、決成約定が早まってあとのキャンセルも予防できるわけです。
オンライン内見と組み合わせて導入したいツール3選
オンライン内見には、組み合わせて使うことによって、成約率と業務効率アップに相乗効果が見込めるツールがありますので、ご紹介しましょう。
①VR内見
VRはバーチャルリアリティ=仮想現実の略で、360度カメラを使い、より立体的で臨場感のある体験をしていただけるものです。
通常のカメラで撮った映像よりも、リアルな視点で物件を内見でき、集中して物件の詳細に向き合う効果があり、撮影した録画はホームページで公開し、体験していただくことも可能です。
②電子契約
内見ののち成約となった場合にも、重説もオンラインでおこない、契約書などの書類はデータで管理するツールです。
内見同様時間の節約、スケジュールの自由度アップ、業務の効率化とコストダウン効果は目覚ましく、お客様と不動産会社の双方にメリットが大きいです。
③顧客管理システム
顧客管理システムは、追客段階の「希望条件」「対応履歴」などを共有していくシステムです。
追客のもれや遅延がなく、来店率や成約率のアップにつながるため、オンライン対応で生じた時間をお客様に寄り添うために割いて、より手厚い追客を実現することができます。
不動産テック導入をお考えの方には、オンライン内見をはじめとして、上記のようなツールに総合的に対応できるいえらぶCLOUDをおすすめします。
顧客管理機能(CRM)は、物件の内見履歴や検討中物件の一覧など、スタッフだけでなくお客様ご自身が参照し、意思決定のサポートとなります。
そのほかホームページ集客や賃貸管理システムなど、不動産業務支援の機能をオールインワンで使えるため、コストの負担も低減できます。
まとめ
オンライン内見のメリットやデメリット、成約率アップに活かすポイントや事例、おすすめのツールなどをご紹介してきました。
オンライン内見の効果の大きさに驚かれたのではないでしょうか?
成約率と業務効率アップ実現に向けて、ぜひオンライン内見導入を検討なさってください!
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