不動産業界特化のDX支援サービスを展開する、株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介、以下「いえらぶGROUP」)は、不動産会社・エンドユーザーに対して「不動産物件広告に関するアンケート調査」を実施しました。不動産会社186名、エンドユーザー1,325名、有効回答1,511件の調査結果を発表します。

■調査の背景

近年、賃貸・売買市場では物件情報の充実度や正確性が、入居希望者の判断に大きく影響するようになっています。特に写真や動画の活用、詳細な物件情報の掲載、レビューなど、物件広告の内容によって反響に差が生じるケースが増えています。

こうした状況を踏まえ、本調査では、不動産会社とエンドユーザーを対象に「不動産物件広告に関する調査」を実施しました。

■アンケート調査サマリー

  1. 1.物件情報で重視するポイントは「家賃・価格」!口コミやレビューで信頼性約8割向上

  2. 2.自社で物件の広告作成する不動産会社は82.3%、反響率向上が今後の課題に

  3. 3.物件広告の閲覧は「スマートフォン」・「PC」が81.9%!動画・VRコンテンツ導入に期待

1. 物件情報で重視するポイントは「家賃・価格」!口コミやレビューで信頼性約8割向上

不動産会社に「物件広告掲載で特に重視している情報は何ですか?」と質問したところ、最も多かった回答は「家賃・価格」(63.4%)でした。続いて「写真(室内・外観)」(51.1%)、「間取り・広さ」(47.3%)という結果となりました。
また、エンドユーザーに「物件情報を見るときに特に重視する情報は何ですか?」と尋ねたところ、「家賃・価格」(71.1%)が最多で、次に「間取り・広さ」(51.8%)、「駅からの距離」(49.4%)という結果となりました。

不動産会社が物件広告で重視している点と、エンドユーザーが物件を選ぶ際に重視する点は、おおむね共通していることがわかります。

エンドユーザーへの「物件情報と実際の物件に差があったことはありますか?」という質問では、「よくある」が20.8%、「何度かある」が44.9%となりました。

「物件広告や物件情報に口コミやレビューがあった方が信頼性が高まりますか?」という質問では、「とても高まる」(43.8%)、「やや高まる」(35.6%)という回答が約8割を占める結果となりました。
口コミやレビューは、 物件情報の透明性や安心感を高める要素として、大きな効果になることが明らかとなりました。

2.自社で物件の広告作成する不動産会社は82.3%、反響率向上が今後の課題に

不動産会社に「1物件あたり、物件広告掲載にどのくらいの時間がかかりますか?」と質問したところ、最も多かった回答は「15分~30分未満」で37.6%でした。次いで「15分未満」(30.1%)、「30分~1時間未満」(24.7%)、「1時間~2時間未満」(6.5%)、「それ以上」(1.1%)といった結果となりました。

物件広告の掲載に使用する写真や動画の撮影については、「自社スタッフが撮影」と回答した不動産会社が82.3%と圧倒的な割合を占めました。
以前実施したSNS運用に関する調査(※)でも、97.5%の不動産会社が自社で写真や動画の撮影・運用を行っていることが明らかになっており、物件広告や情報発信の制作を自社で担う不動産会社が多いことがわかります。

また、「物件広告の掲載を強化したことで、反響(問い合わせや来店数など)はどの程度変化しましたか?」という質問では、45.7%の不動産会社が「増えた」と回答しました。一方で、「ほとんど変わらない」が32.3%、「減った」が1.6%と、変化が限定的なケースも一定数あることが分かりました。

こうした状況から、どの施策がどれだけ反響につながったかを可視化することで、改善点や成果を把握しやすくなると考えられます。

3.物件広告の閲覧は「スマートフォン」・「PC」が81.9%!動画・VRコンテンツ導入に期待

エンドユーザーに物件情報を見る際に利用する媒体を尋ねたところ、「スマートフォン」(45.2%)、「PC」(36.7%)が多い結果となりました。一方で、チラシを利用するユーザーも一定数いることがわかります。

不動産会社に「今後、物件広告掲載で追加したい情報は何ですか?」と質問したところ、「動画やVR内見コンテンツ」(39.2%)が最も多く、続いて「入居者の口コミや生活環境のレビュー」(28.0%)という結果となりました。

また、エンドユーザーの中には、物件情報が十分であれば内見前に「申込みを前向きに考える」可能性が高いことも分かりました。こうしたことから、エンドユーザーの関心に沿った情報を提供しつつ、情報の相違が生じないよう工夫することの重要性がうかがえます。
写真や動画、VR内見といったコンテンツは、物件の実態をよりリアルに伝える手段として有効であり、今後さらに普及させることが課題となりそうです。

■いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 コメント

今回の調査で、エンドユーザーは物件情報の内容や透明性を重視している一方で、不動産会社の提供する情報にはまだ改善の余地があることが明らかになりました。物件情報や物件広告の内容を充実させることは、ユーザーの安心感や信頼につながる一方で、情報の正確性や提供方法にも配慮が求められます。

当社は、不動産業界向けバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」や、不動産業者間流通プラットフォーム「いえらぶBB」を通じて、効果的に物件情報や物件広告を提供できるよう支援してまいります。

■調査概要

調査期間:2025年8月28日~2025年9月8日
調査機関:株式会社いえらぶGROUP
調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など
有効回答:【不動産会社】186件、【エンドユーザー】1,325件
調査手法:インターネットアンケート調査

▽本リリースに関する問い合わせ
https://ielove-cloud.jp/news/entry-1232#mail

■いえらぶGROUPについて

いえらぶGROUPは、「いい家選ぶ、いえらぶ。」のミッションステートメントをもとに、誰もが安心した住まい選びができる明日をつくります。
不動産業界向けのバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」「いえらぶBB」は全国44,000社以上で利用されており、利用企業のDXを推進しています。
今後も業界への利益相反を重視し、不動産取引業には参入せず、誰もが安心して利用できる、公平な不動産プラットフォームを実現していきます。

会社名:株式会社いえらぶGROUP
代表者:代表取締役 岩名泰介
設立 :2008年1月
資本金:3,825万円
所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル50階
コーポレートサイトhttps://www.ielove-group.jp/>
不動産事業者向けサービス紹介サイトhttps://ielove-cloud.jp/
不動産ポータルサイトhttps://www.ielove.co.jp/
*グループ各社で「家賃保証」「ライフライン取次」「駐車場運営管理」「SNS・動画」「賃貸管理業務BPO」「AI間取り」など幅広い業務支援も事業展開中

※ 不動産会社が運用しているSNS第1位はInstagram!一方エンドユーザーが住まい探しに利用したいSNSはYouTubeが最多に|SNSの利用についてのアンケート調査いえらぶGROUP
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000544.000008550.html

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