売買版「業者間サイト」「スマホで物確」共同開発の経緯
不動産売買業務のスタンダードになるような機能を共同開発できました。
これまでの課題を教えてください。
レジデンシャル不動産では、業務の標準化・効率化を重視し、マンション買取再販No.1の地位を確立してきました。しかし業務のデジタル化が部分的で、重複した入力作業が多く生産性に課題を感じていました。
いえらぶを選んだ経緯を教えてください。
一元管理できるシステムを探して、多くの企業と話しました。その中でも営業スタッフの不動産業界に対する知見、新しいことに果敢に挑戦する姿勢に魅力を感じ、いえらぶGROUPにお願いしました。
売買版「業者間サイト」は当社からの要望をお伝えし、不動産売買業務のスタンダードになるようなサービスを共同開発できたと感じています。合わせてエンドユーザー向けの物件検索ホームページもリニューアルしました。一元管理できているので、重複した作業もなくなりました。
共同開発にあたってこだわったポイントはありますか?
これまではサイトが分かりづらいと、物件について問合せの電話をいただくこともあったので、とにかく見やすく、操作しやすいことにこだわりました。
導入後の効果
重複した入力がなくなり、半年で780時間が削減できました。
どのような課題が解決できましたか?
これまではシステムが一元化されていなかったため、1カ月あたり130時間ほどの重複した入力作業が発生していました。システムの一元化によりこれらが削減され、半年で780時間が顧客対応や追客に充てられるようになり、利益に貢献することができました。
導入からの半年で約42,000件の広告掲載申請、内見予約をオンラインで対応しました。広告掲載・内見予約をシステム化していない場合と比べ、同数の電話対応削減につながっています。
御社のサイトは9,500社もの仲介会社様がアカウントを作成されていますよね。
はい、以前の物確サービスをご利用いただいていた会社様への案内も丁寧に行いました。
ただ、少なくともさらに10倍の会社が「業者間サイト」でアカウントを作らないと、業界を変えることはできません。
アナログな習慣が残る売買領域では、システム化に際して一定の抵抗が予想されます。しかし、そういった声にこそ品質改善のヒントが隠されていますし、誰からもフィードバックをいただけない方が問題です。より沢山の方に利用いただき、要望に応え続けてこそ「当たり前を変える」ことができます。そのパートナーとしていえらぶさんにも期待しています。
今後の展望
海外での事業拡大も目指しています。
今後の展望について教えてください
常に新しい挑戦を続けていきたいです。
当社はペースを落とさずに新規出店を続けています。店舗数を増やすと、もちろんコストは増えますし、ガバナンスも大変になります。しかし、当社の出店により地域の不動産市場がもっと盛り上がり、シナジーが生まれる、社員のモチベーションが上がるなど良いこともたくさんあります。
普通の人が「上手くいかないんじゃないか」と思うことに前向きに取り組み、企業成長を続けていきたいです。
▽導入効果のプレスリリース
https://ielove-cloud.jp/news/entry-882