賃貸管理

最高売上を実現した不動産会社の事例に学ぶ業務代行、動画×SNS戦略-日管協フォーラム2024セミナーレポート

2024年11月12日(火)に実施された日本最大級の賃貸住宅管理業イベント「日管協フォーラム2024」にて、当社常務取締役の庭山健一がセミナーに登壇しました。セミナーでは、不動産業界のIT部門として「いえらぶCLOUD」をはじめとする不動産業務支援サービスを提供している庭山が、SNS集客や業務代行の活用方法を実際の不動産会社の成功事例をもとに解説しました。

本記事では、当日の要点を振り返りながら、セミナー内容をレポートします。

※セミナー資料全編をダウンロードする

セミナー会場の様子

 

登壇者紹介

いえらぶGROUP 常務取締役 庭山 健一

株式会社いえらぶGROUP 常務取締役 庭山 健一

大学卒業後、新卒で大手アパレル入社。その後マンションデベロッパー勤務を経て、2008年に代表の岩名といえらぶGROUPを共同設立し、営業組織の統括・商品企画に従事。2014年に常務取締役に就任し、現在はグループ会社10社を牽引。

最高売上を実現した事例に学ぶ業務代行、動画×SNS戦略

今後、SNSの利用率が高い世代がメインの顧客となっていく不動産業界で、SNS集客の重要性はますます大きくなっていきます。

動画の圧倒的な情報量

圧倒的な動画の情報量

動画の情報伝達力は圧倒的で、動画1分で人間に伝わる情報量はWebページ3600ページ相当とも言われています。不動産業界でも、動画は必須になっていくコンテンツです。

SNSの利用状況と行動の変化

SNS利用状況

現在、部屋探しの中心はSNSになってきています。「SNSでお部屋探しをしたことがありますか?」というアンケートをとったところ、26歳以下の方は半数以上がSNSを通じて部屋を探しているという結果が出ました。テレビを見ることが少なくなっていて、SNSの利用はテレビ視聴時間の3~4倍(※)になっています。SNSを活用することで、テレビよりも認知度を上げることができると言えます。

※博報堂DYメディアパートナーズ「メディア定点調査2023」時系列分析より

サーチからレコメンドの時代へ

テレビなどのマスメディアで見てから調べるという時代から、SNSのタイムラインから情報を得る時代になり、サーチからレコメンドの時代に変化しています。YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNSでは、搭載されたAIがユーザーの趣味趣向を読み取って、自分に合った情報がレコメンドされるようになっています。

不動産業界では、インターネットが出てきた当時、まず主流になったのは「ポータルサイト」です。その後、検索エンジンの発達とユーザーのネットリテラシーが向上したことで、具体的な情報を検索するようになり、そこで不動産会社は自社ホームページを持ち始めました。

そして現代は、SNS上でレコメンドされた物件情報・動画を見るようになっています。これを「お部屋探し3.0時代」と呼んでいます。

今こそ!「賃貸管理会社の動画×SNS」

全ての経路が重要

「重要な集客口はどこか」と質問されたら何をイメージするでしょうか。今日のテーマからして「SNSってこと?」と思われるかもしれませんが、そうではなく、全ての集客口の掛け合わせが必要です。なぜなら、昔のように限られた媒体で知ったものを調べるという時代ではないからです。ニーズが具体化している・していないに関わらず、今はとにかくウェブ・SNSで無限に情報が入ってきます。いつどこで情報収集しているか一般化できない時代です。なので、あらゆる場所に情報をおいて、網目を張っておく必要があります。

あらゆる経路を繋ぐ集客戦略

・ホームページとSNSで相互誘導する

・LINEやDMなどのコミュニケーションの入り口を用意する

・オンライン接客から契約につなげていく。

など、あらゆる経路から徹底して契約まで誘導することが差別化の鍵になります。

「賃貸管理会社の動画×SNS」活用事例

ポータルでの動画活用

実際に動画で成功されている不動産会社の事例をご紹介します。

例えば、弊社クライアントのマッシュルーム様はポータルサイトに動画を掲載しています。物件紹介ではなく自社の強みをアピールする動画を掲載することで、差別化を図っています。動画もSNSに載せるだけではもったいないです。ポータルサイトやホームページへの掲載、メール・LINEでの追客時にURLを紹介するなど、すべてで活用していきましょう。

ホームページとLINEの連携

TUMUGU不動産様も、ホームページにTikTok動画を埋め込んでいますが、特徴的なのはLINEへの誘導を徹底していることです。1か所ではなく、メイン画像・常に表示される固定フッターのボタンなど複数個所から誘導しています。

他にも、反響後の初回メールにも必ずLINE誘導を入れることも効果的です。

LINEリッチメニューの活用

LINEについてはリッチメニューをぜひ活用してほしいです。リッチメニューは、公式アカウントを開設すれば無料で利用できる固定のメニューボタンで、物件検索や来店予約といったサイト誘導が可能です。

こういった形で、できることはすべてやる、というスタンスが重要です。いえらぶ流「SNS集客 全体設計チェックリスト」を用意しているので、参考にしてみてください。

※チェックリストつきセミナー資料をダウンロードする

賃貸管理業界の現状

繁忙期と閑散期の人員比較

売上拡大を図っていくと、当然ながら人手が必要になります。

一方で、賃貸仲介・賃貸管理業界は繁忙期と閑散期で必要な人員数が全く違います。ただ閑散期のほうが長いこともあり、繁忙期をどうにか閑散期の人員で乗り越える会社も多いです。しかも賃貸管理業務は専門性も高く、新人ではなかなか戦力になりません。そのためベテランがハードワークになりやすい構造です。

成功事例に学ぶ「賃貸管理会社の業務代行」

KACHIAL様の業務代行事例

そこで今注目されているのが「BPO」、いわゆる業務代行です。契約書作成・発送や社内システムの入力など、日々の事務作業を外注することができます。

事例として、日管協の理事を務めるKACHIAL様は積極的に業務代行を活用されています。

「業務を外に出して楽になった」という話ではなく、仕組み化や社員の教育が進むことが肝です。結果として、創業以来最大の売上を達成することができたと伺っています。

導入取材動画もご協力いただいておりますので、是非ご覧ください。

【導入取材】KACHIALがシステムと業務代行の活用でリーシング業務を大幅削減、価値あるコア業務に集中対応!

KACHIAL様の業務代行効果

導入前の課題はリーシングの営業部隊が事務仕事に追われ、本来の営業活動をできていないことでした。業務代行の導入により今年の繁忙期、オーナー訪問などに集中できるようになりました。

オーナーの満足度向上に向き合えたことが売上拡大の鍵となります。

業務代行の真価は、スタッフをルーチンワークから開放し、クリエイティブな仕事に集中させることで、離職率を下げ安定経営を実現することです。

セミナー資料はこちらから

日管協フォーラム2024で開催された本セミナーの資料をこちらからダウンロード可能です。

「SNS集客 全体設計チェックリスト」も資料内に含まれているので、ぜひご覧ください。

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株式会社いえらぶGROUP

この記事を書いた人いえらぶ編集部

全国15,000社の不動産会社の業務効率化や売上アップをサポートする中で得たノウハウを日々発信中。SNS集客やBPOサービスなど、最新の情報もどんどん発信していきます。

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