日本経済新聞社主催「不動産テックで実現する働き方改革」当日レポート
2023年4月20日、日本経済新聞社主催のウェビナーイベント NIKKEI MESSE PREMIUM CONFERENCE SERIES「不動産テックで実現する働き方改革」に弁護士ドットコム株式会社 執行役員クラウドサイン戦略統括 小林誉幸氏と当社常務取締役 庭山が登壇いたしました。
当日のセミナーでは、リーガルテックのリーディングカンパニーである弁護士ドットコムの小林氏と、不動産業界のIT部門として「いえらぶCLOUD」をはじめとするシステムを提供する当社の庭山が、不動産業界の課題をテクノロジーで解決する取り組みについてお話ししました。
本記事では、当日の要点を振り返りながら、セミナー内容をレポートします。
セミナー動画をページ最後のリンクよりご視聴いただけます。
(当社の登壇は00:30~ ※2023年5月末日までの期間限定公開です)
登壇者
株式会社いえらぶGROUP 常務取締役 庭山 健一
大学卒業後、新卒で大手アパレル入社。
その後マンションデベロッパー勤務を経て、2008年に代表の岩名といえらぶGROUPを共同設立し、営業組織の統括・商品企画に従事。
2014年に常務取締役に就任し、現在はグループ会社10社を牽引。
弁護士ドットコム株式会社 執行役員クラウドサイン戦略統括 小林誉幸氏
東京大学法学部卒業。
日本銀行入行、経済調査や政府統計、決済制度の企画立案などに携わる。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社における戦略コンサルタントを経て、2020年12月に入社。
2022年4月よりクラウドサイン事業戦略部長。2023年4月より執行役員に就任。
「法対応と働き方改革を担う不動産テックの最先端」
全産業の中でも高齢化・離職率の高止まりといった課題を多く抱える不動産業界。一方で、改正宅建業法による電子契約の解禁や、賃貸管理業法による業務の適正化など、業界の在り方を見直す潮流も生まれています。
本セミナーでは、業界の最新情報や、働き方改革のカギを握る「不動産テック」の活用方法と事例を紹介しました。
不動産業界が抱える課題とITの活用について
不動産会社では繁忙期の業務過多を理由に辞める若手も多く、ベテラン社員による業務の属人化が進んでいる。また、管理業法が厳格化するなど、さらに業務負担が増している。
やはりITを活用すべき。法改定に合わせてアップデートされるSaaSや、人手不足に困る場合にはBPO(業務のアウトソーシング)という選択肢も有効。賃貸管理のコア業務に集中することで、オーナー満足度の向上や追加管理受注にもつなげられる。
業務にSaaSを導入するなら、Web申込みや電子契約から始めるのがおすすめ。ペーパーレスなど目に見える成果も出る。例えば管理戸数が2万戸ある管理会社では、申込み関連書類だけで年間8万5,000枚の紙が削減できる。
▼人手不足・繁忙期の膨大な業務量で悩まれている方へ
「1人あたり1000戸の物件管理を実現する方法」を資料で確認する
電子契約のメリットと市場
2022年5月に宅建業法改正により、申込みから締結まで一連の流れがオンラインで完結できるようになった。メリットは主に4つ。
①選択肢を持つことで顧客に選ばれ続ける
②収入印紙代が削減
③スピードアップ
④保管や検索が容易になる。
実際73%の消費者が電子契約を希望する。今後はこの流れが加速すると思われる。社員の満足にもつながるし、多くの企業が導入済み。
不動産会社における効率化の実例
不動産業界は人手が足りていない。人手不足を支えるのが「らくなげ」という賃貸管理に特化したBPOサービス。システム運用から電話対応など広く対応している。
「らくなげ」の導入でコア業務への集中が可能になり、営業スタッフ1人当たり1,000戸の管理戸数に対応できるようになった会社もある。
幅広い事業を行っているものの、いえらぶは不動産事業者にはならない。不動産会社の一番大切な財産である「情報」を守り、IT分野の伴走者として協力していきたい。サービスの導入というよりも、不動産業界全体での情報共有を促進していきたい。
▼人手不足・繁忙期の膨大な業務量で悩まれている方へ
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セミナー動画はこちらから
プレミアムカンファレンスの全日程の動画をこちらからご覧いただけます。
(当社の登壇は00:30~・2023年5月31日までの期間限定公開です)
また、当社ではセミナーで紹介させていただいた「賃貸管理業務のアウトソーシング」の他に、下記のようなサービスを提供しております。
①確度の高い反響を集める、不動産特化のホームぺージ制作
②広告出稿から反響対応、顧客管理までを一元管理する「いえらぶCLOUD」
③契約や入出金、家主・入居者などを一元管理する「らくらく賃貸管理」
こちらより資料のダウンロードが可能です。