不動産鑑定士とは?業務内容や資格の活かし方について解説
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日頃の業務の中で「不動産鑑定士の有資格者がいたら…」と考えられたことはありませんか?
公的な鑑定業務ができることで、仕事の幅は広がるはずです。
そこで今回は、不動産鑑定士とはどのような資格か、業務内容や不動産会社での資格の活かし方について解説します。
不動産鑑定士の業務や資格に興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
不動産鑑定士はどのような資格?
まず、不動産鑑定士とはどのような資格なのでしょうか。
不動産鑑定士とは?
不動産鑑定士は、不動産の適正価格や賃料を算定する国家資格です。
取得の難易度やステータスから、不動産系国家資格の最高峰とされ、弁護士・公認会計士と並ぶ文系三大国家資格と呼ばれています。
一つとして同じもののない不動産について、詳細の調査のうえ、不動産鑑定評価書を発行します。
公的機関の公務や民間企業のほか、個人からの依頼にも応じて調査をしますが、鑑定以外にコンサルティングの業務もおこないます。
不動産鑑定士資格の取得
不動産鑑定士試験の難易度は範囲の広さ以外に、不動産業従事者としては、経営者以外にあまり縁のない経済学や会計学を学ぶ必要がある点がポイントです。
合格に必要な勉強時間は、トータルで2000時間から4000時間と言われています。
試験は例年6月下旬におこなわれる短答式と、10月下旬の論文式に分かれます。
さらに試験合格後、さらに実務修習をおこない、実際に指導鑑定士の指導を受けながら「鑑定評価報告書」を作成し合格後に、鑑定士として登録が可能になります。
合格者は最近は毎年、全国で100人を切るくらいの人数となっています。
このように非常に難易度の高い試験ですが、以下のように資格取得で得られるメリットも大きいものです。
不動産鑑定士の独占業務は?
鑑定業務で、不動産鑑定評価書を作成することは、不動産鑑定士の独占業務です。
鑑定書の効力は公的な価値を持ち、後述しますが、裁判やほかの提出資料として用いることができます。
そして言うまでもありませんが、無資格者がこれを作成して報酬を得ることは、違法行為となってしまいます。
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不動産鑑定士の魅力とは?
では次に、不動産鑑定士の業務の魅力をご紹介します。
有資格者の希少価値
わかりやすい例として、国内の宅建士の登録者数は100万人を超えるのに対し、不動産鑑定士のそれは、1万人程度です。
もちろん宅建士と不動産鑑定士で需要の差はありますが、この希少性は価値となっています。
普段お客様に提示する査定価格と、鑑定結果の価格は目的が異なりますが、鑑定で算出される価格は、相場の安定や紛争の解決などの社会貢献的使命を持っています。
経済や会計分野の知識を身に着けるのは大変なのですが、働きがいのある仕事となりる点が魅力です。
今まで査定業務をおこなってきた方の目利きにも、さらに磨きがかかることでしょう。
高い収入
不動産鑑定士が個人のお客様から依頼を受けて鑑定をおこなった場合、価格や物件の種類によりますが、1案件当たり平均的に20万円から60万円の報酬となります。
この価格は仲介手数料などとは異なり法定の上限がなく、不動産鑑定士がそれぞれ自由設定するオープン価格です。
この報酬がご自身のインセンティブや、自社の売り上げにつながったら、かなりの上積みとなることでしょう。
また、鑑定士の資格によって、安定して仕事を得て働けるというメリットもあります。
公的な鑑定ができて仕事が拡がる
無料の査定と有料の鑑定を、必要に応じて使いこなすことができ、営業の幅が拡がります。
鑑定や専門的なコンサルティングが必要となる案件は、不動産投資家のアセットマネジメントや、都市開発、大規模な仕入れの企画などに限りません。
個人の客様の相続や贈与、離婚、経済事情などにともなう相談を受け、必要に応じて鑑定をおこなう需要は、今後ますます増えると思われます。
このような業務では、これまでの宅建業の知識や経験と、鑑定士の勉強で得たあたらしい知識を、両方活かす強みが発揮されます。
上記のような業務のウエイトが増えた場合、業務エリアを地域密着型から拡大することもしやすくなるでしょう。
なぜならば、お客様はデリケートな問題をはらむ相談は地元の不動産会社にしづらい気持ちがあるからです。
そして、鑑定の仕事も受けられることで、お客様からの信頼度もアップしますね。
このようなことから、宅建士と不動産鑑定士のダブルライセンスは、両方の仕事の親和性が高く、キャリアアップにつながると言えるでしょう。
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不動産鑑定士の仕事内容は?
では不動産鑑定士が日常おこなう実務の仕事内容は、どのようなものでしょうか。
鑑定評価業務
鑑定評価は、公務となる公的評価と、民間企業や個人が対象となる民間評価に分けられます。
公的評価は地価公示、相続税路線価、裁判所の競売にかかわるものなどがあります。
公務は入札もおこなわれますが、先行者の既得権が強く、入っていくのが難しい面はあります。
民間評価の仕事は、融資の担保価値設定、賃料相場の確定、相続や離婚の財産分与の際の評価など多岐にわたります。
このほか企業の場合、M&Aや証券化の際の不動産資産評価の依頼があります。
コンサルティング業務
コンサルティング業務の仕事内容は、土地や建物の有効な活用に関して、不動産鑑定を根拠とするアドバイスなどです。
取得した空きビルを、テナント、オフィス、その他どのような用途に利用するのが最適かなどのアドバイスをおこないます。
また、デベロッパーの街づくりや、大規模な分譲の開発にあたっての採算などについて意見を求められることも増えています。
そのほか、投資家に対して、不動産投資の判断材料となる資料を作成、提供する仕事もあります。
そのほかの仕事内容
そのほかに、以下の内容の調査、分析をおこなう仕事があります。
不動産の売買や投資全般
不動産の担保価値
取引価格の水準
賃料の動向
つまり、コンサルや鑑定以前に資料を作成して判断材料としてのサポートをおこなうものです。
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コンサルティング業務といえば、物件オーナーの世代交代が進んでいる関係でサラリーマン大家さんが増え、物件管理だけでなく、不動産投資に関する相談も多くなっています。
アセットマネジメントの相談を受ける場合は、現在の物件の状況を的確に把握し、入居や修繕の状況、バランスシートなどの説明をおこなう必要がありますね。
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まとめ
不動産鑑定士とはどのような資格か、業務内容や不動産会社での資格の活かし方について解説しました。
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