不動産の内見が変わる!オンライン内見やVR内見の特徴やデメリットについて解説
目次
不動産テックの進化や、コロナ禍の影響などで、内見のおこない方が様変わりしてきました。
しかしそもそも、現場に行かない内見には数々の利点があるのです。
そこで今回は、オンラインやVRを利用した内見の特徴やデメリットについて解説します。
内見方法にVRやオンラインを取り入れたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
現場内見の現状は?~1日で回る限界~
まず、お客様が実際の物件を回る内見の現状をおさらいしましょう。
契約までの内見件数
統計では、成約までの平均内見物件数は、2~3件が一番多く、続いて多いのが4~6件となっています。
4件以上となると1日で回るのは困難なため、お客様もスタッフも2回はスケジュールを取ることとなります。
なかには希望条件が絞りきれず、良しあしを決めきれない状態で内見を重ねてしまっている場合も。
限られた時間の中で、現場内見で効率良く住まい探しを進めるのは大変でした。
一日で回る内見件数
1日で見て回れる物件は、2~3件がもっとも多いとされています。
賃料や最寄り駅、駅からの距離など、条件の異なる物件を見てもらい、希望条件や相場感を煮詰めて頂くには、徒歩圏内に集中している物件を数多く見ても、意味が薄いからです。
お客様の都合や、お店の営業時間などの制約もあるでしょう。
特に遠方から来られているのであれば、たくさん見たいところですが、集中力が途切れると、一般の方は数多く見ても判断がつかなくなります。
現場内見の現状
最近では、お客様がポータルサイトなどを通じて豊富な物件情報に触れ、業者間の物件流通も盛んになっている関係で、内見対象の物件は増えています。
繁忙期では、内見件数の多さがスタッフの負担となり、業務効率を下げることにもなっています。
また、お客様にとっても、効率の良い物件確認の方法が求められます。
そこで登場したのが、オンライン内見や、VRコンテンツを利用した内見です。
不動産のオンライン内見とは?
近年普及が進んでいるオンライン内見とは、どのようなものでしょう?
オンライン内見とは?
オンライン内見とは、スタッフだけが賃貸物件の現場へ行き、スマートフォンなどの映像通話機能を使って、映像や音声で物件の紹介をするサービスです。
お部屋探しのお客様は、ネット環境さえあれば自宅や会社、学校などどこからでも内見をおこなうことができます。
携帯電話の規格が4Gとなり、機器の通信速度や映像解像度など性能のアップにしたがって、実用的な映像のやり取りが可能になり、徐々に普及が始まりました。
オンライン内見の流れ
まずお客様からの内見スケジュールの打診を受けて、スケジュール調整をおこないます。
現場内見に比べてお客様の場所と時間の設定の自由度が上がるため、日時決めはスムーズです。
当日までに物件資料の送付など準備をしておきますが、事前に質問事項、こだわる点などを確認したり、検討をお願いしておきましょう。
オンライン接続は、前もって接続アドレスをお伝えし、時間となったら接続してもらうという方法が多いですが、LINE公式アカウントで、グループビデオ通話も可能です。
当日現場では、質問は随時受け付けながら、あらかじめ考えておいた流れで案内をおこないます。
最後にクロージングをおこない、頂いた反応に沿って今後の流れをお伝えします。
オンライン内見のメリット
メリットは以下のように非常に多岐にわたります。
時間とコストの節約
遠方でも気軽に内見できる
説明が細かくなる
見込み客の増加がはかれる
従来の内見と違って移動がなく、お客さまとスタッフの双方の交通費や移動時間が不要で、導入により業務効率アップに大きな差が出ます。
また、ご夫婦や親子など複数のお客さまが別の場所からでも接続して内見が可能なため、スケジュール合わせが簡単で、成約の意思決定スピードも速くなります。
進学・就職で都市部への引っ越しなどの場合、長距離を移動せずに気軽に内見ができるため、お客さまに非常に好評です。
また、散発的に質問を受ける従来の内見に比べ、かえって体系的な物件説明となり、お客さまの理解や共感が深まります。
気軽に内見をいただける分、幅広いエリアから多数の集客が期待でき、見込み客増の効果もあります。
そのほか、非接触で密室でのやりとりもないため、コロナ禍向きかつ、お客様に安心感があります。
現場に行かない内見サービスのデメリット
このあとにご紹介するVRによる内見にも当てはまりますが、どうしても現地を見たいというお客様はおられます。
その場合候補を絞ってから、必要な物件だけ現地を見るようにしていただけば良いことになります。
また、オンラインの場合、通信環境によっては映像や音声が不安定になったり、Wi-Fiにつながっていない端末は、無料枠のパケットを消費する可能性があります。
お客様には自宅などの、Wi-Fi環境での接続をお願いし、スタッフ用にはポケットWi-Fiを準備するなどの対策を取りましょう。
いえらぶのWeb接客とVRコンテンツ
いえらぶCLOUDでおこなう、オンライン接客とVR内見で実現するメリットについて、ご説明します。
いえらぶのWeb接客
いえらぶCLOUDは株式会社ブイキューブのWeb会議ツール「V-CUBE ミーティング」を採用し、オンラインでの内見に対応したWeb接客機能を実装しています。
また、IT重説にも対応しているので、対面でおこなうことが義務付けられていた重要事項説明を遠隔地と結んでオンラインで実施することができます。
オンライン上で接客・内見により、業務効率化となるだけではなく、遠方のお客様のお部屋探しの手間の削減につながります。
「WEB接客機能」の特長
いえらぶCLOUDからIT重説やオンライン内見を実施
録画/録音機能によるトラブル防止
顧客管理機能の顧客情報とも連携し、重要事項説明のログも記録
VRコンテンツを利用した内見
VRコンテンツの内見とは、お部屋をパノラマ撮影した画像を、間取り図を参照しながら、現実に物件にいるかのように仮想体験できるものです。
こちらのサービスも技術の進歩によって、物件紹介用コンテンツとして実用度が高まり、必要な機材も数万円程度で済むようになりました。
お客様はマウスや指先の操作で間取り図を移動し、連続したお部屋の景色や設備の状況を見ることができます。
解像度が高く、天井や床の状況、コンセントの位置まで見られます。
VRの導入効果として、現場の内見件数が減る一方で、反響率は150%、来店率も110%アップする点が確認されています。(当社調べ)
物件の比較検討中に、室内の非常に具体的な状況が確認できるため、お客様が行動を起こしやすいためだと言われています。
内見予約システムもリニューアル
そのほか、賃貸管理業務のさらなる合理化と、仲介会社の利便性向上を目指して、内見予約システムのリニューアルをおこないました。
いえらぶのシステムで過去に3,000件以上の内見予約実績を持つ野村不動産パートナーズ株式会社の協力で開発された新バージョンは、業者間の予約がWebで完結できます。
仲介会社向けサイト上で最新の内見予約状況の確認や内見予約、鍵情報の閲覧などをおこなえるようになります。
内見予約の一連の流れがウェブ上で完結するため、管理会社と仲介会社双方の業務が効率化されます。
さらに、従業員が不在の夜間や早朝、定休日の予約も可能となります。
内見関連機能のほか、いえらぶCLOUDは売買、賃貸のあらゆる業務に対応し、充実した機能をそなえた不動産業務支援システムです。
導入後もサポート&コンサルの役割を担う専門スタッフが12,000社導入の実績を持つ弊社のノウハウでコンサルティングをおこないます。
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まとめ
オンラインやVRを利用した内見の特徴やデメリットについて解説しました。
合理的な内見サービスのサポートで業務効率化に貢献する、いえらぶCLOUDの導入をぜひご検討ください。