立体駐車場と車が接触!修理費の請求はどうなるの?
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立体駐車場の場合、車高を間違えてしまうと接触事故につながります。
立体駐車場でトラブルが生じてしまった経験のある管理会社の方もいるのではないでしょうか?
今回は、事例を用いながら対応方法について紹介していきたいと思います。
車高についての説明はしていないため非があるのは管理会社になるのか?
接触事故が起き、入居者と話したところ、重要事項説明書には車高についての記載がなく、それは問題があるのでは?という指摘をされてしまいました。
記載していなかった管理会社に責任があるということで、入居者からは修理代を請求されてしまいました。
一方管理会社は、車高に関しては、駐車場に注意書きがされており、入居者本人が車を入れる際に確認するだろうと思っていたため、説明しなくても大丈夫と考えていました。
管理会社側からすると、立体駐車場の修理代を請求したいところです。
このようなケースの場合は、どのような対応をとるべきなのでしょうか?
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立体駐車場を貸し出す場合は利用上の注意は事前に確認させましょう
立体駐車場を貸し出すときには車高について、しっかりと確認してもらうようにしましょう。
大きく駐車場の入り口に注意書きされているとしても、説明を怠るとこのようなトラブルになりかねません。
入居してからすぐの事故で、車高の説明もしていないとなれば、管理会社の過失割合が大きくなる可能性もあります。
事故になるかどうかの判断を入居者ができるような環境であったかも、裁判においては大きな判断材料になりえると思います。
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重説に走車高についての説明、駐車場の注意書きの確認を!
今回のようなトラブルを未然に防ぐには、重要事項説明書に車高についての記載を行い、車高が危険な車種が特定できる場合はいくつか列挙しておくのもいいかもしれません。
最近の車は、車高の高いものも増えているようですので、これを機会に車高をざっと確認してみるのもありかもしれません。
また、駐車場の注意書きも見やすいものになっているのかを確認しましょう。
目立つところに置いてあるか、過去の事故例を記載する等の工夫があってもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は立体駐車場におけるトラブルについて紹介していきました。
こういったお金の発生するトラブルは、長期化し重症化してしまう場合が多いです。
言った言わないの泥沼化とならないように、説明した証拠もしっかり重要事項説明書の中に記載しておくことで残しておきましょう!
説明不足によるトラブルは、未然に防ぐことができる可能性が非常に高いので、ちょっとした時間にでも契約書の記載を見直すのもいいと思います!
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