管理物件の設備を壊された!こんなときどうする?
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賃貸マンションの入居者から、共有部の設備が壊されています!という連絡を受けたことのある管理会社の方もいるかもしれません。
修繕することになりますが、その費用の負担は誰が持つことになるのでしょう。
今回は、共有部が壊されたときのことについてご紹介していきます。
共有部を破損したときは連絡をするように入居者に伝えておこう
マンションの共有部での破損や故障に関するトラブルの対応をしたことのある管理会社の方も多いのではないでしょうか。
「共有部で遊んでいた子供たちが、エントランスのガラスを割った」「ベランダからの落下物のよって共有部を破損した」という連絡がくればいいのですが、見つかるまで黙っておこうと考える入居者の方もいるかもしれません。
修理に時間のかかることもあり、クレームにつながってしまう可能性もあります。
ですので、入居者の方たちにはあらかじめ
①破損している箇所
②破損事故が起きた日付
③破損箇所の状況
以上の3点を伝えてくださいとお願いしておきましょう。
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破損事故が起きたときの管理会社の役目
破損してしまったという連絡が来たときに管理会社の役目はというと、マンションの入居者が危険にさらされないように被害箇所の応急的な措置をすることです。
保険の代理店も兼ねている場合は、保険申請等を行います。
修理費用の見積もりを出してあげるのも管理会社の役目に入るでしょう。
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破損箇所の修理費用は誰が持つのか?
費用の負担は、トラブルになりやすいところだと思います。
基本的には、故意でなかったとしても壊してしまった本人が修理費を負担することになります。
破損してしまった本人が連絡してくれたり、破損事故が起きたときに目撃者がいたのであれば費用負担についてはあまり揉めずに済みます。
マンションの特約で「個人賠償責任保険」に加入しているのであれば、それを活用しましょう!
「個人賠償責任保険」とは、マンションに居住する人が、偶然の事故で損害を与えてしまい損害賠償責任を負ったときに補填してくれる保険です。
一番困るのは、だれが壊したのかわからないときですよね。
このような状況になると、壊したのが誰なのかを探すのは非常に難しいです。
こうならないためにも、マンションの共有部には監視カメラを設置しておく等の対応をしておきましょう。
犯人捜しは、管理会社側も入居者側もあまりいい気持ちはしないでしょう。入居者の心の健康を保つためにも、防止策は早めに講じておくことをおすすめします。
まとめ
今回は共有部での破損事故の時の対応と防止策、管理会社の役目についてご紹介しました。
マンションには色々な人が住んでいて、破損事故が入居者トラブルにつながることも十分に考えられます。
特に共有部での破損事故は、入居者全員の目につくところですので、早めに対応して修理したいですよね。
壊れているのを見かけたらすぐに連絡してもらえるような関係性を入居者と築いておくことも大切です!
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