入居促進・家賃アップにもつながる効果的な防犯対策とは
空き巣や不法侵入などの事件は連日のように報道されており、賃貸物件にも防犯対策がされているかを気にしている入居者は増えてきています。
全国賃貸住宅新聞による2018年の人気設備ランキングでは「オートロック」が3位、「ホームセキュリティー」が6位、「防犯カメラ」が8位と、セキュリティーに関わる設備は上位にランクインしており、防犯設備の充実は入居の判断に欠かせないものになってきているといえるでしょう。
また、同じく全国賃貸住宅新聞の「この設備がなければ入居が決まらない」設備ランキングでは、第2位に「TVモニター付きインターホン」が入っています。
しかし、防犯対策は当たり前になってきている世の中ですが、防犯対策がしっかりとなされているマンションは多くないのが現状です。
だからこそ、防犯対策をしっかりと行うことは、入居促進はもちろん、家賃アップにも効果的です。
モニター付きインターホンは当たり前?
「この設備がなければ入居が決まらない」設備ランキングにも第2位にランクインしていたように、モニター付きインターホンは入居の決め手に直結します。
共用エントランスのオートロックを求める声も大きいですが、設備投資として高額な費用がかかりますし、物件によってはオートロックを設定できないこともあるでしょう。
モニター付きインターホンであれば、1万円以下で購入できるものもでてきており、設置も容易にできます。
一戸建てでは当たり前?鍵が2つのダブルロック
ダブルロックは賃貸住宅ではなかなかお目にすることはないですが、一戸建て等では人気の防犯対策です。
鍵が一つの場合よりも解錠に時間がかかるため、空き巣が侵入しづらいという効果があります。
その際でも、ディスクシリンダータイプ(ギザギザした鍵)よりもディンプルタイプ(表面に凹凸がある鍵)のほうが、防犯効果はさらに高まります。
費用自体も2~3万円程度で設置できるようなので、手軽な防犯対策といえるでしょう。
1階の物件におすすめ!防犯シャッター
1階の物件は、防犯が不安という理由から入居者に敬遠されがちです。地面続きなので、ベランダ等に直接侵入できてしまうことも容易に想像できるためでしょう。
そんな1階の物件におすすめの防犯対策が「防犯シャッター」です。
外出時等にシャッターを閉めることで、空き巣が侵入しづらいことはもちろん、きちんと防犯対策をしていることがアピールできるためより危険性を下げることができるでしょう。
防犯シャッターも5~8万程度なので、1階の物件の空室がつづくようであれば検討する価値は十分にあります。
まとめ
効果的な防犯対策について考えてきました。
設備投資のコストはかかりますが、防犯対策がない物件に比べて1000円~2000円ほど家賃が高くなったとしても、対策が行われている物件であれば選ばれる可能性は高まります。
防犯対策は、入居者が安心して暮らすためにも、なくてはならないものになってきているといえるでしょう。