取材

【VR活用事例】マンスリーマンションをウェブでVR内見? 〜明和住販流通センター快適マンスリー〜

不動産業界でも徐々にニーズが高まりつつあるVR。

今回はVRを使って物件紹介を行う株式会社明和住販流通センターのマンスリー事業部・林田さんにお話を伺ってきました。

VRでの360°WEB内覧

藤原:林田さんのお仕事を教えてください。

林田:現在はマンスリー事業部で、マンスリーマンションを専門に取り扱っています。ローテーションでマンスリー事業部に配属される前は、クレーム対応、修理手配、敷金精算、退室後のリフォーム等を行う賃貸管理部門にいました。 マンスリー事業部はもう5年目になります。

藤原:マンスリー事業部の仕事内容で重要なことは何ですか?

林田:マンスリーマンションではお部屋作りが大切なので、お客様がリラックスして快適に過ごして頂けるように工夫が必要なんです。 家具のデザインや種類、ベッドの大きさなど、そのエリアに合った需要を考慮してお部屋作りをしています。

あとは、主な集客方法がWEBになるので、お客様に選んで頂ける様にキレイに写真を撮って掲載することも大切ですね。VRでの360°WEB内覧もお客様へのアピールにとても役立っていると思いますよ!

様々な顧客層

藤原:どんな層のお客さんが多いですか?

林田:いろいろな方がいらっしゃいます。法人と個人が半々くらいです。学生さんだと受験の時ですかね。あとは出張で来日される外国籍の方も増えていますね。それから妊婦さんもいますよ。実家から近いところで借りて妊婦さんが住むとか、妊婦さんが里帰りして実家の寝室を使うので、 追い出されたお父さんが泊まる部屋用にマンスリーマンションを探すとか。

藤原:妊婦さんのお父さんが住むのもあるんですね(笑)マンスリーマンションが少子化対策にも貢献しているんですね!

林田:一方で、様々なお客様が来るので苦情が出るケースもあります。騒音や部屋のにおい、「アレルギーが!」とおっしゃる方もいらっしゃいましたよ。 対応してそれでも解決しない場合は、お部屋の移動をお願いすることもあります。

最大のライバル・民泊

藤原:業界の中でライバルというか競合相手みたいなのはいますか?

林田:民泊ですね。これに限ります。 民泊は全部ウェブで済むところが強いんですよ。お部屋を選ぶ所から手続きや決済だったり、カギの受け渡し方法もメールで送られてきます。 ただ、民泊は、トラブルも多いんですよね。民泊OKのマンションには民泊物件が集中するんですよ。外国人の方はマンションのルールとかよくわからなかったりするので、騒音だったり、ゴミの出し方だったりとかで。

 そこで弊社では物件の質にこだわり、快適に過ごしていただけるよう力を入れています。民泊と比べてマンスリーマンションのほうが審査が厳しいので、変な人もいないですし(笑)。

藤原:変な人がいないのは安心ですね。マンスリーにはそういった方は来られないですか?

林田:中には滞納して行方不明になるような人もいますね(笑)そういう人はもう電話越しの声で怪しい感じがします。いきなり断ることも出来ないので、怪しいなと思った時は、「連帯保証人必要ですからね、書類いっぱい必要ですよ」とかご案内します(笑)。

内見の要望にはVR内見で対応

藤原:どの時期が忙しいのですか?

林田:やっぱり春ですね。学校とか会社の異動とか、いろいろ始まる季節ですからね。

藤原:物件を選ぶときには何が重要視されますか?

林田:やっぱり立地と金額ですかね。たまに内見したいという人もいるんですよね。でも限られた人数で運用してるので、内見の要望には対応できないんですよ。

藤原:そこでVR内見をご利用されてるんですね

林田:そうなんですよ。マンスリーで運用してる物件は基本的に360度カメラで撮影し、VRサービスを使ってウェブ上でお部屋を見れるよう にしています。 「360°web内覧はこちら」というボタンをポチッとするだけです。 内見したいという問い合わせがあった場合には、「ここを見てください」とURLを案内できるので、助かってます。

藤原:確かにぐるぐる見たらだいたいどんな部屋かわかりますよね!他にもVRサービスはあったと思いますが、選定の理由は何だったんですか?

林田:360度カメラ自体は元々使っていて、最初は無料でウェブに埋め込めるサービスを使っていました。ただ、画像が丸く歪んでいたので、見れるけどわかりにくかったんですよね。切り替えを検討した際に、コンテンツは丸くならないし、お部屋の状況がすごくわかりやすいと思ったので、これくらいの価格ならと思って導入しました。 導入した1年半前と比べると機能も増えましたね。画像が埋め込める機能はよく使ってます。 ちょっとした問い合わせがあった時に、どんな部屋だったかパッとわかるので、管理上も便利ですよ。取り扱い物件は数百ありますからね。 



 マンスリー賃貸にVRを活用する明和住販流通センター様。これからVRが一層広まっていく中で、一つのモデルケースになるのではないでしょうか。

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株式会社いえらぶGROUP

この記事を書いた人いえらぶ編集部

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