不動産のVR内見とは?メリットや活用事例を解説
目次
▼今よりもっと反響数を増やしたい!という方へ
無料お役立ち資料「これからのオンライン集客」をダウンロードする
新型コロナウイルスの影響もあり、「オンライン内見可」を打ち出した物件が増えてきました。これに伴い、バーチャル空間上で内見できる「VR内見」を導入する不動産会社も増えてきています。
そこで今回は、VR内見とはどのようなサービスなのかを、導入にかかる費用やメリット、活用事例もふまえながら解説します。
不動産会社が提供するVR内見とは?
まず、不動産会社の提供するVR内見とはどのようなものかについてご説明します。
VR内見とは?
VRとは「バーチャル・リアリティ」の略で、日本語で仮想現実と訳されています。
VRの技術で作成された画像を、VRコンテンツといいます。
VRコンテンツの内見とは、お部屋をパノラマ撮影した画像を、間取り図を参照しながら、現実に物件にいるかのように仮想体験できるものです。
ここ5年ほどで急速に進化し、不動産業の物件紹介用コンテンツとしても、実用度が高まりました。
広角レンズや魚眼レンズの丸くゆがみ気味だった視野が、自然でまっすぐな形になり、導入に要する機材の価格も、数万円程度にまで下がっています。
VRコンテンツ作成の流れ
VR内見のコンテンツ作成は以下のようにとても簡単で、作成自体に特別なコツなどは不要です。
・パノラマ画像を撮影する
・ポイントごとに間取り図上の位置を指定する
・ホームページやブログ、SNSに公開
お客様の問い合わせ対象になると思われる点を事前に意識して、画像で分かるように撮影して作成します。
VR内見の利用方法
前述のようにVRコンテンツは一度の撮影で簡単に作成でき、パソコンやスマートフォンのホームページや、チラシのQRコードから簡単に見てもらうことができます。
お客様はマウスや指先の操作で間取り図を移動し、連続したお部屋の景色や設備の状況を見ることができます。
お客様はこのVR内見で分からなかった、気になった情報だけを不動産会社へ問い合わせすればよくなります。
▼今よりもっと反響数を増やしたい!という方へ
無料お役立ち資料「これからのオンライン集客」をダウンロードする
不動産会社がVR内見をおこなうメリット
不動産会社がVR内見を提供することで、お客様、不動産会社の双方にメリットがあります。
反響率と成約率のアップ
VR内見を導入することで反響率は150%、来店率は110%になります。(弊社調べ)
近年、不動産会社へ問い合わせる前に、ネット上で詳細な物件情報を調べるお客様が増えています。このようなお客様にとって、ネット上にVRコンテンツのような分かりやすい情報が掲載されているのは非常に魅力的です。そのため、VRコンテンツを掲載することで、反響を向上させることが可能です。
また、VR内見を利用すれば、現地へ行けないお客様の対応も可能になるため、これまで取りこぼしていた案件も成約へ繋げることができます。これにより、反響率だけでなく成約率も上がります。
現場にいかずに物件の確認ができる
現在必要とされる内見の大部分は、VRに代替できる可能性が高いです。
たしかに契約の決定打として、実際のお部屋を見たいという需要はあり続けるでしょう。
しかし、お客様も時間をかけて沢山の物件を回ることは望まない場合が多いので、「確認ができればいい」という物件はVRで内見できた方が、効率の良いお部屋探しができます。
写真では伝わりづらく、通常であれば問い合わせの対象になるコンセントの位置などの細かい情報も、VRなら把握できるため、その分問い合わせや現場確認を減らせます。
また、現場内見やお問い合わせの回数が減ることの、不動産会社のメリットはいうまでもないでしょう。
業務効率がアップし、その分を大事な追客や接客活動に充てることが可能です。
時間とお金の節約になる
現地で行う内見の数を減らすことで、お客様と不動産会社の双方が、時間と交通費を節約できます。遠方のお客様や、会社から離れた場所にある物件に関しては、このメリットがさらに大きくなります。
また、内見予定のスケジュール合わせも不要で、すぐに案内することが可能です。実際にVR内見の導入が進むと、いままでのリアルな意見主体だった頃とのコスト差を実感できると思います。
非接触で接客ができる
コロナが流行してから3年ほどが経過し、非接触のビジネス様式も一般的になりました。当初はコロナが終わったら元に戻るといわれていたリモート接客やリモートワークも、その合理性が認められて、標準になっていく流れでしょう。
そのため、非接触でも案内できるVR内見は、今後も多くのお客様に受け入れられると予想できます。さらに、新型コロナウイルスのような感染症が再び流行った場合でも、安全に接客できるというメリットがあります。
オーナー募集や空室対策につながる
不動産管理会社が管理戸数を増やしていくためには、他社よりもオーナーにとって有益な提案をする必要があります。そして、オーナーが最も重要視しているのが、空室対策をしっかりしてくれる会社かどうかです。
VR内見の導入は空室対策として有効です。VR内見を導入することで、遠方から部屋を探している人や忙しくて内見ができない人など、これまで集客できていなかった層を客付けすることが可能になります。
また、入居者がまだ退去しておらず内見ができない場合でも、物件を仮想空間に再現することでいつでも内見が可能になり、空室の期間を短くすることができます。実際に、不動産管理会社からは「空室物件をVR化して募集することでオーナーに喜んでもらえた」という話をよく聞くようになりました。
不動産会社がVRの導入に必要な機材とコスト
VRの導入に必要な機材には、主に360度画像を撮影するものとVRコンテンツを閲覧する際に必要なものがあります。
360度全天球カメラ
VRコンテンツ作成には、360度撮影できるカメラが必要です。また、360度カメラにはレンズを1つ搭載した半天球型と、レンズを2つ搭載した全天球型があります。初心者の方には、360度死角なく撮影できる全天球型がおすすめです。
また、360度全天球カメラは、リコー社、ニコン社、サムスン社、LG社などから出ていますが、不動産分野では多くの事業者がリコー社のカメラを利用しています。
おすすめは、iOSとアンドロイドの両方で操作できる、リコー社の「RICOH THETA SC2 for Business」または「Ricoh Theta X」です。コストパフォーマンス重視の場合は、35,000円程度と比較的お手頃なSC2を、高級物件を綺麗に撮りたい場合はアドバンスモデルのX(110,000円程度)を選んでみてはいかがでしょうか。
一脚
360度カメラを使用して不動産物件を撮影する場合、安定した映像を撮影するための一脚が必要です。映像のブレを抑えることで、映像のクオリティを向上させることができます。
また、三脚を使用すると脚が画面に写り込んでしまうことがあるため、一脚を使用したほうが良いでしょう。アマゾンなどで6,000円程度で購入できる「SLIK一脚兼簡易式三脚」がおすすめです。
VRゴーグルとスマホ
お客様にVRを見せるためには、コンテンツを写すための機材が必要です。しかし、高価なものを準備する必要はなく、一般的なスマホとVRゴーグルがあれば十分です。
VRゴーグルはいくつか種類がありますが、おすすめはスペースリー社が提供している、折り畳み型VRゴーグル「カセット」になります。
コンパクトに折りたためるため、普段の業務の邪魔になりません。接触面もほぼないため、VRに慣れていない人にも受け入れられやすいVRゴーグルとなっています。2,000円程度と安く、購入しやすいのもポイントです。
おすすめのVRコンテンツ作成ツール:比較6選
VRコンテンツを作成できるサービスはたくさんあります。ここでは、商品ごとの特徴を説明します。
スペースリー
会社名 | 株式会社スペースリー |
---|---|
サービス名 | スペースリー |
料金 | 月額4,980円〜 |
スペースリーは、株式会社スペースリーが提供するVRコンテンツのクラウドソフトです。クラウド上でデータを管理しているので、マップの埋め込みなどが簡単に行えます。機材の種類を選ばずに使用できるのも特徴です。
VR内見
会社名 | ナーブ株式会社 |
---|---|
サービス名 | VR内見 |
料金 | 月額18,000円~ |
VR内見は、不動産や住宅建築、ブライダルなど、幅広い業界へ向けてVRのサービスを展開しているナーブ株式会社が提供しているVRサービスです。また、VR内見は不動産業界でトップシェアを誇っています。
THETA 360.biz
会社名 | 株式会社リコー |
---|---|
サービス名 | THETA 360.biz |
料金 | 月額5,000円〜 |
THETA 360.bizは、全天球カメラで最も普及している「Ricoh Theta」を開発している株式会社リコーが提供しているクラウドサービスです。クラウド上で画像を管理、保存することで編集・加工が可能で、作成した360度VRコンテンツはWEBサイトやメール、SNSで無制限に共有ができます。
一方で、THETA360.bizはリコーの提供サービスなので使用可能な機材は「Ricoh Theta」に限られてしまうという特徴もあります。
PANOCLOUD 360
会社名 | 株式会社アジェンシア |
---|---|
サービス名 | PANOCLOUD 360 |
料金 | 月額20,000円~ |
株式会社アジェンシアが提供しているクラウドサービスになります。スマートフォンやタブレット、PCなど様々な媒体に対応しており、さまざまなデバイスでVR体験ができます。
ZENKEI 360
会社名 | 全景株式会社 |
---|---|
サービス名 | ZENKEI 360 |
料金 | 月額5,000円~ |
ZENKEI 360は全景株式会社が提供するVRパノラマサービスです。リコー社の全天球カメラ「Ricoh Theta」で撮影すると、自動でパノラマを作成できるという特徴があります。
いえらぶCLOUD
会社名 | 株式会社いえらぶGROUP |
---|---|
サービス名 | いえらぶCLOUD VRコンテンツ機能 |
料金 | 初期50,000円、月額0円~ |
いえらぶCLOUDのVRコンテンツ機能は、3ステップの簡単にコンテンツを作成でき、高い反響率を誇ります。
1. パノラマ画像を撮影する
2. いえらぶCLOUD上にパノラマ画像をアップロードする
3. 「VRコンテンツを作成」というボタンをクリックする
また、作成したデータは、いえらぶCLOUDの物件データベース内で物件情報と一緒に一元管理されます。一元管理だからこそ、完成したVRコンテンツはホームページだけでなく、チラシにもすぐ反映させることが可能です。
再生するために特別なアプリは不要で、アドレスを開くだけでコンテンツを見ることができます。そのため、メールにアドレスを貼ったり、QRコードでチラシに貼り付けたり、SNSで公開することも可能です。
高い反響率!~VR内見導入事例~
前述したように、いえらぶCLOUDのVR内見を活用することで、反響率は150%、来店率は100%までアップさせることができます。
以下、実際の活用事例をご覧ください。
「繁忙期の内見数が減ったことで、限られた人数でも業務を回せるようになり、成約数を増やすことができた。」
「家具付きのマンスリー賃貸物件は、家具とセットでお部屋のイメージがつかみやすくなり、VR内見だけでの成約が非常に増えた。」
「Web接客やオンライン契約と組み合わせることで、1案件あたりの業務効率が格段に上がった。お客様にも喜ばれており、地元テレビで紹介された。」
「地方からの学生さんのご両親と連絡を取りながら、VR内見、契約と一日ですませ、必要書類も全てメール添付で瞬時にやりとりできた。」
「VR内見後のお客様に、物件や周辺環境の補足説明のメールを送ったら、それだけで契約となった。」
お客様から感謝の言葉を頂いた例が数多くあるようです。
VRコンテンツ作成機能のほか、いえらぶCLOUDは売買、賃貸物件のあらゆる業務に対応し、充実した機能をそなえたオールインワンパッケージの不動産業務支援システムです。
導入後もサポート&コンサルの役割を担う専門スタッフが、1社1社のご利用状況や業界の動向に合わせてコンサルティングを行います。
12,000社導入の実績を持つ弊社のノウハウで、お客様を成功へ導きます。
※下記リンクより、VR内見の無料トライアル、資料ダウンロードをどうぞ!
>>いえらぶCLOUD VRコンテンツ作成機能
まとめ
不動産のVR内見とはどのようなものか、メリットや活用事例について解説しました。
VR内見を有効活用できれば時間とお金の節約になるだけでなく、反響数や成約数の向上に大きく貢献させることが可能です。
VR内見をフル活用した集客戦略のために、ぜひいえらぶCLOUDをご検討ください。
▼今よりもっと反響数を増やしたい!という方へ
無料お役立ち資料「これからのオンライン集客」をダウンロードする