ベランダに粗大ゴミが放置してある時はどうする?
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管理物件の見回りに行った際、ベランダにはタンスや机の家具が置いてありました。
明らかに使われていないもので、マンションの景観も悪く見えます。
このような場合管理会社はどのような対応をするべきなのでしょうか。
他の借主からもクレームが来たら対応を急ぐ
今回事例にあげたものの場合、物件の見回りを定期的に行っている会社でしたが、そうでない会社も多くあります。
見回りが無ければ、管理会社がベランダに家具が置かれていることを知るのは他の入居者の方からの連絡が入ってからになります。
この場合は、長期間その状態が続いていることも予想されます。
マンションの景観を損なうというようなクレームが入った時は、該当の借主に撤去を求めましょう。
粗大ゴミの撤去にはお金がかかり、その費用の負担ができない、もしくは単純に面倒というのが理由になることが考えられるので、まずは話をするようにしましょう。
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災害等起きた時は大丈夫?
マンションの場合はベランダに災害時の避難スペースが設けられていることもあります。
家具が置かれている場合は、その避難スペースが確保されていることも合わせて確認する必要があります。
もしもの時にその家具が邪魔で避難できず、入居者に何かあった場合は、管理会社も責任を問われることもあります。
ただ、地震が起きた時は置いてあるものが下へ落下したりする可能性もあり、スペースが確保してあるからと言って放置しておくこともお勧めはできません。
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用法遵守義務の違反と伝えて撤去をお願いする
賃貸借契約には、ベランダに物を置かない、バルコニーに物を置かないという記載がされている場合が多いです。
契約の解除を迫ることまではできませんが、撤去をお願いする正当な理由にはなります。
景観上の問題を伝えたところで納得することは少ないです。
家具の場合は匂いも放ちませんから、何が問題なの?と反論してくる方もいらっしゃいます。
毅然とした態度で契約書にはこう書いてあって、あなたは違反していますよと伝え、撤去するようにお願いしましょう。
まとめ
今回の場合は、契約解除までできないにしても、撤去をお願いすることはできます。
入居者の方にお願いしても撤去してもらえず、他の借主からクレームが止まない場合は、貸主負担で処分するので…とお願いするのも手ではあります。
マンション等の複数の借主がいる物件で長期入居してもらうためには、借主同士の関係性も重要になってきます。
管理会社がうまくクッションになれるといい時も多々あるので、いろんな対応策を考えておくといいと思います!
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