管理会社は賃貸マンションの鍵を預かるものでしょうか?
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管理会社は鍵を預かるべきなのか?
部屋の設備の故障の修理等を理由に、管理会社に鍵を使われて勝手に部屋に入られたというような話を耳にします。
どんな理由があっても、無断で入室されるのは入居者からしたらあまり気分がよいものではありません。
鍵の管理トラブルの話は、管理会社にとっても他人事ではありません。ほかの会社は、どうしているのか気になるのではないでしょうか。
今回は賃貸マンションの鍵の管理を例に、鍵の管理についてご紹介します!
賃貸は分譲よりも入居者に近い管理が必要
賃貸マンションの多くは、貸主が管理会社に管理委託をしています。
管理会社の業務は、建物の維持管理にとどまらず入居者の管理をすることもあります。入居者の管理をする場合、家賃回収や、設備の点検、修理等も管理会社の仕事になるわけです。
入居者の生活に近い業務もありますが、鍵に関してはどうでしょう。
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リスクが大きいため鍵の預かりをしないことがほとんど
入居者の生活を支える管理会社ですが、鍵を預かる会社はあまりないそうです。
理由としては、リスクが大きいからです。
万一、鍵の紛失があった場合、管理会社の責任になってしまいますし、鍵が悪用されるようなトラブルが起こる可能性もあります。
鍵の管理責任が分散していると、トラブルがあったときに対応が面倒になります。
鍵は、入居者の生活とプライバシーを守るものです。
扱いには十分な注意を払う必要があり、リスクを背負うくらいなら入居者に任せてしまう方がいいと考える管理会社が多いようです。
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鍵を預かっていないと不便なことはないのか
例えば、部屋の設備の修理をするのに管理会社の立会いが必要な場合があります。
入居者の立会いも基本的には必要ですので、管理会社が鍵を開ける必要がありません。
しかし、入居者の都合もあり、入居者の立会いができない時もあります。
そんな時は、入居者の了解を得た上で、鍵を持っている貸主に鍵を開けてもらったり、一時的に入居者から鍵を借りたりすれば済みます。
また、入居者が鍵を紛失した場合にも貸主と連絡を取れば済むので、入居者への対応に少々タイムロスが生じることもありますが大きな問題はないでしょう。
管理会社が鍵を預かっていないからといって困ることはそれほどないのです。
まとめ
今回は賃貸マンションの鍵の管理についてみていきました。
鍵の扱いは、入居者の生活にダイレクトに関係するものです。管理体制がずさんであってはいけませんよね。
鍵の管理には様々なリスクがついて回るので、入居者に任せている管理会社が多いようです。
マンションの管理人やコンシェルジュが勝手に部屋に侵入するという事件も起こっているので、鍵の管理体制を見直してみるのもいいかもしれませんね。
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