不動産テックに特化した業界垂直統合SaaS「いえらぶCLOUD」を提供する株式会社いえらぶGROUPは、提供する広告添削機能・RPAの導入効果を調査し、物件入力不備率が8.9%軽減され、30.3時間のコスト削減効果があることを発表しました。
物件の入力内容を審査し、公取違反になりうる不備を検出・修正する業界初の機能の提供を通じて、不動産会社の業務効率化とおとり物件の防止を実現していきます。
※株式会社いえらぶGROUP・・・本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介(以下「いえらぶGROUP」)
調査概要
調査期間:2020/05/04~08/31
調査対象:広告添削機能を利用中の30店舗
計測方法:各店舗が広告添削機能を利用する前後での入力不備の割合を計測
調査結果
広告添削機能の利用により、物件入力不備率8.9%の軽減が明らかになりました。
人の手による修正を要する項目が減り、業務コスト30.3時間の削減に貢献しています。
広告添削により修正された不備の中でも、「築年数とコメントの矛盾※1」「徒歩分数の未入力※2」の不備が最も多く見受けられました。
※1例:築年数1年以上経っている物件で、「新築」といった矛盾したコメントがある物件
※2例:「バス会社名」「バス停名」は入力されているが、「停歩時間・距離」は入力されていない物件
業務効率化とおとり物件ゼロの実現へ
昨今、不動産業界では「おとり物件」をはじめとした広告表示への問題意識が高まっています。ユーザーからの不信感を解消するため、不動産公正取引協議会や、いえらぶGROUPも加盟する不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が、業界をあげて取り締まりを行っています。
一方で、不動産会社にとって物件入力は大変な作業です。1物件に550以上の項目を入力するにあたって、意図せぬ不備も発生します。
目視確認では中々気づきにくい不備を、システムが代わりに確認することで、不動産会社の業務効率化・おとり物件の防止を実現します。
いえらぶGROUPが提供する業界初の広告添削機能・RPAとは
いえらぶGROUPは、いえらぶCLOUDの機能の一部として「広告表示チェック機能」「広告添削機能」「RPAらくらく広告添削ロボ」を開発・提供しています。
「広告表示チェック機能」「広告添削機能」
「広告表示チェック機能」「広告添削機能」とは、1物件に550以上の項目を一括で確認し、情報の過不足や矛盾している情報、禁止文字などの不備をワンクリックで検出・修正することができる機能です。※特許出願中
不備となる基準には、不動産公正取引協議会連合会の定める「不動産の表示に関する公正競争規約」(不動産広告のルール)、「不動産業における景品類の提供に関する公正競争規約」やポータルサイトの禁止文字などを参考とした、独自の基準を設けています。
▼関連するプレスリリース
<物件入力の不備率調査>「広告表示チェック機能」により不備を4.6%軽減
業務効率化とおとり物件の減少を支援する「広告表示チェック機能」が利用社数2000社を突破
「RPAらくらく広告添削ロボ」
「RPAらくらく広告添削ロボ」とは、「RPAらくらくロボシリーズ」第5弾目の機能です。
入力不備の検出から修正までを自動化することのできるRPAサービスです。
▼「RPAらくらく広告添削ロボ」サービス詳細
https://ielove-cloud.jp/service/rpa/adtest/
広告掲載までの業務を全自動化する「RPAらくらくロボシリーズ」
「RPAらくらくロボシリーズ」とは、不動産業界専門のRPAサービスです。RPAソフトウェア業界のリーディングカンパニーであるUiPath株式会社のプラットフォームを活用し、圧倒的な低コストで不動産業務を自動化します。
本シリーズの導入により、「物出し・物確・画像カテゴリ登録・コメント入力、スポット入力・広告添削」といった仲介会社の広告掲載までの一連の定型業務を自動化することが可能です。
▼「RPAらくらくロボシリーズ」特設サイト
https://ielove-cloud.jp/service/rpa/
RPA(Robotic Process Automation=ロボティック・プロセス・オートメーション)とは
RPAとは、AIや機械学習などの認知技術を取り入れたロボットを利用して業務の自動化や効率化を図る取り組み全般を指す言葉です。近年、働き方改革・テレワークが急速に進む中、様々な業界でRPAによる生産性向上が取り組まれています。