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不動産会社の開業準備の流れは?失敗しないための対策を解説

▼【失敗を防ぐ】不動産開業に向けた準備を徹底解説!
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これから不動産業を開業されるという方は多く、なんと毎年約5,000社の新規開業があり、なかには不動産業未経験からの開業も含まれています。

今回は不動産会社の開業の際の準備や手続きの流れと、失敗しないための対策をご紹介します。

不動産開業を成功させるために

不動産会社の開業準備

まずはじめに不動産会社を開業する前に決める必要のあることや、準備するものをご紹介します。

<仲介か管理か?>

賃貸管理業をおこなう場合、国内の賃貸物件のうち自主管理は2割程度なため、そこから契約していくか新築物件で新たに管理受託やサブリースの契約を決めていく必要があります。

つまり、新規開業を管理業のみで開始するのは、既存の管理会社の業務を承継するなどの機会でない限り、現実的ではありません。

仲介業は、賃貸は収益体質が安定する代わりにかける労力に対する報酬が少なめなので、売買の仲介業務から開始するのが、現実的です。

ただし、仲介業をおこなう場合、宅地建物取引士の有資格者の設置が必須となります。

また、自ら大家さんになる「賃貸業」は資格も不要で、物件さえ所有すれば兼業からの開業も可能です。

<必要な資金と融資は?>

不動産仲介業の起業で、法定のものを含む最初の費用と、軌道に乗るまでの必要金額のめやすは以下です。

●法人設立費用 約24万円

●不動産協会加盟の入会金 130万円~180万円

●宅建業者免許申請料 33,000円

●事務所設置の初期費用 0円~20万円

●車両などその他諸経費 0円~200万円

およそ400万円ほどが開業にかかる初期費用になります。

車両や事務所にできる物件をもともと所有している場合は、初期費用を抑えることが可能です。

各項目を細かく詰めていくようにして、シミュレーションを繰り返しましょう。

<法人化するかどうかは?>

●法人化することによる主なメリットは、以下です。

●取引や借り入れ時の信用度が上がる

●節税効果が高い

●経費計上できる範囲が広がる

●損失の繰越期間が長くなる

●相続時の節税対策ができる

これらが得られるかわりに、法人住民税は赤字決算でもかかること、長期譲渡時の所得税率が上がるなどデメリットもありますが、不動産業の場合、法人化がおすすめです。

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不動産開業を成功させるために

不動産会社の開業手続きの流れ

こちらでは、不動産会社を開業する際の、法的な内容を含めた手続きの流れをご紹介していきます。

不動産会社の開業手続きの流れ

<開業手続きの流れ>

起業するうえでの流れは、以下の順番で進めていきます。

●事業計画と資金準備

●事務所と宅建士の設置

●法人の設立

●全託保証と宅建協会に入会

●宅地建物取引業免許を申請する

●事業開始

事業計画は借り入れが主な目的ですが、開業時は案件単独ではなく全体で、何年先にはこれくらいの収支規模という提案が求められますので、緻密で現実的な計算が必要になります。

宅建士の設置は仲介業で必須ですが、必置義務のほかに契約の際の独占業務をおこなうためですので、一人開業の場合は代表者が試験に合格して資格を有している必要があります。

全託保証と宅建協会への入会は、法定の営業保証金を法務局に供託する場合500万円必要なところを60万円にできるほか、レインズへの物件登録などが理由です。

これら開業準備の流れは、ここに挙げたこと以外に、後述する集客などの取り組みも必要となります。

そのうえ、開業のタスクには順序が決まっている場合もあり、余裕をもってスケジュールを組み、同時進行しましょう。

<ひとりで業務を回せるか?>

開業当初は一人もしくは少人数で、会社立ち上げ時のさまざまな雑務をこなしながら、集客して売り上げを作る必要があります。

ここで業務を最大限効率化する流れを構築しなければ、事業が軌道に乗るまでに長い時間要してしまう可能があります。

また、一度出来上がった業務形態は、その後人員増加したあとも活きることになり、経営成功の基礎になります。

<集客の仕組みの構築>

会社を作ることだけでも大変ですが、並行して自社の認知を上げ、仕入れた物件を広告して集客する仕組みも構築しなければなりません。

とくに、新規開業の不動産会社がインターネット上でポジションを得るかは、開業時に最重要の課題と言っても良いくらいです。

そのためには最新のノウハウが欠かせませんので、早い段階から情報を集め戦略立てましょう。

エリア内にたくさんの不動産会社があるなかで、自社のセールスポイントは何か、どんなお客さまに来てほしいか、そのためにはどんな発信が効果的かを決めていきます。

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不動産会社の開業後に失敗しないために大切なこと

では、開業しても失敗しないために、事前の対策として大切なことについてご紹介します。

不動産会社の開業後に失敗しないために大切なこと

<ITシステムを導入する~業務効率化と集客~>

不動産業界は長年旧来の、電話、ファックス、紙、ハンコ、対面の仕事スタイルが維持し続けられてきましたが、技術の進化や法令の改正で、近年その状況が変わりつつあります。

ITシステムの導入によって、物件管理、顧客管理など従来との比較でなんと6割から7割の業務がなくせることが、報告されています。

またそれらの導入は同時に、お客さまの時間や手間も大幅に節約できるというサービス向上に直結するため、集客力にも響いてきます。

集客についても近年、ITシステムの能力をフル活用して、インターネット上での集客、追客をおこなう状況であり、成功例では月に50件の反響を得られる場合もあります。

<物件流通サービスを活用する~客付けのネットワーク~>

レインズの公的な物件流通とは別に、同一基幹システムを持つ業者間での物件情報流通が非常に活発化しています。

お互いの物件情報を簡単に客付け反映できることのメリットは、空室解消のために貢献します。

内見や契約時の情報も共有ができるため、反響後の連携業務も効率化されて、反響から入居までのスピードを早めてくれます。

<人脈を形成する~情報のネットワーク~>

不動産業界は人脈が命と言われますが、街の動き、行政の動き、人の動き、業界の動きなど、実利的な情報は重要になってきます。

もちろん物件に関しても、物件・オーナー・顧客の情報をいち早く入手することが仕入れの結果を左右します。

同業他社以外にも、顧客と継続的な関係性を築く、管理会社や保証会社、リフォーム会社に顧客を紹介するなど多角的な関係構築が、効果を発揮します。

開業時からの人脈の形成は、ITシステムとともに、経営成功への両輪となるでしょう。

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まとめ

不動産会社の開業の際の準備や手続きの流れと、失敗しないために大切なことをご紹介しました。

開業当初の準備はいろいろと煩雑な手続きが大変ですが、ご健闘を祈りします。

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株式会社いえらぶGROUP

この記事を書いた人株式会社いえらぶGROUP

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