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【緊急匿名インタビュー】コロナショック後の不動産業界への転職は大正解



今日はコロナショックで仕事を失った方が不動産業界に転職するのは、その方にとって幸せなのか、もしくは正解なのかを不動産会社の社長に聞いてきました。20年以上、都内の不動産会社で営業として勤務し、4課、約30名を束ねる営業部長になり2年前に独立し現在は代表取締役として事業拡大中の弊社のお客様にお話を伺いました。

─ 飲食業や観光業を中心に業績悪化に伴う解雇や雇用調整が日本中で行われはじめています。このタイミングで今まで不動産業界に馴染みのない方が不動産業界に飛び込むのは良い選択肢と言えるでしょうか。

はい、良い選択肢だと思います。少なくとも悪い選択肢ではないと思います。今回のような状況下では飲食業や観光業より、不動産業の方が安定していると言える事が証明されたと思います。現状、飲食店等のテナントさんからは収入が激減したので家賃を減額してほしいとか免除してほしいという話も出てきています。ただ一般の入居者から家賃を下げて欲しいとか家賃を無しにしてほしいという話が来たという話は聞きません。うちも数百戸を管理していますが現状、1件もありません。つまり居住用の賃貸か売買の仲介および賃貸管理の会社は中小企業でも今のような状況でも比較的、会社として経営破たんのリスクが低いと言えるのではないでしょうか。

私が長年見てきて思うのは売買の仲介営業は一人で何でも出来るようになるのは3年はかかります。ただ大手であったり財閥系であれば頭からお尻まで全てやらなければならない、覚えなければならないという事はありません。なので売れるようになるという意味では1年あれば大丈夫ではないでしょうか。また売れると本当に利益が大きくて、私は実需の営業マンでしたが投資用の3億の物件を決めたことがあって、仲介手数料が約1,000万円でその半分が私に入ってきたので、1ヶ月の給料が500万円以上という事がありました。なので、それこそ事業で失敗した方や家族を養っていかなければならない方など一発逆転を目指すなら不動産業界はとても良いと思います。

また、飲食業や観光業など今までやっていて人前で話すことが苦手でなければ問題ないのではないでしょうか。後、経験は案件をこなして行って覚えることですね。宅建士はこの暇なときに取っておくのが良いのではないでしょうか。だいたい300時間の勉強で獲れるので1日10時間やれば1ヶ月で間に合います。宅建士試験は、毎年1回、10月の第3日曜日に実施されます。今年の10月の試験を目指すにはちょうど良い時期です。

─ そうなんですね。売買仲介だと大手や財閥系に入る方が良いでしょうか。

どうですかね。良し悪しですね。正直、営業力で言うと大手や財閥系は営業力が無い人が多い。何故なら大手や財閥の名前で買ってくれるんです。囲い込みだってまだまだあります。2015年にワールドビジネスサテライトで大手の囲い込みが取り上げられて話題になりましたが、それで無くなったかと言えば無くなっていないです。我々の様な中小の不動産会社の営業マンがそれを説明しても、お客様はそれでも良いって言うんです。大手で売りたい、大手で買いたいという一般消費者が一定数いるんです。大手不動産仲介会社の両手取引の比率を見れば、囲い込みをやってる可能性は高いだろうなと一般消費者の方も分かるのではないでしょうか。なので、ある程度、生活が安定する、基本給が良くて歩合率が低い所でやっていこうという選択をするか、自分の実力を試したい、大きな額を稼ぎたいとフルコミッションのところに飛び込むか、それはその方の判断になると思います。先程お話させていただいた通り、コミッションのパーセンテージが大きい会社の方が売れれば、自分に沢山入ってくる。ただ、コミッションのパーセンテージが大きい所は基本給が低いのが一般的です。

─ なるほどですね、賃貸仲介はどうでしょうか。

賃貸仲介は売買仲介よりは覚える事が少ないので、売買より簡単に就職先が見つけられて、続けて行く事が可能かもしれませんね。但し、勿論、売買仲介よりはコミッションは少ないです。3,000万円の物件が決まれば片手の手数料でも約100万円ですが、賃貸の物件は10万円の家賃の物件がだいたい10万円です。その差は10倍です。つまり会社の売上で見ると賃貸10件と売買1件が同じ売上ということになります。ただ、賃貸の方が、シングルの方やカップルの方がメインになりますので説得しやすいというのはあります。売買だと購入されるご夫婦のご両親が納得しないとかあるんですよね、やはりお金を出すから口も出すという感じになります。つまり自分がどの世代にも受け入れられるタイプの営業か、そうじゃないかで判断しても良いかもしれません。子供から同世代、高齢者までだいたい上手く対応出来るという方は売買、同世代が得意という方は賃貸というイメージでしょうか。

─ 自己分析は大切ということですね。賃貸管理はどうでしょうか。

賃貸管理は色々な細かい問題に対応するのが嫌いじゃない方が良いでしょうね。後、オーナーさんや入居者さんで癖のある人も居ますから、あまり深く考え込まずに対応出来る人、受け流せる人、淡々と業務をこなせる人が良いかもしれません。後は、報連相がちゃんと出来る人が良いと思います。結構、賃貸管理会社の人って物件オーナーから何かを依頼されて対応したけど、対応したことをオーナーに言わないでオーナーに怒られて管理会社を変えられたりしてるんですよ。なので当たり前の事なんですが、報告、連絡、相談を入居者ともオーナーとも同僚とも上司とも部下とも出来る人が良いと思います。物件オーナーと話しをしていても賃貸管理会社に満足しているって人って本当に少ないですからね。賃貸管理会社に任せるの嫌だから自主管理しているという人も多い。あるオーナーは自分に対しての報告が無いのに、その管理会社のSNS見たら社員研修で地方に遊びに行ってキャンプ場で酔っ払ってる担当の写真がアップされていて愕然としたと言ってました。(笑)だから、賃貸管理ってまだまだ伸びると思います。後、IT化することでしょうね、業務効率化、いえらぶ使って(笑)また、そういうIT化されていて業務効率化されている会社を選ぶと所謂、労働時間が長いブラック企業ではない企業に就職出来るのではないでしょうか。

─ 確かに業務効率化されている会社とそうではない会社、今までのやり方を変えられない会社の差が、今は広がっている印象です。不動産投資の営業はどうでしょうか。

先程、お話させて頂いた通りコミッションが一番大きいのが不動産投資ですからね。その意味では良いと思いますよ。ただ、不動産投資も昔と今でやり方が変わってきてますよね。ITを駆使した会社やセミナーを活用した会社も出てきている一方、まだゴリゴリ電話したり、訪問したりしている会社もある。そこは自分の肌に合うところを選べばいいと思います。ただ、不動産投資の営業マンは実需の営業マンより金融リテラシーは高くないといけないと思いますね。不動産投資をやるような人は高所得層なので、その人達と話しが合わないと駄目です。また不動産投資と同様に株や他の金融商品もお客様が詳しい可能性がある。だから、他の金融商品と比較して不動産投資がどうなのかを語れないと駄目ですね。

─ なるほどですね。これから不動産投資のマーケットはどうなっていくのでしょうか。

例えば飲食業や観光業で商売が厳しくなったオーナーでアパート持ってる人が、本業を潰さないように持っている物件を売りに出すとか、そういう事はあるでしょう。そうすると今より安くて利回りの良い物件がマーケットに出てくると思います。ただ、そうすると不動産投資の営業マンは沢山売れるかと言うとそうもいかないと思います。何故ならリーマンショックの時はある金融機関が4割の自己資金を入れてくれと言われていてスルガ&スマートデイズショック前はフルローンで大丈夫で、スルガ以降の今は2割くらい入れてくれとなっています。これが金融機関が貸し倒れを危惧して、また4割入れてくれと言ってくる時代になる可能性があります。そうなると5,000万円の物件は今まで、1,000万円持っていれば買えたけど、これからは2,000万円持ってないと買えなくなる。そうするとかなり購入出来る人が減りますよね。ただ、本当に不動産は高額な商品の営業になりますので、そこで成功出来るかどうかチャレンジしてみるのは、例え不動産業界で上手く行かなかったとしてもその方の人生において良い経験になると思います。無駄な時間を過ごしてしまったという事にはならないのではないでしょうか。次に別の業界に行った時に不動産業界よりは簡単だと頑張れるのではないでしょうか。ユニクロに潜入して本書いたジャーナリストみたいに潜入就職する気でやってみるのは良いかもしれませんね。

─ なるほどですね。今日は色々なお話を聞かせて頂きありがとうございました。

ありがとうございました。

※上記内容は個人の見解です。参考にして頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人いえらぶコラム編集部 谷

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いえらぶの前はtoCの営業を5年経験。いえらぶ社員として10年以上経過。累計不動産会社訪問件数3,000件以上。協会団体、ポータルサイト、不動産関連商品会社との渉外対応多数経験。自主管理一棟アパートオーナーとしても5年以上経過。

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