【必読】不動産会社を開業するメリット・デメリット



今回は都内の不動産会社社長でブロガーのいとう所長(@uchilabo_chief)に不動産会社勤務の経験が無くても開業可能か等、お話を聞かせて頂きました。

─ 不動産会社勤務の経験が無くても、不動産会社を立ち上げて成功させる事は可能でしょうか。

可能だと思います。実際に私の周りでも不動産会社勤務の経験が無く、不動産会社を立ち上げて、成功されている方がいらっしゃいます。

─ 不動産会社を立ち上げ、成功させるのに必要な事は何でしょうか。

営業力だと思います。契約書の作成等の部分は外部に依頼することが出来ます。また売買の場合、売主側の不動産会社として動くときに共同仲介という手段もあります。例えば、仲介手数料3%のうち、2%をお渡ししますから、全部やってくださいとお願いする事も出来るのです。

─ そうすると、売却一括査定サイトで上手く専任媒介を獲得出来さえすれば、やっていけるという事でしょうか。

いえ、そうとも言えないです。売却一括査定サイトに依頼してくる人は、ITリテラシーも高いですから、浮気されやすいですよね。

─ 他の業界と比べて不動産業界は儲けやすいという事が良く言われます。不動産会社立ち上げの為の本等に、在庫を抱えなくて良いとか、1件あたりの取引金額が大きいとか、電話1本で100万円稼げるとか言われますが実際そう思われますか。

確かに他の業界に比べて不動産業界は儲けやすいと思います。 実際、私も現状、不動産以外の仕事で様々なチャレンジをしていますが、それが出来るのも不動産業でしっかりとした利益が、そこまで多くの時間を費やさなくても作れているから他の事にチャレンジ出来ているという面があります。

─ 逆に不動産業界の悪いところを教えて頂けますか。

5つあります。

1.一般消費者から人として見られない、見てもらえない

2.人の嫌な部分が見える

3.費用が発生しない業務がある

4.一緒に仕事したくない同業とも一緒に仕事をしなければならない

5.グレーな行為をやっている会社が暴かれない

1つ目は、例えば問合せしておいて、こちら側がその問合せに対して返信しているのに そのレスポンスが無かったり、何度電話しても出て頂けなかったりします。 つまり、それは不動産会社の社員を人として一般消費者は見ていないという事です。 普通はメールしたり電話して、その返信があれば対応しますよね。

2つ目は高額な商品を扱っているので、人間性がモロ出しになってしまう、モロ見えになってしまうという事です。 例えば先日、3000万円が相場の物件を売る事になりました。もっと高く売れないかという事になり3300万円で出してみました。 そうすると3100万円であれば買いたいという人を見つける事が出来て売主に100万円もアップ出来ましたねと報告したところ、出来れば3300万円と3100万円の間を取って3200万円になりませんかねと言われました。まー、良いんですけど、あーなんだかなーという感想です。とういう人の本性が見たくないのに見えてしまうという事です。

─ ただ逆に言うと、普段見られない人間の本性が見られる仕事と言う事ですね。

まー、そう言えばそうですが。3つ目は契約にならないと成果報酬が発生しないという事です。 何度、案内しても、そのお客様に時間を費やしたとしても、契約にならなければ1円もいただけません。

─ ひと昔前に、案内もお金を頂きますが、その分しっかりした仕事しますっていう打ち出し方をしている不動産会社もありましたが、確かに最近見なくなりましたね。更に最近は仲介手数料半額になりませんかとか無料になりませんかとか言ってくるユーザーも増えていると聞きます。案内してもらったから、コンサルしてもらったから、そこで決めなくてはいけないという気持ちは無いのかもしれませんね。色んな物件を案内してもらって最終的に一番安くやってくれるところに行くという人が若い人中心に増えている印象はありますね。

そうですね。4つ目は対一般消費者ではなく、対不動産業者に対してですが、例えば売買で100万円入ると思えば1ヶ月くらい我慢して、その不動産業者への思いがどのようなものであれ頑張れる部分もありますが、それが賃貸で10万円だと10万円のために出来る我満にも限界がありますね。

最後に業界の仕組のせいなのか、一般消費者を騙すようなグレーな行為が暴かれないというのがありますね。まっとうにやってる方が割を食うという事があります。

─ そうするとまっとうにやりたい人が不動産業界を出て行ってしまうという事もあるのでしょうか。

いえ、まっとうにやっている人はグレーな行為をやっている会社が近くにあって割を食っているとしても、まっとうにやっているので、それが評価され、そこそこ儲かっているのでグレーな行為をやっている業者に対して、不快な気持ちはあるものの続けていらっしゃるという印象ですね。

─ 本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

  • faebook
  • ツイッター
  • bookmark

いえらぶコラム編集部

この記事を書いた人いえらぶコラム編集部

このライターの記事一覧

某IT企業でSEOのノウハウを学び、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産や税金、車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。

記事一覧へ

Related articles関連記事