防犯対策を高めれば空室も埋まる?―窓編―

賃貸管理にとって悩みの種になる空室。
空室対策もそれぞれ管理会社ごとに異なってくると思います。
防犯と聞いてぱっと思いつくのは、防犯カメラかもしれませんが今回は窓に注目して防犯対策を紹介したいと思います。


窓ガラスは防犯を語るうえで重要
近年、賃貸住宅を探す条件で防犯が重要視されていることはご存知でしょうか?
管理会社の業務の一つである、空室募集ですが、物件の防犯に少し気を使うだけでそれまで空室が続いていた部屋が埋まることもあるみたいです。
そこで今回は、防犯の最後の砦ともいえる窓に注目してみましょう。
窓は、泥棒の侵入を防ぐもので、この窓が破られてしまえば泥棒に侵入されてしまうでしょう。
防犯カメラをつけていても、しかけてくる泥棒はいます。
ですので、窓ガラスの強度は防犯において結構重要になってきます。

窓ガラスの種類とは
家主の意向で防犯に優れた物件にしていくことになったとき、家主に相談されたときに防犯性能の高いガラスを進めることができたらいいと思います。
賃貸の物件は、空き巣に狙われることもしばしばあり、その侵入経路として多いのがベランダ側の掃き出し窓のようです。
窓ガラスのカギ付近をつつき割り、鍵を開けて侵入してくるそうです。
この手の侵入を防ぐには、ガラスの強度が重要になってきます。
ガラスには以下のような種類があります。
①フロートガラス
②ペアガラス
③強化ガラス
④網入り板ガラス
⑤防犯ガラス
これらのガラスのうち防犯効果があるのはどの窓ガラスになると思いますか?
正解は⑤のみです。
③の強化ガラスは名前から強そうで壊されにくそうなイメージがあるかもしれませんが、防犯性能を期待できるわけではないみたいです。
①は簡単に壊せる一般的なガラスになります。
②は①の二枚組で、これも簡単に壊すことができます。防音や断熱効果が期待できます。
③は割れたときに粉々になるようにできていて尖ったもので力を加えると割れてしまいます。
④は、火災の時に役立つもので、泥棒は金網を切って侵入してきます。
⑤の防犯ガラスは、2層になっており、その間には特殊中間膜が挟み込まれています。
このガラスは、泥棒の攻撃に5分以上耐えられることが基準になっているそうです。

まとめ
賃貸物件では防犯も重要な選択基準になっています。
家主にも相談をして、物件の防犯性能を高めてみましょう!
その時にはぜひガラスにも気を使ってみてください。
そうすれば、ほかの物件にも引けを取らない、防犯性の高い物件というブランディングができるはずです。
このブランディングは、部屋の空室対策にもつながると思うので、積極的に進めていくのもいいと思います!
