マイソクでよく見る「元付0%・客付100%」とは?

物件の概要、間取り図、地図などをまとめた資料の通称であるマイソクは、不動産会社の情報源です。

このマイソクでよく目にする「元付0%・客付100%」とは何を表すのでしょうか?

不動産を始めたばかりの方だと馴染みもないですし、「どういう意味だろう?」となりがちだと思います。

今回は、その疑問にお答えしたいと思います!


賃貸仲介の手数料の決まり

はじめに、賃貸仲介した場合の仲介手数料の決まりについて説明していきます。

宅建業法の中で、賃貸仲介時の報酬の合計金額は、契約する消費税を含んだ物件の賃料1か月分までと定められています。

これは事業用にも住居用にも適用される決まりです。

それ以上の額を報酬として受け取ると宅建業法違反になってしまうので気を付けてくださいね!

「元付0%・客付100%」とは

仲介手数料の決まりについては説明したので、いよいよ本題です!

貸主:0%  借主:100%

元付:0%  客付:100%

この表記をよくマイソクで見かけると思います。

上段が仲介手数料の負担割合、下段は仲介手数料の受け取り配分になります。

仲介手数料の負担割合はほとんどが「貸主0%・借主100%」です。借主が仲介手数料を全額負担することを表しています。

下段の仲介手数料の配分割合は、貸主からの依頼を受ける元付の不動産社と入居希望者を案内する客付の不動産会社の2社が受け取る仲介手数料の割合になります。

タイトルのような「元付0%・客付100%」の場合は、賃貸取引において発生した仲介手数料は客付け側の不動産会社が受け取ることを表していることになります。

この割合が「50%・50%」の場合は仲介手数料を折半(分かれ)することになります。

「元付0%・客付100%」のとき、元付会社は賃貸取引において一銭ももらうことができないことになってしまいます。

報酬を得ることができないのに、仕事をするのはなぜなのでしょうか?

報酬無しでも元付会社が仕事をする2つの理由

仲介手数料を受け取ることができないのに、元付会社は仕事をします。

それはなぜでしょうか?

1つ目の理由としては、管理している物件の入居率を上げるためです。

元付会社のお客さんは先にも述べたように貸主になります。貸主からは、空室を埋めることを求められており、その要望に応えなくてはいけません。

2つ目の理由としては、仲介手数料以外の収入源があるからです。

「賃貸管理業務にもとづく入居者誘致業務」に対して報酬を得ることは法律的に問題がありません。空室を埋めることが元付会社の仕事であり、入居者を無事呼び込むことができれば、貸主に報酬を求めることは可能です。

そこで元付会社は、客付けできたときに発生する管理委託料で仲介手数料はそこそこ回収できるからと、貸主の要望に応えるために仲介手数料の配分が0%だったとしても仕事をするようです。

まとめ

今回はマイソクでよく見かける「元付0%・客付100%」は何を表すのか、元付会社が仲介手数料をもらえなくとも仕事をする理由についてご紹介しました。

仲介手数料は、もらえる限度額が決まっているのでそれを超えないように気を付けてください。

仲介手数料の配分は、マイソクに記載されているパーセンテージで配分されます。

元付会社には、手数料以外にも入居者を誘致した報酬を家主から受け取ることができるので、仲介手数料を諦めてでも元付の仕事をします。

お金周りはトラブルになりやすいので、しっかり理解をして適正に表記、取引をしていきましょう!

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