変わる不動産管理~空き家問題~

最近、サブリースに関わるニュースが続いています。

借り上げ家賃の支払い停止 :: 全国賃貸住宅新聞
http://www.zenchin.com/news/post-3684.php
サブリースで運営するシェアハウスの賃料が支払えず、エムアンドエムグラマシー(株)が破産 (東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00010000-biz_shoko-bus_all

オーナーにとって一番の不安材料である空き家。
そのリスクヘッジとして信頼されていたサブリースが今、危ういものになってきています。

今後空き家はどうなっていくのでしょうか。
今回は空き家の現状と今後について取り上げます。

空き家の今昔

空き家の数は20年で倍に

国土交通省のデータによると、2013年時点で全体の13.5%にあたる820万戸が空き家となっています。
20年でほぼ2倍というペースです。
このペースは徐々に早まり、2030年前後には更に倍となって、空き家率30%、実に2000万戸を超える空き家が発生する見込みです。
つまり、3件に一見が空き家という可能性があるということです。

空き家問題の今後

不動産業界への実害

これが進むとどうなるでしょうか。
まず打撃を受けるのはオーナーです。
家賃収入を目的としているオーナーにとって、空き家の増加は著しい問題です。
その次に管理会社です。
空き家が増え、収入が減ったオーナーは見直しを行います。
そこで第一に考えられるのが管理業務委託費用です。

毎月コストがかかる

また、既出のようにサブリースを行っている会社は更にダメージが大きくなります。
オーナー分の打撃も管理会社にいくため、その被害は計り知れません。
サブリース自体の家賃保証率は80~90%が一般的です。つまり、30%が空き家になっては収支が合わなくなります。
今後、サブリース代を支払えないという事例は増えていく可能性が高いといえるでしょう。

不動産価値の減少へ

このような状況下では買い手側に優位性があるため、価格交渉なども厳しくなります。
結果として不動産全体の価値が低下し、相場全体が下落していくでしょう。
オリンピック前後で不動産価値の暴落も予想されていますが、それを裏付ける事件かもしれません。

新しい文化の形成

民泊 ・スペース貸しへの流れ

320万戸の空き家のうち、約50万戸は駅から1分以内で簡易な手入れで活用できるというデータもあります。
これは今後民泊やスペース貸しが広まる中で、インバウンドを中心に大きな需要が見込める可能性を持っています。

また、物件自体は「高設備・高級」物件派と「一般機能・低価格」物件派に大きく分かれていくことが考えられます。


まとめ

価値・文化が大きく変わっていく中、
文化に合わせて不動産のあり方を変えることも必要になってきます。
既存の制度にとらわれることなく、新しい発想をもって挑戦していきましょう。

※参考
「空き家等の現状について」国土交通省http://www.mlit.go.jp/common/001172930.pdf
「<2017年度版>2030年の住宅市場~空家率の抑制に向けて、早急な仕組みづくりが必要~」https://www.nri.com/jp/event/mediaforum/2017/pdf/forum254.pdf

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