不動産業界特化のDX支援サービスを展開する、株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介、以下「いえらぶGROUP」)は、不動産会社・エンドユーザーに対して「イベント時の駐車場に関するアンケート調査」を実施しました。有効回答1,337件の調査結果を発表します。
■調査の背景
2025年には日本国内でさまざまなイベントが開催され、多くの来場者が見込まれています。特に、大規模イベント時には駐車場の需要が急増し、さまざまな課題が生じることが予想されます。
こうした状況を踏まえ、本調査ではイベント時の駐車場利用に関する実態を把握するとともに、不動産業界が直面する課題や利用者のニーズを明らかにするため、不動産会社とエンドユーザーを対象に「イベント時の駐車場に関するアンケート調査」を実施しました。
■アンケート調査サマリー
1.エンドユーザーの43.0%がイベント会場付近の駐車場を利用、リアルタイム情報と事前予約の整備が鍵に
2.イベント会場付近の駐車場を利用する際の不満は「料金の高さ」「混雑」「満車」が計6割以上
3.駐車場利用者のニーズ1位は「リアルタイムの駐車場空き情報」(24.6%)、しかし不動産会社の対策にギャップが生じる現状
1.エンドユーザーの43.0%がイベント会場付近の駐車場を利用、リアルタイム情報と事前予約の整備が鍵に
エンドユーザーに「過去にイベント会場付近の駐車場を利用したことがありますか?」と質問したところ、「利用したことがある」という回答は43.0%という結果となりました。
さらに、イベント会場付近の駐車場を利用したことがあると回答したエンドユーザー(497名)に「イベントやスポーツ観戦に車で出かける際、どのように駐車場を探していますか?」という質問をしたところ、「イベント会場の公式駐車場を利用する」と回答が26.5%で最多となり、続いて「Googleマップやカーナビで周辺の駐車場を検索する」(22.6%)、「会場周辺のコインパーキングを現地で探す」(17.6%)となっています。
この結果は、イベント時に多くのエンドユーザーが車を利用し、駐車場の確保が重要であることを示しています。イベント公式駐車場や予約サイトを利用し事前に駐車場を確保する層がいる一方で、Googleマップやカーナビで検索し現地でコインパーキングを探す層も一定数存在します。そのため、駐車場のリアルタイム情報の提供や事前予約の仕組みの整備が、今後さらに重要になると考えられます。
2.イベント会場付近の駐車場を利用する際の不満は「料金の高さ」「混雑」「満車」が計6割以上
エンドユーザーに、「駐車場を利用する際、どのような問題に直面しましたか?」という質問をしたところ「駐車料金が高かった」(27.4%)、「混雑で入出庫に時間がかかった」(26.3%)、「満車で駐車できない」(25.9%)といった課題が浮き彫りになりました。
イベント時には駐車場の需要が急増し料金が高騰することや、利用者が集中することで混雑が発生しやすいと考えられます。現状ではイベント時には駐車場の供給が十分でない可能性が高いといえます。
3.駐車場利用者のニーズ1位は「リアルタイムの駐車場空き情報」(24.6%)、しかし不動産会社の対策にギャップが生じる現状
エンドユーザーに「イベントやスポーツ観戦で車で出かける際に、目的地周辺で知りたい情報は何ですか?」という質問をしたところ、「リアルタイムの駐車場空き情報」(24.6%)が最も多く、次いで「駐車場料金や支払い方法」(21.5%)、「渋滞や交通規制の情報」(19.8%)となりました。
エンドユーザーにとってはイベント時の混雑や満車問題を避けるためのニーズが高いことがわかります。特に、駐車場の確保が難しくなるイベント時には、事前に空き状況を確認できるシステムが求められています。
一方、今回の調査で「イベント時に駐車場を貸し出している」と対象回答のあった不動産会社(14社)は、「問い合わせ対応の増加」(4社)や「無断駐車」(3社)、「違法駐車やルール違反」(3社)などの課題に直面していることが分かりました。これを受け、駐車場の監視強化(7社)や事前予約システムの導入(3社)など、管理の負担軽減と安全性向上を目的とした対策を検討しているようです。
この結果から、エンドユーザーは「リアルタイムの駐車場空き情報」や「事前予約システム」に高いニーズを持っていますが、不動産会社の対応は主に防犯強化に集中しており、駐車場の利便性向上に関する対策が不足している可能性があることが分かりました。
今後不動産会社は、リアルタイムの空き情報提供や事前予約システムの導入を推進し、エンドユーザーの利便性向上と駐車場管理の効率化を両立する施策が求められるでしょう。
■いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 コメント
今回の調査から、イベント時の駐車場における需要と供給のギャップが明らかになりました。エンドユーザーはリアルタイムの空き情報や事前予約を求める一方、不動産会社は防犯対策に重点を置いており、利便性向上への対応が遅れています。今後、駐車場管理のデジタル化を進めることで、管理負担を軽減しながら利用者の満足度を高める仕組みが必要です。
当社では、駐車場運営のDX推進を通じて、不動産会社とエンドユーザー双方にとってより利便性の高い環境づくりを支援してまいります。
■いえらぶParkingについて
いえらぶParkingとは、月極駐車場管理の基幹システムです。BPO機能では、問合せ〜解約までをいえらぶパークが対応します。利用者のニーズに沿って月極駐車場「ツキパ―」とアプリ型コインパーキング「リザパー」を自由に切り替えることができます。また、月極駐車場管理システムだけでなく、時間貸し駐車場システムをすべての管理会社に提供することが可能です。月極駐車場の空き枠活用だけでなく、時間貸し利用者の月極契約への斡旋など、さまざまなメリットを実感いただけるサービスです。
いえらぶParking:https://ielove-park.co.jp/lp/qrsign/
■調査概要
調査期間:2025年3月5日~2025年3月14日調査機関:株式会社いえらぶGROUP
調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など
有効回答:【不動産会社】180件、【エンドユーザー】1,157件
調査手法:インターネットアンケート調査
▽本リリースに関する問い合わせ
https://ielove-cloud.jp/news/entry-1086#mail
■いえらぶGROUPについて
いえらぶGROUPは、「いい家選ぶ、いえらぶ。」のミッションステートメントをもとに、誰もが安心した住まい選びができる明日をつくります。
不動産業界向けのバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」「いえらぶBB」は全国25,000社以上で利用されており、利用企業のDXを推進しています。
また、グループ各社で「家賃保証」「ライフライン取次」「駐車場運営管理」「SNS・動画」「賃貸管理業務BPO」「AI間取り」など幅広い業務支援も事業展開中。
今後も業界への利益相反の観点から、不動産取引業には参入せず、誰もが安心して利用できる、公平な不動産プラットフォームを実現していきます。
会社名:株式会社いえらぶGROUP
代表者:代表取締役 岩名泰介
設立 :2008年1月
資本金:3,825万円
所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル50階
コーポレートサイト:https://www.ielove-group.jp/
不動産事業者向けサービス紹介サイト:https://ielove-cloud.jp/
不動産ポータルサイト:https://www.ielove.co.jp/
▼本リリースに関する取材のお問い合わせについては、以下のフォームからご連絡ください
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株式会社いえらぶGROUP 広報課
担当:小玉、秋吉
TEL:03-6911-3955 / FAX:03-6911-3956
メール:pr@ielove-group.jp