導入経緯
AI-OCRによる物件登録だけでなく、幅広い機能が実装されていたからです。

キマールを導入した決め手を教えてください。
キマール導入前は、物件情報の登録をすべてExcelで行っていました。案件が滞ることもありましたし、業務量が膨大で負担が大きかったです。さらに、顧客への物件紹介も手作業でリストを整理していました。一件ずつ候補を抽出する必要があったため、数百件規模になるとこちらも大きな負担となっていました。
こうした課題を解消するためにキマールを導入しました。AI-OCRによる物件登録の効率化はもちろん、物件データベースの管理からメール配信、案件管理まで一括で行える点が非常に魅力で、導入を決める大きな理由となりました。
導入後の効果
1件30分かかっていた登録作業が1〜2分で完了するようになりました。

キマール導入後の効果を教えてください。
まず、物件登録について、1件あたり30分ほどかかっていたのが、今ではわずか1〜2分で完了し、作業時間を約95%削減できています。そして、紹介業務においても、従来の約半分〜3分の1の工数で対応できるようになりました。提案件数も10倍以上に増加しています。
また、担当者が個人で抱えていた情報が会社全体で共有されるようになり、属人化の解消につながりました。顧客からの問い合わせにも即座に提案できる体制が整い、スタッフのモチベーション向上や、業者間売買のスピードの大幅な加速にも寄与しています。
特に評価しているのは、紹介機能で誰にどの物件を提案したかまで一元管理できる点です。チーム全体で案件を漏れなく回せるようになったことが、最大の価値だと感じています。
今後の展望
既存事業を発展させて、会社全体を成長させていきたいです。
今後、いえらぶに期待することはありますか?
現状でも顧客リストや物件情報の管理は便利になっていますが、紹介業務に関してはまだ改善の余地があると思っています。特に、顧客リストのフィルタリング機能がもう少し充実すると、膨大な案件の中から効率的に提案先を絞り込めるようになります。また、ニーズ登録が限定的なため、現状では手作業でマッチング作業を行う必要があり、多少時間がかかってしまいます。
今後の展望を教えてください。
今後は、不動産関連の事業スキームをさらに多角的に展開しつつ、業者間でのスピーディーな提案体制をより一層強化していきたいと考えています。
具体的には、これまでの取り組みに加えて、複数の事業や資産を組み合わせた新しい手法にもチャレンジし、より効率的で付加価値の高い提案を可能にする体制を整えていく予定です。こうした取り組みによって、従来の枠組みにとらわれず、会社全体としての成長と、顧客へのサービス向上を同時に実現していきたいと考えています。
※2025年9月取材時点
※キマールとは https://ielove-cloud.jp/lp/kimar/
「キマール」は、不動産売買のプロ向けに開発された業務支援(DX)ツールです。新規の人脈作りや非公開物件の獲得から、物件紹介、商談成立までの一連の業務をワンストップでサポートします。
AIが物件と顧客を自動でマッチングする機能や、物件・顧客情報の一元管理、紹介メールの一括送信、物件概要書の作成機能などを搭載。情報整理や資料作成といったアナログな作業を効率化し、成約までのスピードアップと生産性向上を実現します。